Nkosi Sikelel’ iAfrika

 

子供の頃、くる日もくる日も大量のレコードを異国の音楽を異国のものとも知らず勝手に聴いていました。ピアノの練習はせず、ピアノの横にあるスピーカーの横にずっと座ってレコードをガサガサしていました。子供だから、どこから出したレコードかわからなくなっちゃうんですよね。それで、どんどん組み合わせがめちゃくちゃになっていって、ジャケットの絵は覚えてるけど、聴きたいのはこれじゃない・・・。またレコード全部出して、片っ端から聴いてみるしかないのです。一人っ子だから暇でしたし。

日本語もおぼつかない子供の頃って、英語なんて知らないし聴いたまま歌っちゃいますよね。語感をそのまま覚えていて、大人になってよく考えて歌詞を書き出してみると、くだらねー歌だな!!ってことも多いですよね。

しかし、中でも苦戦したのがJanis JoplinのMove Over。これだけは、今でも語感を頼りにしても100%は歌詞が書き出せない曲です。確か、B面の真ん中へんにMercedes Benzが入ってたんですが、曲の先頭位置に正確に針を落とすことができたのを覚えています。

 

適当アプローチは、中学・高校になっても続きます。その結果、いくつか、スウェーデン語の曲を歌えるようになりました。Marie Fredrikssonは、Roxxetteというロックデュオとして有名でしたが、スウェーデン語のソロアルバムが大好きでした。もう何年もなりますが、彼女は脳腫瘍を患い活動を中断。今も治療をしているのだと思います。(踊っているのはMarieではありません。)

それから、一つだけ、フランス語の曲を歌えます。Jane BirkinのLost Songです。エルメスのバーキンの由来となったBirkinです。めちゃくちゃかわいいですね!!!

他に何かないかなーと思っていたら、これだ。ドイツ語でしょうか。第九じゃなくて、MozartのRequiem。だいたい雰囲気は再現できる程度です。もちろん、本当の歌詞なんて知りませんし見たこともありません。歌詞カードなんてついていませんでしたもん。笑

これもドイツ語でしょうか。Schubertの冬の旅の中から”Gute Nacht”。菩提樹もいけるかと思いましたが、今、聴き直してみるとダメでした。

 

ここまでの曲は、歌えるといっても相当に適当です。なんとなく雰囲気が合ってるっていう程度です。しかし、この曲だけは、たぶん、完璧です。それほどまでに聴きました。

邦題が「遠い夜明け」、「Cry Freedom」という映画がありました。アパルトヘイト下の南アフリカのでの白人ジャーナリストと黒人の解放運動の活動家の話です。私が、小学生の高学年か中学くらいだったでしょうか、テレビでこの映画をやってたんです。こういう社会派のものだけは必ず見る父親でした。意味がわかるはずもない出来の悪いぼんやりした子供でした。社会的背景も知りませんし、話はさっぱりわからないんです。何か、争ってるなーということくらいしかわかりません。そして映画は、最後にこの曲で終わります。

映画が終わって、この曲が欲しいと言ったら、父親が近くのCDショップまで連れて行ってくれてサウンドトラックを買ってくれました。あんな小さいCDショップにこんなサウンドトラックがあったのも今思うと不思議です。

一体、何語なんでしょうか・・・。完璧に歌えます。ええ、本当に完璧なんです。歌詞をカタカナで書き出せと言われれば、書き出せるレベルです。それほどに聴きました。そして、最近、知ったことがあります。どうやらこれは、南アフリカの国歌であるようです。Nkosi Sikelel’ iAfrika, God bless Africa. 何語・・・?

こんな職場環境です。いつか南アフリカの人に出会うかもしれないその日まで、練習を重ねようと思います。

で、何語・・・?

 

 

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