ワクチン摂取してきた話

いくつもの意味で恐縮ですが、今日、ワクチンを摂取してきましたのでそのお話を。

オーストリアのワクチン摂取プログラムは日々、摂取対象年齢が下がっているものの、まだ対象が50代以上か、リスク(妊婦さんや持病がある人)やサービス業に当たっている人に限定されています。地域ごとに申し込みサイトがあり、事前登録をしておくと、対象者になり次第メール、SMS、電話のいずれかで連絡があることになっています。地域ごとに進捗が異なり、すでに若年層にまで展開している地域もあるようです。また、地方では、Home Doctor経由でも早く受けられるという話も聞きました。

テスト会場とワクチン会場の案内

承認されているのは、mRNAタイプのModernaとPfize/BioNTech、AdenovirusタイプのAstraZenecaとJensen(Jonson&Jonson)です。どうやら一般にはmRNAタイプが展開されていて、この国ではAstraZenecaの使用はやめるようです(人気がないから?)。

ところで、私がウィーン市のサイトに登録したのはずっと前。このサイトができた直後です。ウィーン市は一番人口が多いので、40代でリスクカテゴリでもない私には、当然のことながらなーんの連絡もありませんでした。一方、職場のプログラムで、オーストリアのプログラムと同じ会場で 5月31日からJensen(Jonson&Jonson)なら受けられますよ、ということになりました。もしもmRNAタイプを希望する場合は、オーストリアのプログラムを待つことになります。受けるも受けないも、どちらを受けるかも、すべて個人の選択に委ねられております。当然ですが。

AdenovirusタイプのAstraZenecaとJensen(Jonson&Jonson)は、どちらも10代から40代の女性限定で血栓の報告があるそうです。Jensen(Jonson&Jonson)の有効性(66.9%、mRNAタイプはもっと高い)はどうなのか、というのもありました。mRNAの方が安全かとも思いましたが、血栓が起こる確率的よりは交通事故で死ぬ可能性の方が高いわけです。私の場合はさらに、自転車で高速走行中に転んで死ぬ確率、山で遭難して死ぬ確率、スキー事故で死ぬ確率、不摂生で死ぬ確率、etcを累計する方がずっと高そうです。それにいずれにしても所詮は素人判断でしかありません。そんなわけで、職場のプログラムに乗ってみることにしました。

しかし私には罹患経験があります。既罹患者が受けて良いのか(抗体検査によるとすでに抗体を持っている)、他の人の機会を奪わないのか、あれこれ職場の診療所に相談しました。職場の診療所曰く(1)抗体検査で抗体を持っていても十分な量であるのかは未だ科学的に不明確である(2)ワクチンを受けることで抗体量がBoostされる(3)このプログラムでは十分な量のワクチンが確保されているので他の人の機会を奪うことにはならない(4)他の変異種への安全性が高まる可能性がある(そして他の人にうつさないことにもなる)(5)一度罹患している人は摂取後の副作用が少ない模様なので、(6:結論)摂取を強く推奨する、とのことで、予約。

会場への道

当日は、ニュースで見た通り、ノースリーブのシャツを着用してジャケットを脱げばOKにしていきました。

会場は、テレビで見るものそのもの。大雑把に、

  1. 書類チェック
  2. もういちど書類チェックと、ワクチンカードの確認とワクチンのシール貼り
  3. ドクターの問診(といっても立ち話)
  4. 摂取
  5. 15分座って待機

(1)書類チェック
(2)もう一度書類チェックとワクチンカードチェック
(3)ドクターの問診
    といっても立ち話で”質問ある?

で、非常にスムーズでした。会場の案内はドイツ語でしたが、右いけ、左いけ、ブースの番号など聞き取れる範囲でしたので、私でも大丈夫でした。あと私を見て「英語?ドイツ語?」と聞いてくれる人もいました。

ワクチンカードは、持っていなければその場で発行してもらえるそうです。私は職場で先に貰っておきました。例えばマダニが媒介する感染症のワクチンの摂取でも同じようなものが発行されるのですが、中に、ワクチンのバーコードやLOTの情報などが含まれます。

Yellow book(let)と呼ばれるものは、受けたワクチンを管理できる冊子で、日本のお薬手帳のワクチン版的なものでしょうか。光の加減で色がバラバラに見えますが、全て同じものです。

これが将来的にEU内でのGreen Pass(?)というデジタル証明書に転換されるようですが、それまではこれが原本として重要となります。

摂取した感想なんですが、誰もが「痛くなかった」という中、私はなぜかいつものように違う経験をしてしまいます。めっちゃ痛かったです・・・。針が刺さる箇所がではなく、針が刺さったのはわからないくらいでしたが、液が入った奥の方がじーーーーんと痛い。うーーーわ!なにこれ!!!いたたたた・・・。という感じで、摂取してくれた人を離れて15分待機場所へ移動しました。

待機場所にて、冷静になって摂取した場所をモミモミしてみると一瞬で痛みは引きました。どうやら液が入った場所がたまたま神経に近かったか何かのようです。それから、CDCによると、Janssenのワクチンの場合、液量がPfizer-BioNTech よりも多いようですので、それもあったのかもしれません。

Dosage: 0.3 mL Pfizer-BioNTech
Dosage: 0.5 mL Moderna
Dosage: 0.5 mL Janssen (Johnson & Johnson)

摂取してから6時間が経過しました。今のところ何も副作用的な症状はありません。摂取会場でのドクターとの問診によると「あなたは一度罹患しているようなので、発熱などの副作用は出ないでしょう。だから心配しないで。」とのこと。”発熱などの副作用”に血栓が含まれるのかはわかりません。(聞けばよかった。)

超レアなケースで、血栓ができて死ぬとしたら、平均値は摂取後9日あたり。

部屋の掃除しておこう・・・。

というわけで、いくつもの意味で恐縮ですが、ワクチン摂取してきました、というお話でした。

それにしてもどれくらい抗体が続くのかすらもまだ不明確な中でどんどんと進んでいくのも、何か不思議ですね。

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