正しい食べ物 (初Bärlauchハンティング)

三月の中頃からすでに顔を出していた野草、行者ニンニク。四月の初め、まだ山頂部には少し雪が残るウィーンから離れた少し高めの山でも、たくさん茂っていました。

日本では、山菜のシーズンは山の帰りに道の駅とか無人販売所で山菜を買っていて、自分で採ったことがありませんでした。(国有林とか私有林とか日本はややこしいいし。)特に日本での行者ニンニクは、同じユリ科で強毒アルカロイドの似ている植物があるので毎年中毒事故があり、ビビリの私は、こちらでもスーパーで購入していました。

しかし見慣れてくると間違いようがないニンニクの香りと形状、欧州人が「こっちにはそんな似てる植物ないから大丈夫」とも言うし、斜面一面に覆い茂るその様子を見て、ちょっと採取してみようかなぁと、心が動きました。とはいえ、ちょっと似てるシダ科っぽい葉もあるんですけどね。

そして、行動食を入れていたジップロックに少しだけ摘んで帰ってきてみました。一枚ずつ匂いを嗅いで、少量ずつ恐る恐る食べること、数日。

死ななかった・・・。

どうやら正しい食べ物を食べたらしい。

慣れると大胆になっていくのが人の性。今度はウィーン近郊の山です。こちらも、森の中が見渡す限りの行者ニンニク畑。ドイツ名Bärlauchという植物。クマが冬眠から目覚めると食べるからと言うけど、クマいないけど。

ザックの中が臭くなるから、収穫は帰りにしよう、と山頂に向かいます。

山頂に休業中の山小屋があり、そこでしばし休憩していました。すると、建物の横に子猫達。5匹はいました。山小屋の人が定期的に来てご飯をあげているのか、健康状態は良さそうです。人馴れしていないのですぐに逃げてしまいます。建物の裏には母猫らしきサビと、父猫らしき茶トラもいました。

さて、下山。今度は確信を持って、美味しそうな綺麗な葉を選ぶ余裕もあります。持ってきていたジップロック2つ分に草を詰めました。

まだ死んでいません。

あるいは箱を開けたら死ぬのかも。

“正しい食べ物 (初Bärlauchハンティング)” への6件の返信

  1. 先日、茶色トラ柄の猫をさして英語でGinger、Gingerと言う人がいて、それ、初めて知りました。でも最後右上写真みたいな茶色なら、トラ柄じゃなくてもGingerと呼ぶのかな〜。今度聞いとこ。

    1. gonneko先生、Gingerは多分、茶トラ猫の手の色と形が生姜に似てるんだと思います。私は猫の毛色を決める遺伝子の話で茶トラを赤色と表現することを知ったのですが、こちらの人も茶トラを「赤い猫」と言います。

      1. Concerning the lack of covid-19 vaccine, I can not understand why EU is so reluctant to send it to Japan, to my regret. In Japan there is only a small ability of making it domestically , develped to my regret as a Japanese citizn. I am not sure it is a failure of our government or our message is too weak reaching you.

        1. Gonneko先生、Even the vaccine rollouts in EU states have just started and there are still so may conflicts among EU countries. For instance, some of eastern European countires got much more doses due to the high number of infections, whilst Austria couldn’t get the amount that they asked to EC. So Austria even considers to use Sputnik. The EU was accused, primarily by the UK and the World Health Organization (WHO), of so-called vaccine nationalism after it introduced export controls on jabs. I am not sure about the Japanese situation, but what is sure is that we are in the “vaccination war”.

  2. こんにちは。
    森で食用に野草を採取したという記事を読み、気になったのでコメントさせていただきます。
    私は現在ドイツ中部に住んでおります。以前、ドイツ人の夫に、森などで採取した野草には、そこに生息するキツネや狸など野生動物の糞尿に混入したエキノコックスの卵胞がついている危険性があり、その取り扱いには十分な注意を払う必要があるという注意を受けたことがあります。エキノコックス症の潜伏期間は10年前後で、重篤な肝機能障害を引き起し、肺や脳までその寄生範囲を広げる危険性もあるとのことです。口になさる前に、適切な調理方法についてインターネットなどで事前に確認したほうが良いかもしれません。

    もしこの件について既にご存知でしたら、どうぞご容赦ください。

    1. schilfrohrxxさん、ものすごく重要な情報ありがとうございます。全く知りませんでした。オーストリアに狐や狸がいるかもよく知らないのですが、いずれにしても同じような問題はどんな野生動物にもあるはずなので、森採取分は、しっかりした加熱調理でしか食べないようにしようと思います。危うく今日、生のままで醤油漬けを作ってしまうところでした。スーパーで購入したものと明確に区別して食べます。本当に貴重な情報、ありがとうございます。気をつけます!!

コメントを残す