虫、嫌いなんです。
クモも蚊も大嫌いです。ただ、クモは気持ち悪いだけだけど、痒くなる蚊は私の天敵です。痒くしなければ、飛んでるだけで人類に叩き殺されることもないはずなのにどうして痒くする戦略をとることにしたのか意味がわからない虫です。痒くさえしなければいくら血を吸ってくれても良いんですけど(病気を媒介するけど)。
子供の頃から蚊にさされると(大阪では”蚊にかまれる”と言いますが)かまれた場所がプクーーっと腫れる体質でした。ウィーンに来て、蚊はいるものの水辺や木陰や草むらに行かなければ遭遇する機会は日本よりも格段に少なく、一夏で刺されるのは数回という幸せな日々を送っていました。むしろウィーンではマダニの方がやっかいで、虫除けスプレーは主にマダニ対策としてウィーン近郊ハイキングに使っていました。
そんな私がたった2ヶ所の蚊と思われる虫刺されから腕がパンパンに腫れ上がった話。Long story short, それは感染症だったようです。
(この先、ちょっと気持ち悪目の画像があるかもしれません。)

チロル遠征中、こんな素敵な景色の場所で立ち止まって立ち話をしていました。すると、腕(肘のあたり)にふと痒みが。
おっと蚊にさされたようだ。
その後、山に登り、下山して、SUPして、ご飯食べて、痒いので痒み止め(ムヒ)塗ったりしていました。
翌朝、起きると肘の関節の辺りがぷくーーっと腫れています。結構痒い。かなり痒い。肘の周辺全体がブヨブヨしてかなりの熱を持っています。アレルギー反応に違いないと、抗ヒスタミン剤を買いたくてもこのチロルの片田舎、日曜日にやっている薬局はありません。

それでもこの日は朝からSUP。湖に腕を浸したり、タオルを浸して巻いて冷やしたり、とにかく冷やします。手が痺れるほどとても冷たい川の流れを見つけて突っ込んでみるも、その時は気持ち良いけどすぐに腕に熱が出てきます。

でもSUP。4時間8.7km乗りました。この頃にはかなり腕の広範囲が腫れてきていて、腕全体が異様な痒さ。
それでも車でウィーンに帰らねばならないので、ガソリンスタンドで2Lの氷を見つけ、自分の保冷ボックスに氷を突っ込んで、腕を突っ込んで、冷やします。氷になんて触っていたら手が痺れてくるはずなのに、熱を持った腕にはとても気持ち良いレベルです。もはや運転どころではない。これはあかんやつ。早く帰って抗ヒスタミン剤を飲みたい!!!

そして帰宅途中、ウィーンまで1時間のところで改めて腕をみてみると、上腕から手首までしっかりパンパンです。もう左右比がおかしい。

とにかくアレルギー反応だろうから抗ヒスタミン剤を飲みさえすれば治るはずと、帰宅してすぐに飲んで就寝。
しかしそれどころか、氷で腕を冷やしていないと一睡もできません。
痒くて。
ウトウトする程度でなんとか朝起きると、指に違和感が。
なんと、腫れがひくどころか指の根元まで腫れ上がっています。全く抗ヒスタミン剤が効いている様子もなく、絶望。上腕の方も脇のあたりまで腫れが到達しています。これって〜・・・命の危険・・・?

左右の手はこんなに違います。


これはダメなやつ。
クリニックに行きました。
👦「アレルギー反応だと思うんだけど、蚊に刺されたらこんなに腫れ・・・」
👩⚕️「うん、これはアレルギーではないよ。感染症ね。何かに感染したの。抗ヒスタミン剤は効きません。あなたに必要なのは抗生物質。」
👦「お、、、おぅ。。。そうなんですね。治るの?」
👩⚕️「抗生物質を6日間継続してください。3日目くらいから良くなってくるはずだから。」
👦「涙。。。先生、ありがとう!」
👩⚕️「ところで痛くないの?」
👦「かゆい!!!!ひたすらかゆい!!!」
👩⚕️「普通はここまで腫れると痛いはずなんだけど・・・?まぁ、そこまで痒いならステロイド配合の痒み止めも出しておきますね。」
というわけで、飲み込めない大きさの抗生剤を飲み始めました。

飲み始めると、1日目でうっすらと腫れが引いているような・・・?


でもまだ眠れない。氷無しには眠れないし、仕事中も腕を冷やしていないと気が狂いそうになります。痒み止めは塗っても塗っても全く効きません。
そして抗生剤を飲み始めて2日目、やっと、氷が手から外れていても眠れていました。痒みはまだまだ残っていますが、随分とマシに。
3日目あたりから、手に皺も戻ってきました。





というわけで、長旅に出る直前にタコパができる程度にまでなんとか治りました。

原因はわかりません。蚊に刺されて痒かった+かなり汗かいて歩いていた+登山中に岩をつかんだりした手で掻きむしった、などの理由で患部から感染したのかもしれません。
抗生剤がなかった時代には、こんなことで人は感染症にかかって全身に広がって簡単に死んでいたんだと思うと、薬の進化にめちゃくちゃ感謝してしまいました。
