ノート大好き芸人

“Revolution”
ノートに書きとめた言葉
明日をさえぎる壁
のり越えてゆくこと
割れたガラスの破片
机の上のナイフの傷
理由を話せないまま
閉ざされたドア叩いていた

すべてを壊すのではなく
何かを捜したいだけ
すべてに背くのではなく
自分で選びたいだけ

ご存知かどうか知りませんが、私はノートが大好きです。なんでもノートに書いちゃう芸人。そんな習慣を、社会人であった12−14年間ほどすっかり忘れていたのですが、夜間大学に行きはじめてから思い出しました。

夜間大学当時に凝っていたのは、Miquelriusというスペインのメーカーのノート。毎年、年が明けると新しいものが入荷されているので、文房具の老舗「銀座・伊東屋」@玉川高島屋で4,5冊を大人買いしていました。

Miquelriusのノートは、全ページに切り取り線がついていて、その学期の授業が終わればピリピリと切り取って別のファイルに閉じたりできてとっても便利。大学に通う4年間、大変愛用しました。何より、引かれた線に乗って生きることが大の苦手な私にとって大事だったのは、罫線ではなく方眼になっていること。線に沿う必要なく、好きなように書くことができます。ちびっ子サイズを使えば試験前の(電車の中で必死に覚えるための)対策も万全。

しかし、大学院に進んで、「研究」ということをやり始めるとMiquelriusの切り離しが可能なノートではダメなことが判明します。(研究不正防止)

大学の生協で方眼のノートを探し求めて彷徨っていると、なんということでしょう、普通の大学生協実験ノート(Research Lab Notebook、薄め、ハードカバー、厚めなどあり)がそのまんま方眼だった。なんだ。きっと世の研究者(&それを目指す学生)の人たちはみんな、引かれた線に乗って生きることが嫌いなんだな。と妙に納得。

実験の記録を残すことで(一時期、モレスキンに浮気したものの)、8 冊ほど使ったようです。

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それから何年が経過したでしょう。

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ラボも分野も職場もすっかり変わった今、書いているのは、主に忘備録と計算結果プロットの貼り付けなどです。こちらでも大学生協のResearch Lab Notebookなるノートを愛用し続けていたのですが、帰国できないこのコロナの2年間のうちに2冊のノートがほぼ同時に最終ページに達してしまいました。

というわけで、新たなノート探索の旅に出ました。

と、いっても、時間のある土曜日に3駅隣の大きな書店兼文房具屋を探索しただけです。

こちらでは、ノートがA4だったら御の字で、US Letterサイズなるものもそこそこ幅をきかせています。やっぱりモレスキンしか選択肢はないのかなーと思ってぶらついていると、ふと目に止まったノート。Leuchtturm1917というドイツのメーカーのノートです。

じっくりサンプルを見ながら書店の床に座り込んで検討すること15分。買ってきました。

ノートの部分を、Miquelrius、生協Research Lab Notebook、モレスキンと比べてみました。今回は、方眼タイプと、ドット方眼タイプを導入。

それぞれを別の分野の記録に使い始めました。

書いているのは、コードのバグをどうやって取ったかとか、よくわからんけど将来的に理解しなきゃいけない物理についてのメモ、論文を読んだ感想、レビューの記録、ミーティングのメモ、さらにはZoomやWebExのIDの走り書きまで、と、まあ、はちゃめちゃです。さらには記載も、漢字を忘れないように日本語書かなくちゃ!の日と、英語もっとやらなきゃ!という英語の日と、気分次第で言語もはちゃめちゃです。ほぼ芸人のネタ帳状態です。(芸人のネタ帳がどんなんか知らんけど。)

現在、2冊が同時進行中です。でも、なんかノートが一冊終わると、だいたい、初期の全然わからない段階から、なんとなく一仕事終えるとこまで行っているのが不思議です。進みが早いノートは、仕事の進みも早い。(希ガス)

2022年、年明けから使い始めたLeuchtturm1917。なかなか良い書き心地であります。仕事が進むかどうかは別問題。

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