Carv – Digital ski coachをスノーボードで使ってみたレビュー

本来はスキーに使うCarv(カーブ)。Carvは、スキー愛好者やプロスキーヤー向けにスキー技術の向上を効率的にサポートするためのブーツに取り付けるセンサーです。スキー中のパフォーマンスをリアルタイムで分析・フィードバックしてくれるもので、技術向上を数値で把握できるのが話題でハマる人が結構いる模様です。

Version 1.0では、インソール型のセンサーとアプリを組み合わせて使用し、2024年に2.0にリニューアルしてインソール型ではなくなりブーツ外側に取り付けるセンサーだけになりました。そんなCarvをスノーボードで使ってみたレビューです!

  1. 取り付け位置
  2. Carvアプリ
  3. スノーボードで参考になるMetrics

取り付け位置

まず、取り付け位置が問題です。本来、スキーでは以下のようなポジションにセンサーを取り付けるのですが、スキーではブーツが進行方向に向かっているのに対して、スノーボードでは横向きになります。

ただ、スキーブーツと異なりスノーボードブーツにはストラップがありません。取り付け位置が非常に限られます。ストラップを別で取り付けない限り現実的に取り付け可能なのは前面のみです。

現在、BurtonのStep on対応のブーツを使用しています。というわけで試したのは2箇所。一つはBOAシステムのコードに取り付け(画像左)もう一つはブーツのアウターについている(用途不明の)ストラップにぶら下げる方法(画像右)です。

4、5回使った結果から、画像右の取り付けに収束しました。最初、BOAシステムのコードに取り付けていたのですが、やっているうちにこのコードの左右バランスがおかしくなってしまいました。このまま続けているとBOAシステムが壊れてしまいそうだったのでやめました。画像右の取り付けだとセンサーが動いてしまうかと思ったのですが、ウェアのパンツで覆い被せてしまうので結果あまり動かないようで数値的にほとんど変わりありませんでした。

Carvアプリ

CarvアプリはApple, Androidともにあります。ダウンロードしてインストールし、BluetoothでCarvセンサー本体とペアリングします。

CarvそのものにはGPSセンサーは付いておらず、携帯のGPSで滑っている場所をマッピングしているようです。スピードもGPSポジションから算出しているように見えます。アプリの地図はかなり詳細で、スロープの難易度(斜度、中級など)やコース名まで知っているようです。

また、Runごと(一旦停止するまで計測し続けるので、10ターンでも1000ターンでも1 Runとカウントされる)のターンの精度(どれだけカービングしていたかの割合)、その場所の雪の状況(グルーミングされていたか、されていなかったか)、IQが表示されます。

スノーボードで参考になるMetrics

さらにRunごとの詳細を見ると、Carvが表示する数値には以下の10点があります。詳細はCarvのページで説明されています。

  • Rotary
    • Turn shape
    • Parallel skis
  • Edging
    • Edge angle
    • Early edging
    • Edging similarity
    • Progressive edge build
  • Balance
    • Early forward movement
    • Centered Balance
    • Turn G-force
    • Weight release

この中で、スノーボードではParallel skisが常に100%に近くなり、全く意味がありません(当たり前ですが)。でもそれ以外は比較的、役に立つ数値のように思います。以下はあるRunの記録です。

Turn shape:あるRunの中で一番得点が高かったターンの左右形状がいわゆるS Shapeになっているかどうかという評価かと思われます。

Parallel skis:スノーボードでは意味なし

Edge angle、Early edgingEdging similarity、Progressive edge build、Early forward movement、Centered Balance、Turn G-force、Weight release:感覚として、スノーボードでもかなり的確に測定されているように思います。

特に、Early edgingEdge angleWeight release、G-Forceなんかはスノーボードであってもある程度正確に取れているのではないかと思われます。

当然、スキーを前提に設計されているデバイスですので正確ではない可能性がありますが、使ってみた感覚としてかなり正確かと感じます。わかったことは、私はスノーボードで最大でも40度程度しかEdge angle到達できておらず、平均しても30度程度で走っているという事実。60度くらいは立ててると思っていたのに!

というわけで!Carvはスノーボードでも有効なのでは?!というレビューでした。

ただし、IQはすべてのMetricsを元に算出されているようで、スノーボードでは常にParallel skisが100%近いのでIQが高めに出てしまうのではないかと思われます。

当然、スキーでも役立っています!日々、IQが上がっていくのはとっても楽しいです!

コメントを残す