日本語でも「殻に閉じこもる」という表現をしますが、英語でも「He didn’t come out from his shell.」というようにshellという単語を使い同じように表現するようです。これが出て来たのは、Marvin Gayeのドキュメンタリーでした。(Part 7くらいまで続きます)
この動画のタイトルにもなっていて、Marvin Gayeの代表曲でもある”What’s going on”。言わずと知れた名曲ですが、私が知ったのは小学生高学年〜中学生の頃、Cyndi Lauperによるカバーでした。この曲は、私が今この場所に居る原点に近い位置にあるのではないかと思います。Cyndi Lauperにカバーされたのはアルバム発売された1986年頃だと思われますが、私がこの曲をよく聴いていた当時の世の中は、ベルリンの壁崩壊、東西ドイツ統一、ユーゴスラビア紛争、湾岸戦争、冷戦終結、ソ連崩壊、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争・・・(もっと他にもありましたっけ)と20世紀末にかけて、世紀末を感じる時代でした。
https://youtu.be/118sFs6vcSo
今、仕事でウィーンに来て、そんな時代をその地で行き抜いてきただろう人たちに出会っています。もっといろんなことを聞いてみたいけれど、まだ怖くて触りしか聞くことができません。自ら話してくれる範囲でしか、聞けません。いつか、言語の壁を超えて、もっといろんな話をいろんな国の人の視点で、話を聞きける日が来るといいなぁと思っています。
けれどもヨーロッパの人たちって、すごく前向きですね。どうして日本とアジアの国々は、今でも嫌いあっているのだろう。どうして今でもジメジメした感情を持っているんだろう。そんな話をイギリス人の友人としていて、彼もそれがとても不思議だって言っていました。
Marvin Gayeによるオリジナルの”What’s going on”は、ベトナム戦争真っ只中で、弟から戦争の話を聞いたのが作曲のモチベーションになったのだそうです。Motown全盛期の頃だったのでしょうか。しかも、この曲は、Marvin Gayeのキャリアの中では、随分後の方の曲だったんですねぇ。
https://youtu.be/XUkDALig0aI
”What’s Going On”というタイトルの意味すら怪しい中学生だった私です。歌詞に出てくる”There’s far too many of you dying”なんて表現は、中学生の私にはさっぱりわかりませんでした。ただ、中学生の私でも、唯一一箇所だけ聞き取れて意味が明らかにわかったのが、
”War is not the answer”
でした。この一言だけで、何を歌っている曲なのか把握することができました。中学生だった当時に、Cyndi Lauperの歌う”What’s Going On”がMarvin Gayeがオリジナルであるなんてことを知ることができたのは、母親のレコードコレクションのおかげかもしれません。
カバーでは、Donny Hathawayによるカバーが一番有名でしょうか。他にも、Hall & Oates他、たくさんの人に広い世代で広い年代でカバーされる名曲です。今回探していると最近(といっても5年前)Usherが、カバーしている動画がありました。さすがだけど、最後まで歌って欲しかった・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=gov1WDIgybk
私が仕事を始めたのは、世の中にe-mailというものが行き渡り始めた頃でした。e-mailの署名には、今でもいろんなことを書く人がいますが、当時はまだ神戸の復興を書いている人が多かったと記憶しています。私の署名の最後は、長い間、”War is not the answer.”でした。すーぱーしんぷるだけど、それだ!という表現で、今でも時々、思い出しています。
Father, father
We don’t need to escalate
You see, war is not the answer
For only love can conquer hate
You know we’ve got to find a way
To bring some loving here today
