ゴンドラを3回乗り継いで登って氷河を見に行った。(Dachstein)

ゴンドラを3回乗り継いでの山登りです。写真は、標高1800mあたりですが、ここでも25度くらいはありそうな暑さです。いつもなら肌寒くなるはずの9月の中旬でこの標高でこの気温です。遠くに見える氷河は2800mあたり。日陰が多い北東斜面とはいえども、残念ながらこの氷河が薄くなっていくのはもはや免れないように思えます。

ずっと興味のあったルートがあったのですが、朝寝坊してしまい、ゴンドラ乗り場に到着するとチケット購入に長い列。さらに3回ゴンドラを乗り継いで登山開始まで1時間ほど。で、短めのルートに切り替えてきました。まず2本のゴンドラに乗って上がり、3本目で下った場所からスタートです。

写真は、2本目のゴンドラの山頂から。ここに見えているゴンドラに乗ってこの山を下って、目指すのはこちらの氷河の手前に見えている山です。

真下から見たこの山はこんな感じです。崖じゃないか、どこ登るんだよ!と突っ込みながら、歩を進めます。まぁきっと急斜面ながらも巻きルートがあるんでしょう。

と、さらに真下まできたところで、大量のめちゃデカい落石があることに気づきます。登山道は斜面から少し離れてはいるものの、こんな大きさのものが降ってきたらひとたまりもありません。しかもこれらの岩、何十年も前に落ちたものではなさそうなんですよね。比較的近年な感じですので、どの瞬間に次が落ちてきても不思議ではありません。いや、メット持ってきてよかった。いや、こんな大きさの岩が降ってきたら、ヘルメットごと踏み潰されて終わるけど。

とはいえ、今のところパラパラ落石もありませんし、さらに歩を進めます。ここまで1時間ほど歩いているけど、登山者に1人も会っていません。だーーーーーーれもいない。斜面に取りつきはじめると、登山道はしっかりと整備されているものの、結構何箇所も、躓いて転んだらそのまま転落、な場所が続きます。三点支持で進むのでかなり神経を使います。

昔なら、やんなって帰ってたかもしれません。単独行なので、「とにかく慎重に無理をしない」が私の行動基本ですが、挑戦もしたい。そのバランスをいつも見極めながら歩いています。他に登山者がいればまだ気持ちが少しは安心なのですが(人がいるから寂しくないってだけだけど)、結局、最後までカップル1組と山頂付近ですれ違っただけでした。

さて、山頂。向かい側にどーーんと氷河です。これが見たくてここにやってきました。この風景を完全に独り占めです。

自由だ。

とてつもなく自由で、そして、大自然の前ではとてつもなく非力。

最近、「なんでそんなに山登りが好きなん?」と聞かれることが増えて、ずっとなんでだろうと考えていたんですが、自由と非力を感じたくていつも山の中にいるのかもしれないなと、思っています。

ところで、標高の低い位置の比較的平らな地形のところの岩が不思議な形をしていました。なんか丸っこく削れている不思議な形状。考えていたんですが、ここもきっと大昔は氷河に覆われていたんでしょうね。それで氷河が溶けながら削られていく過程で、こんな形状になったのかなと。一つ一つの窪みが氷河地形そのものって感じですね。アルプスのミニチュアみたいです。

ウィーンに戻ってブログを書けているので、無事に下山しています。

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