この街に立ち並ぶ美しい建物たち。以前にブラタモリでパリ版が放送されたとき、近くの採石場から石を切り出してきて同じ石を使っているので建物の外観(色、質感)が統一されているという話がありました。教会や遺跡なんかを見ると、まあウィーンもそういう感じで全部の建物が石造りなんだろうなーとずっと思っていました。しかし、ふと疑問に思うこともありました。そして、うすうす感じていた疑問が、確信に変わりました。
外壁の一部が壊れている建物が結構あります。すると目に入るのがこのような光景です。
さらにこちらは、工事現場や、外壁がもっと派手に壊れている建物です。
よく目にするのです。このようなレンガを。それからKeller(地下倉庫)でも見かけます。それから戦後すぐのウィーンで撮影された「第三の男」にチラッと崩れたレンガの山のようなものも映ったと記憶しています。
そうだったのか・・・
やっぱりそうだったのか・・・
君たち、レンガ造りだったのか。
そう、ウィーンの(結構な数の)建物たちは、レンガを基礎にして、レンガの外側に美しい装飾を纏っていたわけです。こちらのウィーン市庁舎は、なんと、
市庁舎は1872年から1883年に建てられ、記録的なデータを残しています。約3000万個のレンガと4万立方メートル以上の自然石が建設に用いられました。(wien.infoより)
なんとまあ。どうりで切り出してきた石を運んでるトラックとかを見ないわけです。どうりでレンガが積み上がってる工事現場があるわけです。知らなかったです。というか現実を認めたくなかったです。ヨーロッパの建物は全て石を切り出してきて積み上げているという夢を失いたくなかった。信じていたかった・・・。
これがレンガの塊だという目で見ると、何か違ったものに見えてきます。一方、教会やオペラ座など本格的に石造りのものもあるので、鑑識眼が求められます。

