昔あった映画のような。
そんなロマンティックな話ではありません。
義務と自由のあいだ。
ほとんど毎週末、上空にヘリが飛んでいます。
ワクチンの義務化(2022年2月から)反対のデモです。他にもロックダウン政策や2G/3Gルールに反対するものなど過去にもいろいろとありました。年が明けても続いています。出回っている映像を見る限り、ほとんどの人がマスクなし。(ここから感染が広がった証拠はありません。)

感染者も死者数も多いヨーロッパに暮らしているせいでしょうか、コロナウィルスのパンデミックが始まって以来、どうしてもその動向が気になってしまいます。オミクロン拡散当初の、毎日のように、huge surge, skyrocket、tsunami、ロンドンはepicenterという言葉がニュースから聞こえてきた1ヶ月ほど前とは違って、もはやニュースの音調からも、諦め(?)に近いムードを感じます。一旦拡散が始まると、2-3日に倍の新規感染者の勢いで増加しています。今日20人感染が判明したら2日後には40人…

こうなってくると、どんなに症状がマイルドと言われていても大量の母数の中で1%でも重症化する人がいればやはり医療は逼迫します。私自身は、間接的であれ自分が持ってしまった病気(肝炎やエイズや性病やはしかとか…etc)を他人にうつしたくはないと思います。私は、そういう理由でワクチンを接種しましたしブースターも接種しました。しかし、冒頭で書いたように、ワクチン義務化を反対する人もそれなりの数いらっしゃいます。確かに打たない自由もあります。私はドMなので(?)、注射が好きなので全然OKなんですけど。関係ないけど。
コロナウィルスに対するワクチンの摂取の義務と摂取しない自由。
コロナウィルスのパンデミックが始まって以来、どれだけの人が感染し、どれだけの人が亡くなったかご存知でしょうか。
現時点、Globally, as of 4:42pm CET, 19 January 2022, there have been 336,790,193 confirmed cases of COVID-19, including 5,560,718 deaths, reported to WHO. As of 19 January 2022, a total of 9,571,502,663 vaccine doseshave been administered. だそうです。世界中で3億人以上が感染し、550万人以上が亡くなっています。少なくとも、感染者数の数字の中には、私も含まれています。少なくとも私はたまたま死ななかったし後遺症もなかった。この数字の中でわからないのは、Long Covidと言われる後遺症に悩まされている人がいることでしょうか。

私の暮らす愛すべきこの小さな国、オーストリア。北海道の面積に大阪府の人口が暮らす、オーストリアという国は総感染者数で世界31位、総感染者数/1M popで47位、総死者数/1M popで57位です。そんなオーストリアは、2021年秋、感染拡大を機にワクチン接種を2022年2月から義務化することを決め、2022年2月からの義務化が本当に義務化が議会で承認されました。
Austria becomes first EU country to make Covid-19 vaccination mandatory
Austria tweaks plans over being first in EU to make vaccines mandatory
Austrian lawmakers pass Europe’s strictest Covid-19 vaccine mandate
2020年にロックダウンしたのと同様に、ヨーロッパで初めての決定です。小さい国だから身軽なのか、こういった決定の早さには本当に驚きと感嘆です。それに続くように、他にもヨーロッパの国々では同様に義務化や罰則(罰金)の法制化が進みつつあります。

法律を守ること。人を殺してはいけない暗黙知と刑事罰(宗教上や慣習上の例外あり)。医師や弁護士なら守秘義務を守ること。会社に入ると社則を守ること。車を運転するなら道交法を守ることと万が一の事故のために保険に入ること。海外旅行に行った先でのトラブルに備えて旅行保険に入ること。
並べていくと、個人的には、コロナウィルスに感染した時に重症化した時に備えてワクチンを打つこと。は同じように思えます。保険降りないようにすればいいじゃん、と、思ったりします。だって、海外旅行保険に入ってなくてスリに遭ったのと同じでしょう?とか。
義務と自由。
結論はないけど、ずっと考えています。何が正解かわからず、世界中が暗闇の中を歩いているのです。
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