オーストリアのスキー場周辺やウィーンの森、ウィーン近郊の山を歩いていいると、この数年、大量の倒木があることに否応なく気づきます。以前にドイツ語がわかる人から「病気が広がっているみたい」というような話を聞いていてずっと気になっていたのですが、一体、何が起こっているのだろう?

同じような現象と思われる倒木と大量の枯れ木を、先日のイタリア(南チロル)遠征でも目の当たりにしました。オーストリアよりも酷い。かなりの広範囲にわたって、道路沿いの森はこんな状況になっていました。









この現象、オーストリアだけではなかったのか…。イタリア遠征で見た南チロルの森の惨状を目の当たりにして、詳細を調べてみることにしました。
結論から言うと、木喰い虫(bark beetle)による害のようです。
木喰い虫(bark beetle)が木の幹に入り込んで木の栄養分を食べ尽くして木をダメにしてしまいます。この木喰い虫(bark beetle)による害が、南チロルでも広範囲に広がっているようです。
別の最近のニュースでは、オーストリアでドローンを使ってダメージを受けたエリアに植物の種を撒いているという話もありました。その中で「高温がこのbark beetleの増殖に拍車をかけている」という説明がありました。
さらに以下の記事によると、
Above 8 degrees, the bark beetles become active, often damaging their host tree. What the researcher tried to figure out is when the beetles fly to the next tree. It appeared that we can now predict rather precise when this happens. Taking the total sum of the average daytime temperatures, bark beetles start to fly out when the sum reaches 550 degrees. That means, if we have 4 weeks with an average daytime temperature of 25 degrees, the beetles will start dispersing after 22 days (22 x 25 degrees = 550 degrees).
という記述があり、明らかにここ数年の、標高の高いチロルなどでも高温が続くことがこのbark beetleの増加に影響を与えていることが明らかなようです。
温暖化の影響、明らかにアルプスの自然環境を変えています。
これ以上、被害が広がりませんように。
Leave it better.
