6月初め、SUPの翌日は夏山です。
出発したウィーンも両側の山も晴れているのに、私が行こうとしている山だけはこの通りの、ど曇りです。いつもなら木曽駒のような景色が見られるのですが、山は雲の中。

山頂は2000mなので、もしかしたら雲の上に出るかと期待するのですが、この雲の厚みは望み薄。「山頂、晴れてた?」と下山してくる登山者に聞けばいいだけの話なんですが、聞いてみてその答えが「視界ゼロ」だったら登る気力を失うので、うずうずしながらも我慢しました。

この山は、去年見つけたオーストリアの木曽駒。去年の7月はじめ頃に初めてきた時は、黄色、青、白、のお花が咲き乱れ、それはそれはまさに極楽浄土でした。私、もう死んだのかと思ったほど。今年は雪解けが早いかも?もしかしたらもう咲いているかも?と状況を確認したくてやってきました。

徐々に雲の中へ。

山頂近いあたりのお花はこの通りです。この感じだと、登り切っちゃうとまだお花は咲ききってないかな。


台地まで登り切ると、まだ残っていた雪渓を渡渉。今年は積雪量は多くなかったはずなのに、曇りの日が多かったのか、雪渓がかなり広範囲に残っていました。視界も悪いので慎重に一歩一歩渡ります。ビビリなので。

晴れるどころかどんどんと濃くなる雲。山頂はどこだ・・・何も見えずそのまま崖に落ちてしまいそうです。

この先に山頂があるはずなんだけど・・・・と、ぼんやりと見えてきました。山頂に近づくにつれ、風もとても強くなってきました。

山頂は息も止まる爆風。クロスの写真だけ撮って3秒で下山を決めました。ちなみに、私の記憶ではこのクロスのすぐ裏は断崖絶壁、落ちたら500m近く真っ逆さまです。

それにしても、歩いて降りてきて靴と靴下を脱いでサンダルになる瞬間はなぜこんなに気持ち良いのか。この現象に、誰か名前をつけてください。

