リモネン

年末だし、一年を振り返り、今年を総括し、来年の目標を述べると思うでしょう?いいえ、水垢の話をします。

ヨーロッパの水は、ミネラル(MgやCaなどのMetal ions)が多く含まれた硬水です。これまで、週1回のお掃除サービス付きアパートにいましたので、全く掃除をしなくてよかったんですが、引っ越してきてその脅威に気づきました。引っ越し後の数日したある日、お風呂場のお風呂脇にあるガラス(写真右側)が真っ白になっていることに気づきました。

大変だ〜〜〜!!!

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とにかくこまめに掃除をするしかなさそうです。洗剤は、基本的にドイツ語で書かれていますので、イメージで選ぶほかありません。まぁ、最初だから色々試してみようと値段も見ずに適当に一つ選んで買ってきました。

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あれだけ真っ白になっていたら、もう取れないかも・・・。そう思ったのですが、この洗剤をしゅっしゅっ・・・。さーーーーっとガラスに付いていた石灰というか白い水垢が無くなった・・・。ゴシゴシしなくても、スポンジ越しにさわり心地を感じるような水垢がひと擦りでサッとなくなっていきます。なんだお前!!!

 

キッチンのシンクです。この写真を撮りたくて数日掃除を我慢しました。これで放置3日ほどです。

ここにしゅっしゅっ・・・。

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洗い流した直後は、結構綺麗に見えますが、たいていは、乾燥してから水垢が目立ってきます。東京でも悩みのタネでした。そして、この洗剤で軽く洗ったあとの乾燥後です。うーーん。かなり綺麗に取れます。なんだこれは。

酢か何かか強い酸でも入っているのかと、成分を調べてみたのですが、特段、変わったものが入っているようには思いません。ドイツ語でしたが、界面活性剤のほかに、Limonene香料、そしてBenzisothiazolinoneという化合物です。

最後に書いてあるものが気になってしまいます。Benzisothiazolinoneは、洗剤などに含まれる殺菌剤のようですが、MSDSなど日本語の情報があまりないので、日本ではそんなに使われていないのかもです。このBenzisothiazolinoneという化合物のベンゼン環がない部分であるIsothiazolinoneも抗殺菌剤などに使われるようです。比較的新しい化合物のようで、2012年にEUで調査された報告書によると0.01% in cosmetic productsは問題ないと書かれています。たいていの場合、含有量までは書いていないので消費者にはわからないのが問題です。

ここで、Biocideという聞きなれない単語に出会いました。wikipediaにも日本語がありませんが、ヨーロッパとアメリカで若干定義が違うようですが、農薬や殺菌剤などの毒性のある化合物を示す法規制で使用される用語のようです。私には、中国語のwikipediaのほうが頭に入ってくるのが謎です。そもそも、ケトンだしチアゾールだしイオンを溶かすものではなさそうに思うのですが、よくわかりません。何がこんなに水垢を溶かしてくれてるの?

そこで、一歩戻って、Limoneneです。柑橘系の皮から精製される自然に優しいオレンジ洗剤ってやつの成分です。発泡スチロールをめっちゃ溶かすので有名です。日本語の「リモネン」で検索してみると、なんと高津高校(大阪の府立高校ですw)の部活のレポートが出てきました。笑 さすが高津。油汚れは落とすので食器用洗剤には良いのでしょうが(使ったことあるけど、やっぱり市販の普通の洗剤ほうがよく落ちます)、やはり金属イオン(水垢)をよく溶かすとは思えません。教えて!化学メーカーの人!!どこかのスーパーのオレンジジュース製造機(ヨーロッパにはよくある)の絞りカスを貰ってきて、自分でLimoneneを抽出して水垢溶解実験しなければならないのでしょうか。(オイルだけでも売ってますけど、やりたい・・・。)

そして、我に返ります。どうしてこんなどうでもいいことばかり気になってしまうのでしょうか。そして、図書館に行って調べたりしはじめて、掃除そのものはどうでもよくなってしまうのです。そして、親に怒られるのです。「掃除しなさい!!!」

やだもんねー。

 

 

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