日本にいた頃とは比較にならないくらい気力も体力も低下しました。コロナもあって身体は鈍りまくり、動くのがしんどいほどです。それでも徐々に動けるようになりつつあるある日、ある周回ルートが私の心を奪いました。

ライブカメラを監視すること1ヶ月。北東斜面についていた残雪もやっとほとんど消えました。オーストリアのヤマレコ的な登山情報を見ると、人によってレベル設定をdifficultにしたりmidiumにしたりと意見が分かれています。しかも核心部と思われる場所の写真投稿がありません。私は超ビビり。細尾根も岩場も梯子もロープも大嫌いです。でも、
行けるところまで行こう
は、登山では禁忌です。
たいがい、行けないところまで辿り着いてしまうと引き返すこともできないので。
でも行ってしまうのが人の性。
引き返せなくなるのに。
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前日過ごしたホテルを出て、朝から1時間ほど移動してきました。またまた有料砂利道を1,500mの駐車場まで車で上り詰めます。
車、砂だらけ。タイヤの隙間、小石だらけ。

駐車場の少し上にある湖、こちらもとても美しいです。目の前にはこれから登りたい(かもしれない)山々が聳え立ちます。うーーーん、、、お気楽に安全そうな1ピークだけにして帰るか、望んでいた周回に行くか、分岐まで行ってみてコースを近くで見てから考えよう。

行きたいのは、この湖から登り始め、周回総距離10km弱、標高差1,200m程度。尾根で2,000m-2,400mの4つのピークをつなぐルートです。行けるところまで行ってみよう・・・。


しかし、思っていたよりもかなりの急斜面の岩場とザレ場、高度感万歳の細尾根、急斜面の細いトラバース道、ハシゴやロープこそないものの、一歩も失敗できない緊張が続きます。そりゃ、人によってはDifficultに設定するなぁと納得しました。私も核心部では写真を撮る余裕もありませんでした。自業自得というか、「だから言ったじゃん、戻れなくなるって」と自分を責めます。


精神的にかなり参るなか、うっかり看板を読み違えて別の尾根に乗って200mほど降りてしまう痛恨のミスにより1時間弱のロス。さらに精神的に参りました。体力温存のため、ペースをさらに落として、ゆっくり歩きます。全く人もいないことで、さらに精神的に追い詰められます。大丈夫。歩いてさえいればなんとかなる・・・。暑さもあり、1.5L以上持ってきた水もほぼ飲み干したところで、なんとか湖まで下山することができました。駐車場が見える位置まで下山して、人間の姿が見えた時、脱力するほど安心しました。
これが今の私の体力でできる限界かと思います。

本当に、今の私の体力でできる、限界。体力落ちたなぁ。。縦走なんてできる気がしないこの頃です。

やりきった感があります。
もう今年の夏山、これでいいかも。
