Neusiedler Seeの水位低下。

ウィーンから南に行ったところにハンガリー国境と接した場所に世界遺産にも登録されているNeusiedler Seeという湖があります。何度も訪れていますが、とっても空が広い良い場所です。

去年の秋の写真

ウィーンに来られたことがあれば、空港へのアプローチで一度南に回って旋回する場合や西向きに飛んでいく場合に、着陸15分前/離陸10分ほどで眼下に大きな湖が見えたら、それがNeusiedler Seeです。いつも風が強くて、飛行機がガタガタ揺れる場所でもあります。

こちら、主な水源は雨で(多少の流入はあるが大きな河川の流入はない)いわゆるただのでっかい水溜まりendorheic lake)であります。ヨーロッパでは最大規模の水溜まりです。流出は蒸発です。そのため水位も深いところでも2m程度です。Wikipediaによると、現在は溢れないように流出のコントロールだけはされているようですが、雨量と水位に明確な相関がなかったりと不思議な湖であります。

そんなNeusiedler See、この夏、オーストリアのニュースで話題になったの記録のある1965年以来の最低水位。水位の低下です。雨不足、暑すぎる気温、当然、気候変動との関連を考えてしまう話題です。歴史的には創世記には何度も干上がっており、近年でも3度ほど(1740–1742, 1811–1813, and most recently in 1866)記録があるようです。日上がると砂が舞い面倒なのだそうな。

以下は、公開されている湖中東部の年間の水位です。ほぼ10年おきの年間水位の変化で、一番下の青色が2022年です。数値自体の大きさの違いは小さいのですが、2022年はかなり低い位置にあります。

単位は、Metres above the Adriatic

久しぶりに、そんなNeusiedler Seeにちらっと立ち寄ってきました。周辺の低山はワインの産地が広がっており、STURMが早速出ていました。

水位ですが、見た目、やたら低く感じます。数字的には大きな違いに見えないのですが、30-40-50cmくらいは以前に来た時より低い気がします。砂浜はもっと狭かったし、桟橋ももっと見えてなかったような・・・?

以前に同じような位置から撮ったのと比べてても、ものすごく大きな違いではないようにも見えるのですが。

干上がりませんように。

“Neusiedler Seeの水位低下。” への2件の返信

  1. またもうStrumの季節なんですね。飲んでみたいな〜。16世紀にノイジドラーという作曲家がいて,そのリュート(お椀をひっくり返したようなギターの先祖筋)の曲をむかしギターで練習してました。きっとこの湖畔で生まれた人なんでしょう。比較的穏やかに見える🇦🇹や🇵🇱にも気候変動(気候災害)の予兆がジワッとやって来ている。

    1. Gonneko先生、毎年9月になるとスーパーにもSturmが現れます。10月末まで続いてその後はクリスマスマーケットでホットワイン。というわけでStrumが出ると、夏の終わりを感じます。オーストリアも日本の集中豪雨のようなものが来ることもあります。去年はドイツ南部の大洪水。今年はあちこちで山火事。”100年に一度の”という表現をこちらのニュースでも耳にするようになりました。

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