ウィーンでのアパート探し

 

ウィーンでのアパート探しについて、私は大変苦労しましたので、その結果得られた情報をまとめておきたいと思います。私は単身者で、ご家族連れの場合は、さらにインターナショナルスクールやローカルスクールへの通学など考慮するとかなり限られるのかと思います。

基本的な仕組み

基本的な不動産契約の仕組みは、日本とほとんど変わりません。大家がいて、仲介業者がいて、借主がいます。敷金(deposit)は大家に、仲介手数料(comission)は仲介業者に支払います。契約書の条項に注意が必要なことも日本と同様です。

  1. 仲介業者を経由して物件を探して内見する
    日本と異なるのは、物件の内見前にも大家さんの個人情報を保護する目的の誓約書のようなものを求められます。(求められないケースもありました。)
  2. 物件に申し込む
    申し込みはbinding offerというもので、この時点で、就労の契約書、収入証明(給与明細でOK)、パスポートのコピーなどを提供します。binding offerを行うと、その物件は、審査が終了するまで(1週間程度)他の人からブロックされます。不動産の契約書は、この時点で見れることも見れないこともありました。できる限り、早めに契約書を手に入れることが重要です。
  3. 契約書をチェックする
  4. 確定する–>契約

選択肢1:VIC Housing Serviceを利用する(IAEA採用者のみ?)

IAEA採用者のみかもしれませんが、採用が決定すると、アパートを探すサイトにアカウントが作成され、URLともに提供されます。そのサイトにある物件は基本的にComission(不動産斡旋業者の手数料)がかからず、また、大家さんも基本的にはIAEAが提供する契約書のフォーマットに従ってくれるようです。契約書に関しては、非常にトラブルが多いのでこのベネフィットは、Comissionを払わないことよりも大きい気がします・・・。

選択肢2: 自分で探す

ウィーンはドイツの都市や北欧などと比べて物件は豊富にあります。

有名なサイトをいくつか紹介しておきます。

ドイツ語でのサイトの賃貸物件情報

情報はドイツ語ですがGoogle Chromeなどの翻訳機能を使用すれば結構見られます。ただし、正確な位置は公開していないことが多いので、自分でストリートビューで場所を探索してみるなど相当な工夫が必要です。また日本のサイトと同様に、複数の仲介業者が同じ物件を出していたりします。

https://www.willhaben.at/iad/immobilien/gewerbeimmobilien-mieten/wien/
https://www.wohnnet.at/immobilien/mietwohnungen/wien/?zimmer=2-max

英語でも情報を提供している仲介業者

契約書は大家に依存するため、英語にしてくれるかどうかは大家さん次第ですが、仲介業者さんとのやりとりは英語ですみます。

https://www.homefinding.at/
https://housing.justlanded.com/en/Austria_Vienna

土地勘がない場合

ウィーンに土地勘がない場合、初めは探すのが大変かもしれません。なぜなら、路線から検索することができず、必ず検索の最小単位が区なのです。同じ区内でも、路線が違ったり治安がよかったり悪かったりするのに、なぜか路線や駅、駅から徒歩x分などの検索条件をどこも提供していません。残念ながらあきらめましょう。(こちらの記事も参考にしてください)

私はドナウ川の向こう側、すなわち、20-22区は対象外でしたのでそちらの状況はわかりませんが、一般に、近年どんどん開発されているので若い方向け新築アパートなどが結構あるようです。池や林など自然も多くて、選択肢としてありかと思います。

以下は私が大変した範囲ですが、場所選定のご参考にしてください。

    • U4のKettenbrukengasseもしくはPilgramgasseより東(6、5、4、3区の1区に近い側)
    • U4の終点Heiligenstadtから山側は芦屋とか夙川とか成城とか世田谷区的という感じだが、トラムかバスになる
    • U3のNeubaugasseもしくはより東(7、6区の1区に近い側)、南側はKardinal-Nagl-platzまで
    • U1のTaubstummengasse周辺は大丈夫
    • その他U2のKarlsplatsからSchottenringの駅までの6,7,8,9区
    • 3区のWien Mitte、Stadpark周辺、南に行くほど良くない
    • U6沿線はできるだけ対象外
    • トラムを使用する場合は、朝の混雑による遅延を要確認
    • 2区のPrater近辺は基本的に夜の酔っ払いに注意(近年、酔っ払いが追い払われて半径1kmに散らばったとの噂)
    • 夜の雰囲気を要確認(下にバーが入っているアパートなどは、夏季は遅くまでざわつく可能性あり)

区でまとめると以下のような感じです。

郵便番号 区の名前
1区 1010 Innere Stadt 都会が好きな人には良い。観光客が多い、夜までうるさい、高い、治安はどこも悪くはない。年末年始などは大騒ぎを覚悟のこと。
2区 1020 Leopoldstadt 縦長。南側はほとんど公園(Prater)。電車路線があまりない。北側のAugarten周辺はいい感じ。北に行きすぎU6に近くと雰囲気が変わるのでU2に囲まれた内側が良い。U2Schottenring、Taborstrasse、U1のNestroyplatzあたりは良い(ユダヤ人街でもある)。
3区 1030 Landstraße 縦長、電車はU3がメインだがKardinal-Nagl-Platzより南はあまり雰囲気が良くない。男性なら問題ないかも。
4区 1040 Wieden こちらも電車はU1がメイン。Hauptbahnhof周辺は再開発で新しい物件もあり。日本人も多いとのこと。駅としては便利。VICへの通勤も1本なので便利。キホ的に問題なさそう。
5区 1050 Margareten Pilgramgasseを西端としてそれより東側はOK。U6に近くと雰囲気が変わります。U4から離れるとバス、トラム乗り継ぎが必要。
6区 1060 Mariahilf 横長。5区と同様に、Pilgramgasseを西端としてそれより東側はOK。U6に近くと雰囲気が変わる。U3とU4が両方使えたり、Naschmarktがあったりと買い物などには便利な地域。ある大学がインターンシップ生を送り込むアパートあり
7区 1070 Neubau 横長。U2やU3の駅から離れるとトラムがメインに。U6に近づかなければ良い雰囲気。お店多くおしゃれな雰囲気の街。
8区 1080 Josefstadt 7区と同様。あまりよく知りません。
9区 1090 Alsergrund あまり知りませんが、大きな区で同様にU6路線に近くと雰囲気が変わります。大きな病院があります。Shottentorに出るトラム沿線は問題なし。
10区 1100 Favoriten しらないエリア
11区 1110 Simmering しらないエリア
12区 1120 Meidling しらないエリアですが、シェーンブルの周りだけは良い雰囲気だったと記憶しています。
13区 1130 Hietzing しらないエリアですが、悪くないのではないかと思います。
14区 1140 Penzing しらないエリア
15区 1150 Rudolfsheim-Fünfhaus しらないエリア
16区 1160 Ottakring しらないエリア
17区 1170 Hernals しらないエリア
18区 1180 Währing しらないエリア
19区 1190 Döbling S-BahnもしくはU4の終点駅からバスなどで電車の便はそうでもないが川沿いの道から車でのアクセスは良好。世田谷区的。(世田谷区の姉妹都市でSetagaya-Parkがあります。)
20区 1200 Brigittenau しらないエリア
21区 1210 Floridsdorf しらないエリア
22区 1220 Donaustadt VICがある。VICからバスで数駅のエリアなどは居住者も多く便利とのこと。
23区 1230 Liesing しらないエリア

以上、ご参考になればと思います。

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