一時帰国Day2: フェヤーモントホテル

一時帰国Day1は、到着後から深夜2時過ぎまで飲んでいたので、Day2の午後になって皇居に向かって歩き出しました。

千鳥ヶ淵というかもう九段下になるのでしょうか。昔、そこにフェヤーモントホテル(Fairmont Hotel)というホテルがありました。

そこを題材にしたこんな歌詞の曲があります。

窓際では老夫婦が
膨らみだした蕾をながめてる
薄着の射す枯木立が
桜並木であるのを誰もが忘れていても
何も云わず やがて花は咲き誇り
叶わぬ想いを散らし 季節はゆく

二度と来ない人のことを
ずっと待ってる気がするティールーム
水路に散る桜を見に
さびれたこのホテルまで

経る時 松任谷由実
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エセ’オクトーバーフェスト – Oktoberfest in Wien (Kaiser Wiesn in Wien)

オクトバーフェストのメッカ、ミュンヘンの歴史あるオクトーバーフェストに比べるとかなりの小規模&歴史薄の”エセ”ではありますが、2011年ごろからウィーンでもオクトーバーフェストが開催されています。2020年からコロナでキャンセルされ、2022年からイベンターを変えて名前も変わって開催されています。私はコロナ前の2019年に一度だけ雨の中閑散とした日にフラッと迷い込んだことがある程度で本格的に参加したことはありませんでした。

というわけで今回、Kaiser Wiesnに初めての本格参加レポート!

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ウィーンでレコード店巡り。

むかーーーーしむかーーーーしは12-inch(レコード)も持っていたのですが、随分と前に売り払ってしまいました。さらに、ウィーンに引っ越してくる時には少し残していたCDすらも全て売り払ってしまいました。それでもまあまあオンラインで買ったりして音楽を楽しめていたのも最初の1年くらい。今はもう音楽を聴くのは車で長距離走る時や職場で集中したい時くらいになりました。音楽って聴けなくなるんですよ。音楽が聴けるというのは、健康である証拠です。

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27 Club

ここ1ヶ月ほど、全然、外出していないもんで、久しぶりに聴き始めた音楽についてなど。

27 Clubってご存知ですか。

それは、

著名なミュージシャンが、27歳で死ぬクラブ

です。なぜか著名なミュージシャンが27歳で亡くなるという理論です。そこに名を連ねる有名どころは、Brian Jonesthe Rolling Stonesのリーダー)、Jimi Hendrix(ギタリストとしか認識してない)、Janis Joplin(すごい生涯を駆け抜けた私の憧れの人)、Jim Morrison(Doorsのボーカル)。(みんな名前に何かしらJがついてる!)このあたりが立て続けだったことから通説になったのでは?と思われます。

それが比較的近年に「やっぱり!!」と話題になった(?)のは、Janis Joplinのように薬物/アルコールの過剰接種が死因と言われているAmy Winehouse(リズムの取り方とか白人でSoul/Bluesを歌い複雑な過去とか声とか私的には現代風にしたJanis Joplinかと思いました)が亡くなった時ではないでしょうか。(しらんけど。)

そもそも亡くなった後にしか入れないクラブって。

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R.I.P. Marie Fredriksson

キャリアを追求する日本人女性には、ロールモデルが存在しません。

私にも、私の同年代働く女性友人達にも。

私には、一人、全く別の世界に生きた憧れの女性がいました。1980sに一世を風靡した(?子供だったので実際のことは知らない)スウェーデンのDuo、RoxetteのボーカルのMarie Fredrikssonです。

Roxette - Look Sharp! | リリース、レビュー、クレジット | Discogs
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RAINBOW RAINBOW

フラスコ握るサイエンティスト
闇に投げつけて
飛び散るガラス七色
Winkin’アインシュタイン

アパートを出た途端、「服装間違えたかな・・・」と思う寒さの中、50 kmほど自転車で走ってきました。すっかり気温が下がって10度前後です。

でもPatagoniaの高級(?)ジャケットを着ていたしシェルジャケットもバッグに入れてあるし、まあ走り始めれば暖かくなるだろう、と思ったのが間違いでした・・・。

寒々しい空です。

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悲しい曲の何が悲しいのか

ずっと抱いていた疑問をそのままタイトルにした「悲しい曲の何が悲しいのか」という本を読みました。結論から言うと、何も解決しませんでした。

私は、かなり以前からiTunesで音楽をmp3で管理しています。だいたい2万曲近く、150 GBほどの音楽を保持しています。海外引っ越しにあたり、CDは全て捨てて(Bookoffに売って)全てをMP3化してきました。以後、購入もオンラインでMP3にしています。

そして、できる限りですが、パソコンが変わっても再生回数を保存しています。昔はCDで聴いていたり、iTunes登場以前かによく聴いていたり、iTunes語にもマシン移動で何度か失ったりしているものの、だいたい好きな曲と再生回数は比例関係にあると思われます。上位は286回再生。狂ったように聴いていた時期があった曲が上位を占めていますが、再生回数が100を超える曲が50曲ほどあり、再生回数が50−99回が250曲ほど。

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Marie Fredriksson

結構な頻度で好きなアーティストが若くして死にます。

先日、RoxetteのMarie Fredrikssonが亡くなりました。Roxetteはスウェーデン出身のボーカルのMarie FredrikssonとギターのPer GessleによるDuoで、私が好んで聴いた数少ないある種のロックバンドでした。中学生の頃が、ちょうど世界的に有名になった数年後でした。その後、Marie Fredrikssonのスウェーデン語でのソロ活動も好んで聴きました。

そして大人になって働き始めて数年が経った頃、何かの記事でMarie Fredrikssonが脳腫瘍を患っていることを知りました。時、同じくして、従兄弟が脳腫瘍で亡くなったことから、Marieもきっともうダメなんだろうと、ニュースを追いかけることもしなくなりました。

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Summer Madnessな買い物

 

ウィーンに戻ると、2週間前に出発した時とは変わって、季節はすっかり夏になっていました。しかし、先週までは気温が9度の日もあったそうで、今年は春がなかったたのだそうです。急いで夏支度。いろいろと買わなければならないものがあります。

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まず、日本から買ってきた麦茶パックで麦茶を作ろうとして気付いたのが、東京で使っていた冷蔵庫で麦茶を作りおいておくプラ製ポットを捨ててきてしまったこと。手頃なものを探してみるも、フルーツやハーブテイストの水を作っておくようなおしゃれなものしか見つかりません。これはこれで可愛いのですが、冷蔵庫に常時入れておくには邪魔すぎます。 “Summer Madnessな買い物” の続きを読む

コンプリートしたい何か

 

ウィーンの星集めが終わってしまい(→専用ページまで作ったのに!)、次に集めるものを考えています。星の代わりに、音楽家のお墓というのも考えましたが、一人で墓場をウロウロするのもちょっと・・・。

やりやすいのは、教会です。数も種類も豊富で、やりがいあること間違いなし。先日、教会に入るとこんな冊子が置いてありました。5/24、夜遅くまでウィーン中の教会でイベントがあるようで、ほぼウィーン中の教会が地図とともにリストアップされています。これに沿って歩き回ればウィーンの教会をコンプリートするのも無理ではなさそうです。(暇か!というツッコミは置いといて。)

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蛾天使

 

堕天使とは、主なる神の被造物でありながら、高慢や嫉妬がために神に反逆し、罰せられて天界を追放された天使、自由意志をもって堕落し、神から離反した天使である。(出展:wikipedia

朽ちる、散る、堕ちる。

先日、ウィーンで古楽器の博物館に行ってまいりました。専門家のお二人の講釈を伺いながら、年代順に並んだ古楽器が徐々に進化していく過程を見るのはとても楽しかったです。ある段階でほぼ完成した形になって以後、現代とはさほど違いがなくなってきます。どれも吹けば、叩けば、鍵盤を押せば、回せば、何らか音が出るだろう感じなのはわかるのですが、それぞれ異なる仕組みが採用されては淘汰され、音が良く強いものだけが生き残るという、生存競争さながらです。

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ウィーンの星

ウィーンの星といえば、これ。

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人混みの中、楽友協会の近く、地下道、あらゆるところに点在しています。溢れたジュースをかけられたり、ガムをくっつけられたり、有名人は大変です。超有名な人なのに寂しい地下道にあることもあって、場所、番号の法則・規則性もよくわかりません。 “ウィーンの星” の続きを読む

チェレスタの出番はいかほどだったのか

子供の頃から、予習と復習を最大の苦手事項とし、ただ気の向くままに生きて参りました。コンサートに行くとなると、事前に音楽を聴いて楽しいところを予習しておくと、より楽しめるというのは、クラシック、ロック、ポッポス・・・ジャンルを問わず広く共通します。しかし、予習が苦手な私は、よほど一発で気に入らいない限り、予習はそこそこに聴きに行って生で聴いてから、とても気に入るというパターンが多いです。今日のプログラムがまさにそれでした。

コンサートを何ヶ月も前から計画して待ち構えていることもほとんどありません。ネットで流れてきた情報や街にある広告を見て「おや?」と思って当日券や直前の切符購入で行きます。今回は、3週間前に街角に貼られたポスターを見て、広告を貼るくらいだからさてはまだチケットがあるんだな〜と思い、帰宅してサイトを開いてみると、前過ぎず後ろすぎない超ど真ん中が、1席だけぽかんと空いていました。脇とか2階席も開いていましたが、迷わずここを選択。実際に着席した時の風景を並べてみました。 “チェレスタの出番はいかほどだったのか” の続きを読む

Summertime and the livin’ is easy

日本が来年の東京オリンピックは暑すぎて競技ができないと困るからサマータイムを導入しようとかおかしなことをいっていた頃、ちょうど欧州ではサマータイム廃止の機運が高まっていました。そういえば、あれはどうなったのかな?と思って今日、調べてみました。 “Summertime and the livin’ is easy” の続きを読む

Nina SimoneとAntony & The Johnsons

先日、長年抱いていたモヤモヤがとけました。

もう10年近く前になるでしょうか。まだ性転換する前のAntonyによるAntony and The Johnsons。今はshe/herとされますが、当時は音楽だけを聴いていると本当に性別がどちらなのかわからなかったです。結局のところ性別などどうでも良かったのですが・・・。

惹かれたのは、どこかで聴いたことがあるような中性的なハスキーよりも少し外れた声とピアノの音。音のdejavu。でもそれが何だったのか、ずっとわかりませんでした。特に”The Lake”の方です。

 

あれから10年も経ちました。ウィーンに来てから、何気なくYoutubeを流しっぱなしにしていることが増えました。そんなある日、手が止まりました。

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Nkosi Sikelel’ iAfrika

 

子供の頃、くる日もくる日も大量のレコードを異国の音楽を異国のものとも知らず勝手に聴いていました。ピアノの練習はせず、ピアノの横にあるスピーカーの横にずっと座ってレコードをガサガサしていました。子供だから、どこから出したレコードかわからなくなっちゃうんですよね。それで、どんどん組み合わせがめちゃくちゃになっていって、ジャケットの絵は覚えてるけど、聴きたいのはこれじゃない・・・。またレコード全部出して、片っ端から聴いてみるしかないのです。一人っ子だから暇でしたし。

日本語もおぼつかない子供の頃って、英語なんて知らないし聴いたまま歌っちゃいますよね。語感をそのまま覚えていて、大人になってよく考えて歌詞を書き出してみると、くだらねー歌だな!!ってことも多いですよね。

しかし、中でも苦戦したのがJanis JoplinのMove Over。これだけは、今でも語感を頼りにしても100%は歌詞が書き出せない曲です。確か、B面の真ん中へんにMercedes Benzが入ってたんですが、曲の先頭位置に正確に針を落とすことができたのを覚えています。

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Rusty Shipの世界

気分転換に、昨日書いた記事をもっと遡って雪との縁の始まりを書こうと思って、ちょうど引っ越してきたばかりで普段は押入れの奥にあるような古い写真がリビングに転がってる段ボールから簡単に取り出せるので、ごそごそしてみました。

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17日を過ぎたら17歳で17分

 

11月12日までだった原稿の期限が、17日までに延長されましたというメールを受領しました。それでも筆は進まず、やってきてしまった17日土曜日の夜、共著の方に確認していただくには到底間に合いません。とうとう会議の主催者の方に「申し訳ありません。間に合わないので、20日月曜日に提出させてください。」とメールをしました。

月曜日。

No problem with the delay. As you know, the deadline has been extended up to the 17th of December, 2018.

椅子から落ちました。どうしようどうしようどうしよう・・・。(怒られる絶対怒られるいろんな意味で怒られる絶対やばい)走って逃げて穴に潜ってそのまま冬眠したい。そう思いました。

しかし、とたんに気が大きくなってしまうのが私の悪いところです。(人に迷惑をかけたことも忘れて!)行ってる場合じゃないだろうと思っていたことが、心の中で膨らんでいきます。そうそうあるチャンスじゃないでしょう?行っちゃえば?心の中に棲みつく17歳の私が無邪気に大声で誘います。

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リストさん

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深夜のまつ毛

こちらが、お散歩中にみつけたというMusikvereinのポスターです。いや、これ自体はあちこちに貼ってあるのですが、心の余裕がなくてしっかりとは目に入っていなかったようです。アパート探しをなかば諦め(?)、心に余裕ができたのか、目にとまりました。

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その後のストーリーは、おいておいて、、そのまま夜の街を家に向かってテクテク歩き進んで行きますと、PhDの看板が。

まさかのIvy LeagueのPhDホルダーしか入ることができないようなエリートクラブなのか?!と思って慌てて(?)近寄ってみると、多分、美容室でした。

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War is not the answer

日本語でも「殻に閉じこもる」という表現をしますが、英語でも「He didn’t come out from his shell.」というようにshellという単語を使い同じように表現するようです。これが出て来たのは、Marvin Gayeのドキュメンタリーでした。(Part 7くらいまで続きます)

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