自転車とローカル電車の旅: Krimml Wasserfälle (クリムルの滝)

Krimmlの滝の駐車場@2025/08

ヨーロッパで一番大きな滝、Krimml Wasserfälle (クリムルの滝)。数年前に教えてくれた友人によると「かなり観光地化されているけどオススメ」な場所で、ずっと気になっていた場所です。そして数年越しに、ついに友人に訪れたことを報告できる日がやってきました。

Krimml Wasserfälle(クリムルの滝)

Nationalparks Hohe Tauern (ホーヘ・タウエルン国立公園) にある3段に分かれた380メートルの総落差の滝で、ヨーロッパで最も落差のある滝です。滝の脇にはよく整備されたハイキングコースがあり、1.5h-2hほどで滝の最上部まで行くことができます。結構斜度があるトレイルなのでベビーカーを押していくのは難しいかも。また、滝壺の間近まで降りて行くことができるという自然が好きな人にはおすすめの場所です。

ホームページ: https://www.wasserfaelle-krimml.at/

  • Salzach(ザルツァハ川)の源流
  • 総高さ380mの滝(上部、中部、下部に分かれている)
  • 最標高点は1,470 m
  • 45万m3の水が滝を落ちる
  • 平均で毎秒 5.6 m3 の水が流れる
  • 雪解けの頃から水量が増えて見どきは6月ー10月(5月からハイキングコースがオープン)
  • かなり大きな駐車場完備
  • チケットはWaterfall Trailだけなら大人9ユーロ、Waterfallの入り口にチケット売り場あり

Zell am SeeからKurimmlへの自転車ルート

計画したのは、Salzach(ザルツァハ川)を遡上していくTauern cycle pathです。片道70km弱。

Zell am SeeからKaprun、Mittersillを経てKrimmlまで自転車で走り、疲れたら帰りは電車で帰ってくるのが良さそうで、ここを走るPinzgauer Lokalbahnというローカル電車がのどかな山間の開けた谷をSalzach(ザルツァハ川)沿いを走っていく様子が可愛くてぜひ乗ってみたいところでした。

Kaprun周辺から西を望む
Salzachが流れる開けた谷間

ところが調べてみると、このルートがなぜか途中の街、Mittersillでバスに乗り換える必要があることがわかりました。通常、バスに自転車を乗せることができないため、Zell am SeeからKrimmlまで自転車で走ってしまうと戻りも少なくともMittersillまでは自転車で走らざるを得ないことになります。その理由がわからなかったので、とりあえずZell am SeeからMittersillを自転車、Mittersillに自転車を置いて、MittersillからKrimmlをバスに乗ることにしました。

MittersillとKrimml間は2021年の洪水の影響でバス代替運行

Wikipediaによると、2005年7月、2014年7月のSalzach(ザルツァハ川)の洪水により線路が水没して再建。ところが2021年7月の西ヨーロッパと中央ヨーロッパの洪水で甚大な被害を受けたそうです。そう、まさにその日、私はZell am Seeに居たのでした。忘れもしないあの日のあの豪雨。

2023年から線路の再建が始まったようですが、2023年8月の再建作業中のさらなる水害により試運転が遅れ、2024年6月にやっとMittersillまで運転できるようになったようです。というわけで、2025年に再開とWikipediaには書いてありましたが、2025年8月現在、Zell am SeeからはMittersillまでは電車で、MittersillからKrimmlまでは代替バスでの運行となっていました。

2028/8現在の状況

Tauern cycle pathをZell am SeeからMittersillまでサイクリング

朝からZell am Seeを走り出します。夏はゲレンデですが、自転車や登山のためにゴンドラ運行中。ここには大きな駐車場があるので、山の上の宿から降りてきて車を置いて走り出します。

主にこんな感じののんびりしたサイクリング道を山沿い・川沿いにジグザクしながらMittersillまで。

Mittersillの駅に到着すると、Zell am Seeから走ってきたPinzgauer Lokalbahnが到着し、降りてきた乗客と共にKrimmlに向かう代替バスに乗り込みます。ちょっと阪急電車色でかわいい車両です。ちゃっかりキーホルダーを購入してしまいました。

Krimml Wasserfälle (クリムルの滝) に行ってみた!

Krimml Wasserfälle (クリムルの滝) に到着すると早速歩き出します。駐車場から滝の上部までのルートはこんな感じで、水色の丸の場所にビューポイントがあります。長さは4km程度、標高差は400m強あり、そこそこ良い運動です。

まずは滝壺に降りて行くことができる方向へ。

滝壺はものすごい風圧と水滴で1分も立っていれば服はびしょ濡れになります。コレ、本当かどうかわかりませんがこの細かい水滴がマイナスイオン(?!)効果で喘息などに効果があるとか(ほんまかいなと思うんですが科学的に証明されているとの記載あり)。

今度は滝の脇のハイキング道を登っていきます。いたるところに滝を間近に見られる展望スペースが作られていてマイナスイオン(?!)を感じることができるようになっています。トレイルは整備されているものの結構な急坂です。

この日は晴天で、滝壺にかかる虹がとても綺麗でした。よく見ると二重になっています。

滝は大きく3段階に分かれています。

Oberhafenという山小屋の脇にあるこれが一番大きな滝。この先では流れが少し緩やかになっていて、気持ちよく川に足を浸してみんなでリラックス。

んーー。懐疑論者ですが、確かにマイナスイオンというか常に空中を舞う細かい水の粒子が気持ち良いのは確かです。ビールがうまい。

帰りもMittersillまでバスに乗り、結局はPinzgauer lokalbahnに乗って車窓からTauernの山々を眺めながら気持ちよくZell am Seeに戻りました。

珍しくちょっと観光地的な場所に行ってみたけど、わいわい言いながらのサイクリングやハイキングは良いものでした。これも大人達の今年の夏の思い出の1ページにしっかりと追加されました。

宿のベランダにあったBBQセットでBBQを楽しみながら、暮れていくZell am Seeを見下ろして1日が終了しました。

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