精霊の舞

書きたいことが溜まっては、first in, first outにならずにfirst in, last outになっていきそうな日々です。そんなqueueを許していいんですか。1日に複数記事書いてもいいでしょうか?

航空便は、まだ届きません。来週から寒くなるような天気予報になりました。そもそも航空便にもアウトドア用とちょっとした上着しか入れていません。長袖が欲しいし、明日、また改めて都心に出るよりも今日のうちに買い物を済ませてしまおうと、超ショッピング街へと向かうべく、電車を降りました。

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そのうち船便でも洋服は届くわけだし、当面をしのげれば良いと判断してファストファッションのお店へ向かう途中、いい店を見つけました。ウィーンではこういうお店ってないのかなーって思ってたけど、見つけたのはなんと、スウェーデンのブランドでした。今日は買わなかったけれども、ここで散財してしまいそうな予感がします。

で、結局、ファストファッションにてあまり安っぽくなさそうなものを数着買って、店員さんが良さげな人だったのをいいことに、デビッドカードが機能するかどうかを確認したかったので、使い方を教えてもらいました。またイマイチな英語とドイツ語でのやり取りでした。でも、ありがとう!!って言ったら笑ってくれました。

そんな風に金曜日が終わっていくと思うでしょう?いいえ、ここをどこだと思ってるんですか。

買い物が終わって、まぁ、ここからだと歩いて帰られなくもないかーとテクテク。遠くにオペラ座が見えてきます。さらにテクテク。

え!!!!!!!!

えええええええええええ!!!!!!

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オペラ座の外に大きなスクリーンが取り付けられ、どうやらライブと思われるバレエを放映しています。周りには人だかりができています。

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ただの人だかりじゃありません。こんなにいるんですっ。地べたに座る人、寝転がる人、椅子に座ってる人、立ってる人・・・・この写真を撮っている私の後ろにも何重にも人がいるのです。

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しばらく、呆然と画面を見ていると、これはー・・・もしかしてジゼル?ジゼルじゃないか!!!!!一度しか、しかも動画でしか見たことがないから定かじゃないけど、ジゼルっぽい!!!!ベタな作品なのかもしれませんが、私は感動に震えます。美しい・・・

こう見えても(?)子供の頃は、父の影響でバレエを習っていました。と、言っても父が若い頃にやっていたのはモダンバレエで、私はクラシックの方です。私は、あまり人生に後悔はありませんが、たった2つだけ後悔していることがあります。その一つが、中学生になった時にバレエをあっさりと辞めてしまったことです。中学生からは大きな本格的な教室に行くことになり、行ってみるとそこは女の戦いの場でした。足の爪が割れるほど練習をし、周り全員が敵で、先生に褒められるために戦うのです。大好きだったのに、そんなの私が好きだったバレエじゃない〜、とあっさりと辞めてしまいました。けれども、それがむしろ、それが本当のバレエの世界だったのかもしれません。親に言って、もう少し別の教室を探して続けてみるとかすればよかったです。そのことを後悔しています。

中学で辞めてしまったので、大きな作品はほとんど知らないままです。私が踊ったのは、子供が一人で踊れる小作品と、くるみ割り人形くらいです。でも、ある日、ハッとしたのがブラームスのハンガリー舞曲。今、音楽の入ったPCは航空便の中なので、何番だったのかわからないのですが、舞曲集の中に1曲、とてもよく練習した曲がありました。

大人になり、最近ではYouTubeやらAmazon Primeやらでバレエが見られるようになり、ポツポツと見ていました。でも、生では見たことがありませんでした。だって日本では有名なバレエ団が来るとかやったらチケットが高いとか、男性バレリーナのファンクラブ的なおばさん達とか・・・。お金があるときは忙しく、暇があるときはお金がない人生でしたし。

話は戻って、ジゼル、まだ第1部のようです。これは本当にジゼルなんだろうか・・・。本当にライブ映像なんだろうか・・・。未だ半信半疑です。大きな画面に、踊り手のトゥシューズの音まで聞こえる音響。まるで本当にライブで劇場の中で見ているようです!もしも本当にこれがライブ映像で第2部も放映されるならば、トイレを我慢してでもここで観る覚悟です。だって、第2部のお化け(精霊でしたっけ?)の衣装を見たいですもん。

1部が終わると、休憩が入りました。ほう、これはライブに間違いないな、と確信します。ここで多くの人が一旦去ったので、私ももう少し真ん中に寄って床に座り込みました。20分ほどの休憩を挟んで始まった第2部。オーケストラも画面に映し出されます。ここで画面に”Giselle” の文字と、”live”の文字を確認しました。本当にジゼルだっ!!!

第2部の美しい精霊の舞い。精霊たちが交差するこのシーンにはとっても見覚えがあります。そして、この動画で途中からソロで踊っている精霊の親玉みたいな役の人は日本人ぽい顔つきです。実際に部屋に戻って確認してみると、Myrthaという役にKiyoka Hashimotoという日本人的なお名前がありました。どうやら大変有名な方のようです。主役ではないけれども、重要な役でした。美しい。本当に美しい。。

さて、クライマックスに近づきますと、再び主役2人のパ・ド・ドゥ。美しい・・・。高いリフトの瞬間は撮れなかったのですが、軽々としたリフトです。本当にタイミングが合っていると、嘘みたいに軽いんですって。やったことないから本当かどうか知らないけど。

最後まで観て、ほとんど興奮状態で走って帰宅しました。なんで興奮してたかって?めっちゃトイレ我慢してたの!!!!

 

“精霊の舞” への4件の返信

  1. 教会にふっらと入ると大オルガンの音が空から降ってきたり、大スクリーンで舞台をliveで観たり、5€で濁ワイン微発泡性をたっぷり飲んだり、29.99€でマラガとバレンシアに行けたり(垂幕そう言ってるんですよね?)、・・・・・・。目を大皿にしたウィーン探索、止まる所を知らないですね。これまで4〜5回しか、それも毎回数日間しか、滞在したことないから、ウィーンの良さをじわーっと奥深く享受したことがない。2月の訪澳でも、ついにMusikvereinの大ホールに入れなかった私としてはひがむな〜。常々狙ってるのにいつも閉まってる。長居する管理人さんには、まだまだまだまだまだ幾らでも面白いことが続きますよ、きっと。水を得た大目魚のようだぎょ。

    1. Gonneko先生、Stephansdomにくっついてたこの広告、LEVELというスペインの格安航空会社ものでした。スペイン+格安ってなんか怖いですが・・・。確かにこの金額でバレンシアに行けたら・・・うっかりとオレンジジュースを飲みに行ってしまいそうです。ところで、ぜひ、来年の今の時期あたりにでも、じっくりと1ヶ月くらいヨーロッパご滞在を計画されませんか。ウィーンを拠点にフラフラとあちこちを旅していただくなんてどうでしょう。ちょっと東の端すぎるでしょうか。電車で2-3時間でプラハ、ザルツブルク、ブタペストなどお楽しみ頂けます!で、残りの日はウィーンで芸術・音楽三昧。一緒に魚になって泳ぎまわりましょう〜。如何でしょうぎょ?

  2. 橋本さんがソリストになったときは大きく報じられましたね.同じ日本人として誇らしく思いました.海外で活躍する日本人がもっと増えたらよいと思います.
    Gonneko先生,楽友協会のコンサートではですねえ,休憩時間に飲むゼクトが最高なんです.あれをクィっとやってからのコンサート後半は至福のひとときです.小さいホールでの室内楽も良いですよ.

    1. LiLA管理人さん、やはり異国の地でこれだけの役ですもんね有名なんですね!wikipediaによると、第1ソリストに日本人として初就任したとのこと。すごーい!私も、これからウィーン国立バレエ団を目指して練習に励んで!!!・・・ってそんなアホ言ってないで仕事しろって怒られそうですね。

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