オーストリアのアルプスエリアに行くとあちこちで目にするこの剥製。ビーバーっぽいけど、なんだろう?と思うこと数年。つい先日も湖畔エリアの薬局のウィンドウに佇むこやつに出会って、思いました。ビーバー?カワウソ?ヌートリア?
あんた、だれや?

というわけで本気で調べてみることにしました。
仮説:歯の感じから齧歯類に違いない
しかしそもそも、私にとってはビーバーもカワウソもカモノハシも似たような動物で、全く区別がついていませんでした。そこで片っ端からみていくことに。
ビーバー(Beaver)?
最初に思いつくのはやはりビーバー。ウィーンでも水辺・川辺で泳いでいるのを見かけます。泳いでいるし、あいつはビーバーに違いないと思っていました。

実際、調べてみるとオーストリアに確かにビーバーはオーストリアに存在します。でも住んでいる場所は水辺だし、泳ぐのに適した手の水掻きやパドル状の尻尾が特徴的。写真のあの剥製の不器用そうな指先とは異なります。


カワウソ(Otter)?
こちらもオーストリアにいるらしいです。かわいいけど、大きさも尻尾も顔つきもあの剥製とは違うようです。

ヌートリア(Nutria)?
齧歯類の可愛い顔で見ていると出てきたのがヌートリア。日本ではあまり馴染みのない動物です。拡大すると顔は似ているようですが、尻尾が違うしかなりこちらはネズミっぽい。しかも分布エリアも不一致です。

うーーん。。。じゃあ?
と
カモノハシ(Platypus)?
カモノハシってどんなんだっけ?とググってみたけど、これは本当に全然見た目が違う。

と、Wikipediaの齧歯類に戻って一つずつしらみ潰しに見ていくしかないのかと思っていたところで、ふとヨーロッパ人に聞いてみることにしました。
写真を見せると、あっという間に
「ああ、そいつはGroundhog(グラウンドホッグ)」
Groundhog?ナニそれ?
北アメリカではGroundhog(グラウンドホッグ)=ウッドチャック (woodchuck、学名:Marmota monax)と呼ばれている動物だそうです。

あら、剥製の子にそっくり!!!!
これは北アメリカにいる種別の名前のようで、一般的にはMarmot(マーモット)と呼ばれるようです。この子は、巨大なリスのようで、Wikipediaには最大級のリス科との記述があります。確かに。リスっぽい立ち上がり方をした写真が沢山見つかります。
このマーモットのうち、特にヨーロッパアルプスエリアにいるのはアルプスマーモットと呼ばれる種類のようで、ネットに落ちている写真を見ると実にそっくり・・・。リスのように立ち上がってご飯を食べている姿もそっくり。お腹のあたりの様子もそっくり。

In Austria the marmot is also known as “Mankei”, but there are other dialectal terms like “Murmel” or “Munggen”.
https://www.neu-hintertux.com/en/magazine/article/marmots-hintertux.html
そしてどんどん見つかるオーストリアのマーモットの解説サイト。


というわけで、
「私はマーモット!」
と言う声が聞こえてくるような輩な仕上がりのマーモットも可愛くて可愛くて仕方がなくなってきました。

いつか、剥製じゃなくて本物にお会いしてみたいです。




