勤務初日のことを書くと思うでしょう?いいえ、雨どいのことを書きます。

アパートは比較的ウィーンの街中に近いところにあり、古い石造りの建物です。アパートの周りも見渡す限り、同じような高さの5、6階建程度の建物が並んでいます。ヨーロッパらしくてとても好きなのですが、暮らし始めて数日で何度か見かけた光景があります。
晴れた午前中、ベランダに出たマダムが木々や花々にホースで水やりをしています。ああ、マダム、私がお手伝いしましょうか。meanwhile、階下では店舗のテント屋根にボトボトボトボト・・・・とひどい雨降り。
下を通る人は何事もないかのように避けて通ります。ベランダは、フラットでベランダの木々を支える土を通り抜けた水分は、そのまま階下へぼたぼたと流れ落ちているのです。この街では日常茶飯事の光景であるようで、誰も気にしません。はて?雨どいは?
日本のマンションやアパートのベランダなら、ベランダの一番外側には溝があり、その溝をつたって雨どいから地上まで雨水などが流れていくような仕組みがほとんどです。この石造りの建物たちにはそのような仕組み、すなわち雨どい、が無いのでしょうか?
アパートの周りの1区画を歩いてみましたが、地上近くの壁にはりついているような雨どいらしきものは、見つかりません。しかし、例えばシュテファン大聖堂のような急峻な屋根の建物は、雨どいがなければ大雨の時には地上で死人が出る水圧で水が降り注いでしまうのではないだろうかと心配になるわけです。街中に立ち並んでいる大きな石造りの建物のようなものでなければ、日本の一軒家のように雨どいがついてても不思議ではありません。しかし、この石造りの町並みには、雨どいがない。はて。ヨーロッパには雨どいはないんだっけ?いや、スウェーデンにはあったような気がする・・・
調べてみると大聖堂などの大きな建物には、怪物などをかたどった彫刻であり、雨樋の機能をもつガーゴイルというのもがあるそうです。なるほどー。あのシーサーのようなものがついているのは、雨どいだったのかと感心します。wikipediaによると「彫刻のない雨樋はガーゴイルとは呼ばない。また、雨樋のうち彫刻のない部分もガーゴイルといわない。彫刻のない雨樋はガーゴイルとは呼ばない。また、雨樋のうち彫刻のない部分もガーゴイルといわない。」のだそうです。大事なことなので二度コピペしました。
それでもまだ、ガーゴイルの口から吐き出された水のゆくえが気になります。ただドボドボと下に吐き出すのでしょうか?雨どいが下で受け止めてさらなるガーゴイルへと送り出すのでしょうか。地上に達した時、どう吐き出されるのでしょうか?これも、今度は塔に登って降りて、じっくり観察する必要がありそうです。
しかし、一方で、大聖堂のようなものではない一般の建物の雨どいはいったいどうなっているのでしょう。日本の雨どいメーカーさんは、一度ヨーロッパの雨どい事情を調査して、この石造りの建物に見合った装飾性と機能性を有する雨どいを開発すると、、、売れませんよね。
もう少し、雨どいを探して歩こうと思います。
