ウィーンから電車でStuhleckへスキー

電車にて早朝にウィーンを発って現地入り、夕方にゲレンデを出てウィーンに戻るという日帰りスキー旅行のレポートです。

日本でも、電車でスキーには行ったことがないと思います。ほぼ100%自家用車で、一度だけ興味本位で夜行バスで行ったことがあります。さて、電車となると、荷物をどうやって持って行こうかと悩みます。

日本でしたら、エッジむき出しの板を電車で運ぶなんて非常識という認識がありますが、生で板を持って歩いているウィーンの人たちを何度か見かけました。山登る時のスタイルで良いならば、袋に入れずにザックに取り付けるだけで済みます。板のアタッチメントのついたザックなら3つあります。チケットの受け取りの際に、インフォメーションの人に聞いてみると「カバー?持ってるなら入れたらいいけど、板はそのまま座席の上の棚に載せるか荷物置き場に置けばいいよ。」とのこと。というわけで、あっさり準備は完了です。板にカバーしろと言われた時のために、大型ゴミ袋も完備です。

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結局、メットは置いて行きました。

今回、スキー場最寄り駅までの電車往復+バス往復+リフト券代がパックになったKonbiticket for Wintersportsなるものを教えていただきました。私が行ったのは、Stuhleckというウィーンから南にGrazに向かう、有名なSemmering鉄道のあたりのスキー場です。パックの価格で66ユーロでした。朝、Wien Hbf に5:40に待ち合わせて、Graz行きの電車に乗りました。平日の朝の電車、首都Wienから第二の都市のGraz行きとあってかなり混雑していました。日本でいう東京ー大阪間の東海道新幹線みたいなものでしょうか。私たちは発車15分ほど前には電車に乗っていましたが、発車間際に乗り込んでくる人々でほぼ満席となりました。

往路
4. Feb 2019
Railjet
05:58  Wien Hbf  >>>  07:28  Mürzzuschlag Bahnhof
Regional bus(Postbusという会社)
07:39  Mürzzuschlag Bahnhof (Frachtenstraße)
>>> 07:51 Spital am Semmering Stuhleckbahn Talstation

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明るくなった頃、Mürzzuschlag駅に到着。

外が明るくなったのは、到着の直前です。Semmering鉄道の有名な景色は暗闇の中で全く見ることができませんでした。Mürzzuschlag Bahnhofという駅で降りたのは数名。板を持っていたのは、私たちの他もう1組だけでした。ちなみに彼女らはスノーボードを生で持っていました。

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仰せの通り座席上に置きましたよ。

駅を出てバス停まで徒歩3分という情報でしたが、見つけたバス停は徒歩30秒。駅に近い方の反対車線のバス停に立ってたら、バスの運転手さんが「あっちあっち!」って指で指示してくれました。スキー板持ってたからわかってもらえたのかな。事前に調べておいたPostbusの時刻表では、バスは7:39発でしたが、バス停に貼ってあった時刻表は7:40でした。四捨五入?

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Postbusのバス停は、駅の反対車線。

ほんの15分ほどでバスがゲレンデ近くに到着します。あとからわかったのですが、私たちが降りたのは一つ早いバス停だったようで、そこから結構歩いてP2駐車場まで行きました。もう1区間乗って入ればP1の目の前だったようです。P1までクワッドリフトが降りてきているので、それにすぐ乗れたしそちらにも大きなチケット売り場とレンタル屋さんがありました。帰りは、ここまで送って頂いてこちらのバス停から乗車しました。

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リフトの真下が正しいバス降車場所です。

さて、前日から天気予報を見ていますと、土曜日は大雨の予報、の後の日曜日から気温降下。ライブカメラを見ていても本当に雨が降っているぽかったです。これは・・・ガリガリパターンです。カービングのないデブ板には辛い展開です。まぁ、カービング板でエッジが効いたからって滑りがすごく変わるわけでもあるまい。お昼も過ぎれば緩んでシャバってくるのではないかと諦めます。

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インターンちゃんが無事にワンセットレンタルして(パスポートが必要だったけど、相談して置いてきちゃったので私の居住許可証を出しました。レンタルにはIDが必要です。)、リフト乗り場下にあったコインロッカーに荷物を突っ込み、いざ、滑り始めます。サイズを言って靴を借りたら、板を靴と体重に合わせてビンディングを微調整してくれるという優しいサービスです。日本のゲレンデもかくあるべし。

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やはりスノーボード人口は少ないものの、意外にも結構います。日本だと5:5くらいなのが、9:1くらいですけど。居ないわけじゃないことを知り、スノーボードも持って来ればよかったと後悔です。このデブ板しか持ってきていないのです。山頂付近は低温で風も強くて極寒でしたが、ゲレンデ下部は午後から緩んできました。

事前に聞いていたものの、何よりも驚いたのが、Tバーリフト!!そんな化石のようなもの、まだあったのかーー!!!(って失礼な。)今や、私は日本では月山しか知りません。実際には、日本がおかしいんでしょうね。バブルの時期に一気にリフトに置き換わって、その遺産(場所によっては負の遺産になってどんどんリフトを閉鎖してるし)を今も使い続けているということなのでしょう。しかし日本のように毎晩どさどさ重い雪が降るようなコンディションだとTバーは向かないということもあるのかも。

さらに驚いたのはTバーのバリエーションです。Tバーを股に挟むだけでなく、Tバーに腰掛けて二人で乗ったり、Tの字の片側に一人で乗ったり、L字の棒のようなものに手で捕まったり、お尻にひっかけたりと、見たことのない仕組みがいっぱい!

さらには、上部にはなんと6人乗りリフトがありました!6人って!!しかも座椅子はソファのようなクッション入りです。なんて豪華なのだ!結構あちこちで滑っていますが、日本の索道メーカーのリフトでは、見たことがないと思います。ただし、日本のはフードは自動で開閉しますが、こちらは手動です。何を重要視するかの観点が随分と異なるようです。

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また、どうもリフトに乗るために行列から抜け出すタイミングが掴めないなと思っていて気づきました。日本のリフトと違って静かなんです。日本のリフトって、

乗り場では、

「ぴんぽーん!お進みください。」

降りる手前では、

「まもなく終点です。フードは自動で開きます。セーフティーバーを上げて、降りる準備をしてください。」

などと駅のホームと同様にあらゆるアナウンスがタイミングを補助してくれますので、乗り場でぼんやりしてても、リフトでウトウト寝ていても大丈夫。どうやら無意識のうちに、あの音声たちに飼いならされていたようで、音がないといつ行動していいのかわからない自分に驚きました。

人工雪で滑っていたので広いゲレンデでのびのび滑るのは初めてという割に、危なげない上にそれなりのスピードで滑ってくる私のウェアを着たインターンちゃん。根性あります。体力あります。結構リフトを回しましたけど、一切弱音なし。一方の私は、毎度のことですが、もうやだ、足だるい、死ぬ、座りたい、寒い、眠い、文句ばかり言いながら最後まで滑るスタイル。私のことをよく知る人は、もはや私が何を言っても「そう言いながらどうせ最後まで登るし滑る。」と無視ですが、今回は相手にしてくれる人がたくさんいました♪

みんなそれぞれのスタイルで適当に滑ってお昼食べて、夕方まで遊びました。帰路のバスは、事前の調べにて、電車に乗り継げるようにバスが設定されているようです。我々は、レンタルを返却してウェアのまま17:04のバスと17:33の電車に乗って帰りました。帰りのバスの時刻表は、事前の調査通りでした。ちなみに帰りの電車はPraha行きでしたので、乗り過ごすとそこはPrahaです。

帰路
バスは、
Spital am Semmering Stuhleckbahn Talstation
>>> Mürzzuschlag Bahnhof (Frachtenstraße)
17:04 ab >>> 17:14 an
17:12 ab >>> 17:22 an
19:09 ab >>> 19:19 an

電車は、
Mürzzuschlag Bahnhof >>> Wien Hbf
17:33 >>> 19:02
18:33 >>> 20:02
19:33 >>> 21:02
が候補でした。

1日遊んで66ユーロ。朝は早かったけれど19時にはウィーンに帰ってこられるなんて。越後湯沢からの神立とか岩原より近いんじゃないかというレベルです。それよりGala湯沢だったら駅前だけど。

で、最後の最後までMürzzuschlagが読めませんでした・・・。

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