
一時帰国Day1は、到着後から深夜2時過ぎまで飲んでいたので、Day2の午後になって皇居に向かって歩き出しました。
千鳥ヶ淵というかもう九段下になるのでしょうか。昔、そこにフェヤーモントホテル(Fairmont Hotel)というホテルがありました。
そこを題材にしたこんな歌詞の曲があります。
窓際では老夫婦が
膨らみだした蕾をながめてる
薄着の射す枯木立が
桜並木であるのを誰もが忘れていても
何も云わず やがて花は咲き誇り
叶わぬ想いを散らし 季節はゆく二度と来ない人のことを
経る時 松任谷由実
ずっと待ってる気がするティールーム
水路に散る桜を見に
さびれたこのホテルまで
CDバージョンがYouTubeにはないようですが、これは松任谷由実の経る時という曲。歌詞が大好きでした。「水路に散る桜を見に さびれたこのホテルまで」の水路は千鳥ヶ淵、さびれたこのホテルがフェヤーモントホテルであると云われています。ずっと行ってみたかった場所でしたが、私が東京にやってきた頃と時を同じくして、このホテルはなくなり跡地にはマンションが建ちました。私がそれを知ったのは、ホテルの解体工事が始まった頃。そしてこのホテルに行く夢は叶いませんでした。今回、たまたまそれを思い出して、歩き出した千鳥ヶ淵。

赤坂から永田町を抜けて、千鳥ヶ淵方面へ。

そこで、ふと、何度も車で走った首都高のこのカーブが千鳥ヶ淵だったことに気づきました。
おまえ、ここやったんかーーーーー!!!
何度走ったことでしょうこのカーブ。たいてい渋滞してるんですが、夜中にスピード出してこのカーブに突っ込むと、水路に落ちるんじゃないかと思うんですよね。

そう、桜の木って、花が咲いている数週間の間だけが注目されて、それ以外の時期には忘れられたような存在。桜並木であるのを誰もが忘れているのです。

真夏の影 深緑に
ペンキの剥げたボートを浸し
秋の夕日 細く長く
カラスの群れはぼんやりスモッグの中に溶けるどこから来て どこへ行くの
あんなに強く愛した気持ちも 憎んだことも
今は昔
4月音に同じ席は
薄紅の砂時計の底になる
空から降る時が見える
さびれたこのホテルから

春に帰国した時には、もう帰ってくることはないかもしれないなーくらい思った日本国、東京。意外にも今年二度目となりました。夜も神楽坂から同じ道を通って戻りました。フェヤーモントホテル、行ってみたかったなー。
