Kungsleden Day 6 の記録。

Dr Bronnerのソープ
ちなみに今回重宝したのがこのDr Bronnerのソープ。天然由来成分100%で自然に還ることができ、このワイルドな環境でも遠慮なく使うことができました。

Abiskojaure Fjällstugaへ向かう
7時起床。寝ている間は結構寒く、今回の装備がこの時期の最低限の装備だったんだなぁと改めて思う。朝ごはんには昨晩戻し過ぎたマッシュポテトを温め直して食べる。川で顔を洗い、テントを片付け、まずはすぐ近くのAbiskojaure Fjällstugaへ向けて出発する。別に立ち寄る必要はないけれども、今後の参考のために見ておこうという程度。

途中で、Abisko National Parkのエリアに入る。このエリアでは決まった場所以外ではキャンプはできない。

川を渡りAbiskojaure Fjällstugaへ向かう。

Abiskojaure Fjällstugaではランチに飲むコーヒーやステッカーを購入。もう一度川を渡って戻る。
そして悲劇が起こる
川を渡りAbiskojaure Fjällstugaへ向かう。Abiskojaure Fjällstugaではランチに飲むコーヒーやステッカーを購入。もう一度川を渡って戻ることにする。同じ橋を渡って戻るところで、対向して橋を渡ってくる若者4人組を目視。その4人組が通過するまで橋を渡れないので、この岩場で立って通過を待つ。その間に写真でも撮ろうかとポケットからお気に入りのカメラ、SONY RX-100M3を取り出す。

と、ポケットの口にカメラが引っ掛かったので引っ張り出したその瞬間、カメラが落下。
落下したカメラは岩場を転がり、
そのまま
川へ
ボトん・・・
何度も落としては修理に出しても使い続けてきたSONY RX-100M3。高画質でこのKungsledenの思い出を残そうと、そのためにSDカードも増量で新調したばかり。iPhoneのバッテリーを確保するために写真は主にSONY RX-100M3で撮っていた。110kmの工程のここまで100km、たくさんの美しいKungsledenの風景写真を撮った。良い顔をするバディも撮った。あらゆる場面を撮り溜めてきた。そのカメラが、川底へ沈んだ。

立ち直れず、その場で、川に降りる方法がないかと崖の上をうろうろする。川に降りれたとて、川の深さは多分1m以上。せめて、もしかして落下途中にSDカードが本体から外れて落ちていないかと、崖の上で泣きながら手で地面を探る。
- 何よりもKungsledenにゴミとなるものを落としてきてしまった。散々、自然に影響を与えないように苦心して準備してゴミも全て持ち帰ってきたのに、カメラを落としてきた。
- ほとんどの写真が消えた。ところどころiPhoneで撮っていた写真しかない。あとはGoProの動画から抜き出すことしかできない。そのGoProもバッテリーがなくなり後半はほとんど撮っておらずSONY RX-100M3にしかない動画や景色がたくさんあった。
号泣。

川に降りることもできず、ただただ泣きながらその場を立ち去ることしかできなかった。
まだ10km歩かなければならない。
最後のランチ

徐々にNikkaluoktaを出発した時の樹林帯のような風景に戻り始める。


途中、ランチを食べようと川辺の広い場所に降りたところで小雨が降り出す。

タープを張って雨宿りをしながら最後のワイルドランチ。

そしてAbisko Turiststationへ
川辺を歩き、テントサイトを超え、徐々にゴールとなるAbisko Turiststationが近づいてくる。110km歩いた。歩いた時間でいうとほぼ5日。工程としては6日かけてここまで歩いてきた。

ずっと行きたかった、憧れていたKungsledenの100kmパートを歩き終わろうとしている。歩き終わったときに、感激で泣いてしまうかもしれないと思っていたけど、ついさっきカメラを落として号泣したので、もう泣く感じはない。ただ、名残惜しい。歩いていればいつかゴールに辿り着くんだなぁ。

3日くらい休んだら、もう一度折り返してNikkaluoktaに歩いて戻りたいくらいに名残惜しい。

Kungsledenの旅を終える
そしてAbisko Turiststationに到着する。唐突にワイルドな自然環境から人間界に戻ってきた。車が走っている。電車の駅がある。
出発時17.5kgだったバディの荷物は16kgへ。


出発時16.5kgだった私の荷物は14.2kgへ。


そしてAbisko Turiststation。受付で宿泊できるかを尋ねてみると、ホテル側ではなくホステル側なら宿泊可能との返答が、なぜか日本語で。日本人のお祖父様を持つスウェーデン人のスタッフがいらっしゃった。そのまま、部屋に入る前に無事で人間界に戻ってきたことを祝ってワインで乾杯をした。


暖かい室内の窓から外を眺めていると、丸5日間も自然の中を歩き続けてきたことが不思議に思う。と、同時にもうすぐシャワーが浴びられると思うと急激にシャワーへの欲求が湧いてくる。
いろんなことを思い返しながら、久しぶりのレストランでのご飯を食べる。やけに美味しく感じる。最後の10kmでカメラを落として号泣したことすら、良い思い出になりはじめる。

明日はバスでKirunaに移動し、少しKirunaの街を歩いて、夕方の便でStockholmに戻るだけの、人間界での活動。

この日の移動距離17.4km。

