ずっと行きたかった場所: Dolomites (ドロミティ): イタリアだけどドイツ語圏

インスブルックから南に下りブレンナー峠を超えてトレントまでのあたりが、一般に南チロルと呼ばれるボルツァーノ自治県(Provincia autonoma di Bolzano)とされているようです。もともとチロルとはオーストリアとイタリアにまたがるアルプス山脈の東側のエリア一体を指していて、下はハプスブルク家の領地で、アルプス山脈を挟んでイタリアとオーストリア(当時はオーストリア=ハンガリー帝国)で戦闘を繰り返していた場所です。最終的に、第一次大戦後に北チロル+東チロル(オーストリア)と南チロル(イタリア)に分割されました。

このエリア、とても不思議なんです。今でもドイツ語とイタリア語が混ざっているんです。

分割により、オーストリア側のチロルは、北チロル+東チロルに分かれました。この二つのチロルは地理的に完全に切り離されてしまっています。オーストリアで「チロルに行ってきたよ!」とだけ言うと「どこのチロル?」となるのがこのエリアです。

以上のような歴史的経緯から、南チロルにはドイツ語を話す人もイタリア語を話す人もいるようで(この他ラディン語という私が聞いたこともなかった言語を話す人もいるようで)、3つの公用語を併用しています。イタリアにありながらも家庭でドイツ語を話すのが75%、イタリア語が25%。そのため、道路やお店の看板は、少なくとも常にドイツ語とイタリア語+観光客向けにときどき英語が併記されています。

ほぼ単一言語、単一民族の日本(突っ込み所がありますが大雑把に言ってということで。)から来ると、さっぱり意味が不明なのですが、本当に言語が混ざった環境で生活されているのを見て、凄い+不思議+不可解+難解、なんとも感じたことのない思いを抱きました。私にとってはただ不思議なエリアであるのですが、この地域出身の人からは「見てきた?どうだった?」と結構真剣な感想を求められました。うーーーん、、、とてもコメントが難しい。

でも、おすすめの滞在場所であることは間違いないです。

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