
スキー場でスキーを楽しんでいると目にするのがピステン、すなわち圧雪車です。圧雪車は、雪を圧縮・整地して滑りやすい状態に整える役割をになっています。新雪が積もった後、柔らかすぎる雪を圧縮し、滑りやすい固さにするのがメインの役割。春先には雪のあるところからないところに雪を運んだり、もちろんパークの整備なんかもしています。
基本的に(1)前方で雪をかき集め、(2)中央で雪を踏み固め、(3)後方で表面をきれいに整えるという3段階の工程で雪面を整えているようです。フロントブレード(前方の大きな板)で雪をかき上げて、キャタピラで踏んで固めて、リアティラー(後部の爪付きローラー) で細かい爪が回転して雪をかき混ぜてほぐし、平らにならしてから、グルーミングコームで綺麗に均します。
基本的に圧雪車が動いているのは、夜間・早朝(利用者がいない時間帯)。深夜勤務が基本のため、体力と集中力の継続が大変そうな仕事です。でもめっちゃやってみたい!!!


PistenBully(ピステンブーリー)のビデオコンテスト
そんな圧雪車はドイツのPistenBully(ピステンブーリー)という会社のシェアがめちゃくちゃ高く、オーストリアで見かける圧雪車は90%以上PistenBullyな気がします。今や電気駆動のピステンもあるようです。
そんなPistenBullyが、ビデオコンテストを行っていて、上位の作品がYouTubeに上がっています。メカメカしいものが好きな人はめっちゃハマると思われます。私が一番お気に入りなのが以下の2年前のやつです。
ちなみにTeam Serfausは、2024年で第一位になっていました。どっちもかっこええ。
日本のスキー場も応募して優勝してほしいなー!!!
PistenBully(ピステンブーリー)のおもちゃ
スキーがすごく身近なスポーツであるオーストリア。子供達もやっぱりハマるのでしょう。ミニチュアのおもちゃもたくさん売られています。

ちゃっかり買ってます。


Ischglのピステンチームの解説
そしてこれを書こうと思ったきっかけは、それはピステン(圧雪車)の仕事。他のスキー場では見たことがなかったのですが、コースマップの裏にピステンと降雪の関係が解説されていました。Ischglには最新の36台のピステンが装備されているそうです。

この解説によると、雪は降ってから8時間経過しないとスキー滑走に適した硬い表面にならないこと、従ってグルーミング(ピステンが走って雪をかき混ぜて再び綺麗に均して整える)をした後に雪が降ったりすると、スキー場のオープンまで間に合わないことがありますよ。さらに、整備済みのゲレンデ(場合によっては複数回整備されている)でも、十分に固まっていないと、比較的短時間でも凹凸が生じ、大きなコブが形成される可能性があると解説されていました。
なるほどねー。雪氷学、ちょっとだけ自分で勉強したことがあるんですが、もっとミクロな視点だけだったのでマクロにはそういうことがゲレンデの凹凸状態に影響するのかと勉強になりました。
