オーストリアの妙高山 – Mittagskogel に行ってきた。

2年前の夏、SUPをするために行った湖の帰り道の高速道路(A9)で目の前に現れた、上信越道から見た妙高山にそっくりな山。登りに行きたいけど日帰りで登りに行くにはちょっと遠い。その辺に行くならSUPしに行きたい。心の片隅の「オーストリア to do リスト」のトップ項目にずっとありました。なんだかんだで2年間行く機会がありませんでしたが、やっと先日、思いを遂げに行ってきました。

写真を撮った高速道路の位置からStreet Viewで方向を確認して、その辺りから見える高い山を地形図で探しました。あの時はそっくりだと思ったものの、地形図を見ると随分と妙高山とは異なる形状をしています。ネットを探しても山の遠景の写真はそんなにたくさんなくて、登山アプリで公開されているのは山頂や登頂途中の風景ばかりです。もしかしたら違う山かもしれない。計画してみたものの、本当にこの山で合っているのか、半信半疑でした。

でも、登山道に向かう一本道で、確信に変わりました。

やっぱりこれだ!!!!

いやぁ、似てる。

妙高山そのものじゃんね。

標高は妙高山の方が300mほど高いですがこちらの方がシャープなので高く見えるような気がします。

オーストリアの山あるあるですが、標高1000mを超える場所にある駐車場に辿り着くには、ボコボコ砂利道を走らなければならないトラップ発動です。四駆じゃないと死ぬ+車高が低いと車の下擦る=高級車で来てはいけない、です。

駐車場はこんな砂利道の先にあるのに結構な数の車が入っていました。歩き始めてみると、1500mあたりまでは森の様子も全然違うし、やっぱり違う山です。妙高ならこの標高です既にブナの森だなぁ、なんて思いながら歩いていました。少しフラットなところに出ると山小屋があり、そこから見えた本峰は、やっぱり全然違います。妙高山は火山性の山なので黒っぽいけれどもこの山はアルプス的な石灰岩の山です。近くで見ると、形も全然違いました。

これはオーストリア
これは妙高山

近づいてみると本当に違うんだなぁと感慨深くなりながら、体力の衰え激しい昨今、ゆっくりと時間をかけて登ります。序盤、ほんの少しだけの鎖と細トラバースがありますが概して安全に登れるルートです。

登っていると、近くでヘリの音がします。振り返って眺めてみると、ホバリングしているPOLIZEIのヘリがいました。ちょうどこの鎖場があったあたりでホバリングしたり離脱したりを繰り返しています。もしかして登山者が滑落でもしたのかもしれないなぁと思いながら、ホバリングしていたヘリを写真に撮っていたら、ヘリがおもむろにこっちに向かって飛んできたのでびっくりしました。呼んだの、私じゃないよーーー!!

息も絶え絶え上り詰めると、山頂はスロベニアとの国境です。思わず国境を跨いでみました。ほんの一瞬のスロベニア旅行。

たどり着いた山頂からの眺めは格別です。

周りの山々からは少し頭一つ高くはありますが標高は2100mほど。妙高山本峰より300mほど低いです。眼下に見えるエメラルドグリーンの湖。山頂を舞うカラス。風もなく気温の高いこの日の山頂は快適そのもの。他には一人の女性と一人の男性と、一組のカップル。5人だけで山頂を独占してみんな下山するタイミングなく何をするでもなく、景色を眺めて長居してしまいました。

ここはまた登りにこよう。

この山々が戦場にならず、このエメラルドグリーンの湖が私たちの孫の世代もここにこの色で存在していますように。

コメントを残す