オーストリアでSUPのススメ【安全に楽しむために】

これまで、オーストリアでStand up puddle (SUP)を楽しむための参考情報をまとめてきました。

でも、安全性について十分に記述をしていなかったことに気づき、シーズンを前に、自分への戒めも込めて今までの経験から気をつけたほうがいいと思う事をまとめておきます。

読むのがめんどくさいならたった一つだけTake away message。

これはあくまでも私がオーストリアの”波のほとんどない”湖で乗った経験に基づくことなので、同じOpen waterでも海ではかなり異なる点、ご了承ください。

  • 常に天気予報、風向きに注意を払う
    • カヤックは向かい風でもある程度進めるがSUPは座って漕いでもとても困難
    • 乗ってる最中でも雨雲レーダーのチェックは必須、つまり携帯電話必須
  • 常に安全具(PFD: Personal Floating Devices)を装備する
    • ライフジャケット、もしくはWater proofのバッグ(最悪浮き輪代わりになる)、RESTUBEなどの膨張式緊急浮遊具
    • オーストリアの湖では必須ではないし(イタリアは必須だそうです)している人は少ないのが現状ですが、あった方がいいのは当然のこと
  • リーシュコードを決して身体から外さない
    • リーシュコードをしていなくて不意に水に落ちた時にボードを蹴ってしまったりカレントがあるとボードは一気に体から離れる(see: https://youtu.be/ES2mShoQ3_Q?si=AwAChqGDo2itIvFr&t=226
    • ブイにリーシュコードを括りつけて浅瀬で休憩するなど、安全であることが確実な場合を除く
  • 天気の急変がありそうな場合、雷鳴が聞こえる、怪しい雲が近づいてきた、急な冷風(ダウンバースト)を感じたらすぐに安全な場所に退避する
    • オーストリアの湖では水上警察がある程度警告に回ってくれる場所もあるが、警察の警告の時点ではかなり危険が迫っている
  • 風速が15-20km/h(日本的には風速3m-5m)超えたらSUPをしない、少なくとも長距離行かない
    • 非常に良くなかったSUP行きの
  • 風速が8km/h(日本的には風速2mなど小波が立つ程度)でも注意
    • 既に湖水にもカレントが生まれ、向かい風での進行は体力を消耗する
    • 小波が立つ程度でもSUP上にはかなり水が乗ってくる
  • ルートプランニングを明確に、出発地点を見失わない
    • 多少でも風があれば、向かい風で進んで追い風で戻るルートプランニングをすること
  • 水温にも留意する
    • 外気温は高くてもオーストリアの湖の多くは雪解け湖、水温は7月になるまで泳ぐには適しないことが多い
    • “wassertemperatur” (水温)+場所の名前で検索してみて15度以下なら要注意
非常に冷たい水に飛び込んだり落ちたりすると、パニック反応やそれに伴う方向感覚の喪失、水中での吸入反射、循環虚脱や意識喪失など、さまざまな生命を脅かす状況が直ちに引き起こされる可能性があります。水中に留まっていても、数分後には低体温症により生命の危険にさらされます。とのオーストリアの水難救助隊からの警告。
  • あまりにも岸から離れない
    • 岸から目視可能なのは100-200m程度
    • 小ぶりな湖なら良いが大きな湖での長距離ライドでは特に意識する
  • 湖を運行する大型観光船の経路に注意を払う
  • 湖のど真ん中などでSUP上で眠らない
    • ボートなどから見えにくく衝突されるリスク
    • 体感で無風であっても流される(どんな湖でもカレントはある)ので、必ずブイなどに固定しましょう
  • 日焼け止め、帽子、サングラスなど身体を日光から守るものは曇りでも携帯する
  • ドリンク、軽食も十分に携帯する
  • 長距離行く場合はホイッスルなども(山も同じだけど人間の声は意外に通らない)
  • SUPの色は水色や緑(水面で保護色になる)ではないほうが良い
    • 何かあったら目視できる
    • 赤やオレンジなど明るい色が遠方からでも目視できて良い
  • ドライバッグの色も警告色が良い
  • すれ違うSUPやカヤックとあいさつを欠かさない
    • あの人、あのあたりで見たと証言してもらえる
  • 橋の袂では、橋の柱の周りは水流が複雑なこともあるので近づかない
  • 湖でも河口周辺は渦ができていることもあるので川の流れが早い場合は特に注意
  • 不意に波を受けないよう、常に前後左右を確認しながら漕ぐ
    • 観光船や大型ボート通過後の波が後ろからくることもある
  • できる限り一人で行かない、一人で行く時は近親者に予定を伝えること
    • いつも一人で全くこれをしていない私が言うのもなんですが
  • グループ行動の場合は、互いに離れすぎない
    • 自然の中ではお互いに何かあったら助け合うことになるバディを大切にすること
  • 白鳥は結構攻撃的なので近づかない、何もあげない

グループ行動する時は、以上のような意識をできるだけグループで共有して何かあった時に対処できるように体力をつけておくこと、リスクがある時は長距離に行かないことも重要です。ちょっと小一時間乗って100-200mの範囲で遊ぶだけならリスクは下げられます。

では、楽しいSUPライフ in/around Austriaを!

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