春のパウダースノー:Day3、そして失うもの

さんざん滑った翌日も、夜のうちに降り積もった雪で再びの、まだまだ続くパウダースノーです。午前中はこんなふわふわの斜面を何度も回しました。

しかし午後になると曇ってはいるもののパーーーっと気温が上がり、雪質が一気に悪化してしまいました。

それじゃあ、一周するか・・・

と、思い立ったのが運の尽き。時間は既に午後も後半です。去年もやりましたが、山間の街を挟んで両側に広がるスキー場をリフトを繋ぎ、ぐるっと一周してみようと思い立ってしまいます。そしてこの写真が、ゴンドラから最後に撮った写真です。

はい。

携帯、落としました。

リフトの運行時間内に駐車場に戻るには結構タイトな時間です。あれれ、次に乗るゴンドラはどれだ、コースはどこだ、ここをまっすぐ行って、あのリフトに乗って右に降りて・・・云々・・・ポケットからコースマップを出したり入れたりして睨めっこ。

ほとんど最後のリフトの山頂付近で、これであと1本リフト乗るだけかな・・・。

ハッ・・・

えっ携帯がない・・・

えっとーーーーー

落とした可能性がありそうなところに急いで滑って戻り、乗ったリフトとゴンドラの乗り場と降り場で

「iPhone届いてない・・・?」「ないねぇ」

「iPhone届いてない・・・?」「ここにはないけど、上で聞いてみ?」

「iPhone届いてない・・・?」「届いてないけどこの時間だから誰か下に持って降りてるかもよ」

「iPhone届いてない・・・?」「届いてないよ。営業中にリフト乗り場に届けば夕方に落とし物が下に集まることになってるけど。」

もうゲレンデはあと20分ほどでリフト営業も終了です。一気に爆走してホテルの駐車場に戻ることにします。車に戻ればラップトップがあり、モバイルルーターがあるので「iPhoneを探す」機能を使って探すことができます。車に戻り、iCloudにログインしてみると・・・私の携帯は山の中間部あたり車の位置からはかなり離れた場所にポイントされています・・・。

うっそーーーーん!!!!

緑のラインが私の滑走GPSログ

もはやゴンドラの営業時間は終了間際。車を急いで出して、比較的落下地点に近い地点のゴンドラ乗り場に移動します。着く頃には営業終了です。そこで、ラップトップを持って走ってチケット売り場のお姉さんに、

「私のiPhoneここに落ちてるんやけど、もうゴンドラ営業終了してるよね?パトロールの人に探してもらうことはできませんかっ?」

最初は、営業終了間際にややこしい話を持ってきたアジア人に、超めんどくさそうに「もう営業終わっちゃったから無理ー、落とし物は夕方届くから待ってみたらー?」的な対応だったのですが、

「ちゃうねん、ゲレンデのここ!!ここに落ちてるの!!!コース166と158が交わる場所でリフトの西側!!」

とラップトップの画面を見せながら「お願いお願いーー!!」と連呼していると、仕方なく「ちょっと待ってねー」と奥に引っ込み、「1人、パトロールが166を通ってこっちに降りてくるんだって。その人に頼むことはできるよ?でも見つかるかどうかは・・・?雪の中にあったら見つからないよ、この雪だもん。それでも頼む?」

「お願いしますっ!!!!!・・・・でも、パトロールさんが見つけてくれなかったらどうなるの?CATに轢かれてiPhone壊れちゃうよぉ・・・」

「OK。わかったから。できるだけ正確な場所を連絡するから。もう一度ちゃんと場所見せて?リフト乗り場のスタッフに送るから。」

と、お姉さんのiPhoneのGoogle Mapと”iPhoneを探す”のMapを2人で見比べながら、大体のあたりをポイントして送ってくれました。あとは祈るのみ。

「パトロールが戻ってくるのはここじゃなくて、もう一つ隣のゴンドラ乗り場だからそっちに移動して待ってて。」

と、そのもう一つのゴンドラ乗り場が(iPhoneがないから地図を見られないので)なかなか見つからず、ゴンドラ乗り場に到着したのが17時前。パトロールさんが降りてくるのは17時とのことで、乗り場横で営業終了して止まっているゴンドラの横で待ちます。

あ、そうだ!待っている間にもう一度”iPhoneを探す”を確認しようと見てみると、

あれ???iPhoneの位置が移動してる!!

左下:自分現在地  右上:iPhoneの現在地

で、再び更新すると、あれれれれ、、、?もうここに・・・?

と、ラップトップから顔を上げ立ち上がると、ゴンドラの向こうから超背の高いいかにも屈強なスキー山男パトロールな雰囲気の人がニコニコしながら歩いてきて、ラップトップを手にぶら下げて突っ立ってる私に向かって、

「タッタラーーーー!!!」

と、胸ポケットから出したのは、私のiPhoneでした!!

思わず飛び跳ねてハグして「ありがとうーー!!!!どう感謝を示したらいいの????」と聞くと、「よくあることだから気にすんなー!」とウィンクして去っていかれました。ゴンドラ乗り場のおじさんも、「うんうん」と。

それにしても、あの広大なゲレンデに落ちてるiPhone見つけてくるなんて、あのパトさん、ほんとに凄い。最初はめんどくさそうにしてたチケット売り場のお姉さんも途中から協力的に何度も地図を確認してくれて、スキー場スタッフの連携に助けられました。というわけで、この感謝の伝え方がわからないので、(1)ゴンドラ乗り場の近\所のスポーツ用品店でTシャツ2枚購入して帰宅し、(2)翌日にスキー場のホームページから感謝のメールを送信しておきました。

.

.

後日談。

Dear Saalbach-Hinterglemm Ski Resort Staff,

I am writing to express my gratitude to your team at the A1 Schattberg X-press I ticket office and the patrol who worked on March 29th, 2023. On that day, I accidentally dropped my iPhone at the crossing of course 166 and 158 around 4:00 p.m. I approached the lady at the A1 Schattberg X-press I ticket office and provided her with the GPS information to help locate my lost iPhone. She promptly informed the patrol, who came down from course 166 to assist in the search. Thanks to his efforts, my iPhone was successfully found and returned to me.

Once again, I want to extend my appreciation to your team for their excellent service. Your staff’s dedication and prompt action are truly commendable.

Sincerely,
XXXXX

に対して、

Dear XXXXX,

thank you very much for your message and your kind words. We will pass it on to our staff at Schattberg.

We hope to welcome you again next winter in the Skicircus Saalbach Hinterglemm Leogang Fieberbrunn and convince you of our offer!

Best wishes

まぁ、来年と言わず今年中にまた来ますけどね!!!

コメントを残す