
2023年12月の初め、シーズンイン直後にこのスキー場に行った時に気づいた2024年3月にワールドカップのファイナルスキーレースがあるという宣伝。ずっと気にはなっていたものの、本当に行く気があったかと言われるとそうでもなくて、きっといつものように忘れちゃって行けないんだろうな、程度に考えていました。一度くらいは本物の世界レベルの競技を見てみたいんだけど、どうせ日本人が出るスキージャンプとかじゃないしー。と思って。でも、スキーレースはすごく好きで、スポーツチャンネルでやってたら絶対見ちゃうんですよね。めちゃくちゃ速いし。ダウンヒルなんか時速130kmですよ。私の最高時速70kmですよ。倍近いスピードで降りていくんだもん。一生に一度は見たいわ。と、ウィーンから車を走らせる仕事後の夕方。
Webサイトから、競技コースになっているだろう場所は把握していました。以前に滞在したホテルのすぐ横のゴンドラ脇のコースっぽい。でもいまいち自信が持てない。というわけで、到着してすぐにコースだろう場所を見に行きました。今週ずっと続いていたSlaromとかのレース、TVで見ていたゴールになるゲートもあるし、観客席もあるし、ここで間違いなさそう!


World Cup Final in Women’s Downhill
朝起きて再確認。うん、風景もTVに映ってたのと同じっぽい!間違いない。レースは11:15開始です。1日目はWorld Cup Final in Women’s Downhill。めちゃくちゃ気温が高くて一般人向けのコースの雪はシャバシャバ。レース用のコースは凝固剤がしっかり効いているのかずっと硬そうに見えますがTVの解説では「雪が柔らかすぎるだろう」とのこと。

ゴンドラには通常のスキー客とレースの関係者とが入り混じって乗っています。レース関係者の乗り場が手前にあって、レース関係者が一応優先になっています。黄色いゼッケンをつけた人、いろんな道具を抱えた人がたくさん乗っています。レースをするのに、こんなにたくさんの関係者がいるんだなぁ。
コースにガイド線を引くための青い液体を抱えた人たちが集まってきました。ゴンドラを回しながら見ていると、やってるやってる。こんな試合直前にコース整備をするんですねぇ。
ダウンヒルの板はほとんどカービングが入っていなくてキャンバーもなく足元は厚みがあって2mくらいある長い板でした。こんな板、売ってるのは見たことがないです。しかしHEAD勢がすごい。Rossignolを駆逐する勢いです。



スタート地点を見下ろせるオフピステに人が集まっているのを見つけて私も行ってみました。

徐々に降りながら、最終滑走者のゴールはゴール地点で見る作戦で、携帯ではTVを流しながらレース本体と滑走順などを確認。さすがオーストリアの女性ライダー!大人気で1番の盛り上がり。画像はTVのスクショですが、確かにめちゃくちゃ速かった!結果、この人が優勝することになります。遠目にゴール地点の盛り上がりや表彰式を眺めながら、初めて見たプロの生のレースにちょっと感激。




午後になると、予報通り、朝の暖かい気温では予想できないような雪が降ってきました。翌日は、Men’s Downhillです。
World Cup Final in Men’s Downhill
予報通り雪は降り続いたようですが、風が強かったせいかそんなに積雪はないようです。ただ、この風が午後まで続く予報。男子と女子でこんなにコンディションが違って大丈夫なのか・・・?



ゴンドラの中間駅に無造作に置かれた優勝カップ・・・。こんな管理でいいの??笑

スタート地点付近の視界がとても悪く、時折爆風が吹いて雪が舞い上がり視界が無くなることも。携帯でTVを見ながらスタートを待つも、2度延期。


2時間近くゴンドラを回しながら待ってみましたが、最終的にレースはキャンセルになってしまいました。確かに時速100kmを超えるスピードで滑走している人の視界が悪かったり突風が吹いたりでは危ないこと極まりないし、仕方ないのかなぁ〜
チケットを購入していた観客が入る観客席も、寒さと雪のせいか観客が減りました。そのせいか、ふと気づくとチケット未購入者も入れるように表彰式会場の脇のコース側の柵が開いていました。もちろん、侵入w
レースはなかったものの、男子のダウンヒルの年間最優勝者、スイス人のMarco ODERMATTが1位として表彰されていました。年間の最優勝国もスイス。年間の最優勝スキーメーカーはHEADという結果に。




アスリートはほんと、すごいなぁ。プロとして楽しそうだし。そしてレースを支える人の多さにも驚きました。FIS関係者、ボランティアと思われるコース整備をする人たち、テレビカメラ、ドローンの撮影隊。みんなプロフェッショナルです。
素晴らしい体験をしてきた。

春のぼた雪の午後。
