SUP小島めぐりから戻ると、波が強かったのかビーチ(メインビーチから少し離れたただの岩場ですけど)に置いていたカバンがびしょ濡れ。中に置いていた本もびしょ濡れ。仕方がないので岩の上に置いて風に任せて乾燥をはじめます。

本も読めないし、仕方ない(?)かと、ビールを取りに部屋に戻り、ビーチに戻ってくるとすっかりお天気になっています。さっきまで強く吹いていた風がピタッと止まりました。あれ?風が止んだ。SUPに出るタイミング、間違えちゃったかな。ビーチ全体がすっぽり晴れ間に包まれました。

岩場でカニを探したり遊んでいました。すると、海面に何か茶色いものが浮かんでいるのが見えて、岸に近づいてみます。
ん?
んんんんん?
んんぬああああああ???
なんだあれ!!!!
[閲覧注意] このあと、めちゃくちゃ気持ち悪い画像が続きます。
この驚きを共有したい!!と、すぐ後ろにいた標準ドイツ語を喋ってる家族連れの中学生くらいの女の子に、
「るーーーっく!!!すーぱーびっぐじぇりーーふぃっしゅ!!!!!!!」
と叫んでしまいました。
と、わらわらと集まってくる大人たち。子供たち。
ちょうどSUPで岸に戻ってきたカップルも「えっ!?えっ!?」となって一同しばし一緒に眺めていました。
しゃ、しゃ、写真、写真!!写真撮らなくちゃ!!!
携帯を防水ケースに入れて海の中に入れて動画を撮影しました。引き上げてドイツ人女の子と一緒に再生してみると、死ぬほど気持ち悪い物体が写っていて、2人で気絶しそうになります。
それが、こちら。

死んだクラゲが流されてきたのかと思いきや、あきらかにクラゲの動き。ふわふわと自分の意思で動いているようです。
私 「うううう、、、ぐうわあああああ・・・みて、これ・・・・なに、、、これ、、、」
ドイツ人の女の子 「ねえ、、、みて、あっちにもう1匹いるよ・・・2匹いる!」
女の子のお父さん 「いや、1匹じゃない!!もっといるぞ!!!!」
女の子と一緒に動画を見ながら、
ぎええええええぇぇぇ・・・・!!!!!
人の顔サイズぅぅぅぅぅううううーーーー!!!!!



ぎょえーーーーーーーーええええええーーーーぇぇえぇ!!!!
と、盛り上がっていると、
次に、
その100倍以上の数の、透明な5-10cm程の物体も大量に浮かんでいることにも気づきます。そしてどんどん増えていく人の顔サイズのクラゲと大量の透明な物体。
なにこれ・・・
なにこれ・・・・
なにこれ・・・・・
もはや隙間もないほどクラゲ!!!!


ビーチから少し離れた岩場の隙間に陣取っている私たち、言葉を失い、ぼーぜんと立ち尽くします。200mほど離れたメインビーチにいる人たちは、まだ気づいてないようです。しかし、あちこちから(泳いでる最中にクラゲを見つけて/触ってしまったと思われる)悲鳴が聞こえはじめます。3日間、同じ場所で分厚い本を読んでいた女性もついに動き、岸まで様子を見にきました。
一方で、私。SUPで戻ってきた時に、岸が岩場のためボードに傷が入ったりボードが人の邪魔にもなるので、岸から30mほど先のブイにSUPボードを固定して泳いで岸まで戻ってきてしまったのです。
でも、こんなクラゲだらけの海に入ってボードを回収しにいくなんて、

無理。
それを聞いたドイツ人家族、爆笑。
いやいや、誰か助けて!!
誰か、私のSUPボードを助けてーーーー!!!
しかし、クラゲに気づいた人たちはどんどん岸にあがり、ほとんど誰も泳いでいません。
と、そこにクラゲの集団をものともせずに泳ぐ海坊主・・・屈強そうなおじさんを発見。きっとあの人は戻ってくるに違いないから、戻ってきたら頼もうね、とドイツ人お父さんに慰められます。

しばらくすると、海坊主さんが戻ってきたのに気づいたドイツ人お父さんが大声で海坊主さんを呼んで頼んでくれました。
海坊主さん 「ああ、クラゲが怖いのか??こいつらは大丈夫だよ!!!」
と、海坊主、笑いながらでっかいクラゲをとっ捕まえて、放り投げました。
岸にいる人たち、呆然。
あのおっさん、クラゲ掴んで投げたで・・・・。
とはいえ、ボードを回収して岸まで届けてもらった私は感謝感謝です。
ふむ。
早速なのでSUPに乗って様子を見に行ってみよう!!!!
もう、湾じゅうがクラゲです。


よく観察してみると、この透明な物体の方は、クリオネみたいにキラキラと側面がカラフルな蛍光を発していることに気づきました。クリオネ??でも手がないなぁ。でかいクラゲの子供にしても形が全然違う。
・・・
のちに調べてみると、このクリオネみたいなやつはcomb jellyというクラゲのような動物だそうで、日本名はカブトクラゲ(学名は Bolinopsis mikado)と呼ばれるようです。アドリア海や地中海でも2000年代から大量発生が報告されていて、生態系への影響が危惧されているようです。
そしてでっかい方は、地中海に生息するクラゲの一種で、fried egg jellyfishと呼ばれるクラゲで、Cotylorhizaというようです。
日本語でいうと、目玉焼きクラゲ!!笑
見た目そのまんまの名前やん。笑
It can reach 40 cm (16 in) in diameter, but is usually less than 17 cm (6.7 in) wide. It seems that this jellyfish’s sting has very little or no effect on humans.
https://en.wikipedia.org/wiki/Cotylorhiza_tuberculata
というわけで、掴んで投げてた海坊主さん、正しかったようです。でもこんなの触る気にもなれず、今日が最終日でよかった・・・と心底思いました。もう怖くて泳げない・・・。実際、泳いでいると水面は反射していてなかなか海の中って見えないんですよね。
というわけで、どうやら全く別の動物(クラゲ)が、同じ海流に乗って同時に岸に辿り着いたという現象のようです。不思議です。大きさも種類も全然違うのに。そしてクラゲがたどり着いたのは、ちょうどピタッと風の止んだタイミング。そして、満月の日でした。そしてお盆です。
というわけで、今日のTake away messageは、
お盆を過ぎたらクラゲが出ます。
アドリア海にも。
