
Diversityを体現したようなありとあらゆる格好をした若い人たち。それに混じる私と同年代くらいの人たち。日本だったら変な目で見られるだろうな。女性がこんな露出度の高い格好で歩いていたらきっと盗撮・痴漢・レイプ、酷い目に遭うだろうな。こんな格好をした男性が歩いていたらきっと嫌な言葉をかけられるだろうな。でも、このパレードではこの人たちの自由です。男女も問わず何歳でもどんな格好をしようが、その人の自由。そして沿道にはその自由をサポートして応援する人たち。
こんな自由がずっと続くといいなと思います。
毎年、Pride Paradeのこの時期に。

初めてこのPride Paradeを見た時は、正直なところあまりポジティブに捉えられませんでした。それは私が日本の文化を引きずって歩いていたからだと思います。ゲイ?レズビアン?女装?男装?それより女性の立場を正常な位置にすることが先決でしょう?と思っていました。日本で40年暮らしてきた概念では、性癖・性的嗜好と性的指向・性自認を分けて考えるのが難しいかったのです。日本では女装した男性が女子トイレに盗撮に入ったりするせいです。
今は違います。なんぴとも自由であるべきです。老若男女LGBT、平等であるべきです。誰一人として見下されたり軽蔑されたり差別されるべきではない。お互いを尊重できるならば。誰のことも攻撃・ハラスメントしない人ならばお互いを尊重できる。今はそういう目でこのパレードを尊いものとし楽しみにしています。自由な格好で楽しそうにパレードするこの人たちをずっとずっと見守っていたい。

6月の初めのウィーンはあちこちでPride Paradeの前哨戦のイベントが多数開催されています。このコミュニティをサポートしているウィーンの市内はレインボーカラーで溢れます。小さな街角のマーケットでもレインボーカラーのグッズが販売されています。






私だって突然、同性を好きになる可能性だってある。自分の子供が同性を愛する可能性だってある。自分の友人が同性を愛する可能性もある。もともとおっさんの性質を持っているんだから本当のおっさんになりたい日が来るかもしれない(もう来ているかもしれない)。誰にだって異性でも同性でも愛する自由がある。

本当に自由だ。

ただ、パレードの後の掃除は大変そうです。トラムが脱線せずに走ることができるよう、入念な清掃団がパレードの最後尾を追いかけていました。



そういうウィーンが好き。
