
霜は降りるものの、なかなか初雪の降らない2024年のウィーン。既に11月末になってきました。山の雪も増えません。というわけで、まだまだ秋のハイキングができてしまいます。ちょっと標高の高い場所に行ってみることにしました。

スキー場の状況のチェックを兼ねての前泊です。スキー場は12月のオープンイベントに備えてか、しっかり麓まで造雪中でした。翌日はこちらのスキー場の15km裏にある山を歩く予定です。

翌朝、車でハイキングの出発地点まで車で移動です。
The 快晴!!

山小屋までの道は、山小屋の夏季営業の終了とともに閉鎖。このため、山小屋まで数キロ手前で車を停めてそこから徒歩になります。しかもそこまでの道もちょっと凍結したじゃり道です。雪はないけど凍結あり。
車を停めて歩き始めると、トレイルもあちこちが凍結しています。水の流れがあるところはほぼ氷と化しています。なんかうっすらと氷河期に入ってしまったかのような雪の寒さとは異なる目で見る不思議な寒さ。


そして歩き続けると、夏季であれば車で来られる駐車場に到着。すぐ脇の山小屋は冬支度を終えて静かに静まり返っていました。遅い冬をじっと待っているようです。

ここから先は何ヶ所も凍ったトレイルを渡りました。軽アイゼンすらも持ってきていなかったのですが、ゆっくり歩けば大丈夫なレベル(気温が低くてひっつく氷でした。)
鞍部を越えるとそこに湖が見えました。おおお。これが目的の湖!
と、写真を撮ったりしていると、何やら動物の声のようななんとも言えない音が山にこだましていることに気づきます。目を凝らして動物を探します。山山羊か、鹿か・・・?

湖の辺りまで降りてみると、湖の表面はしっかりと凍っていて厚みも10cm以上はありそうです。誰か勇敢な人が歩いた足跡もあり、動物の足跡もあります。

すると、さきほど聞こえていた動物の声のような音は、湖そのものから聞こえていることがわかりました。すごく不思議な、ぽよーんぽよーん、ぷよーん、ぴよーんぴよーん!というゲームに使う電子音のような音。氷の中で空気が動く音なのか、気温の変化で氷が軋む音がそう聞こえるのか、原因はわかりませんが明らかに湖の氷の話し声でした。
あちこちで、氷を割ったり上で滑って遊んでみたりしながら進みます。せっかく来たので湖を一周周回することに。



奥のほうの湖は日向の時間が長いようで凍結しておらず、日向ぼっこをしながら持ち込んだカップ麺でランチをします。(熱湯も持参)



あちこちで不思議な形に凍りつく不思議な形の氷を見ていると、ある日突然氷河期がやってきて全部凍る世紀末系の映画を見ているようです。



最後に、モルゲンロートならぬ夕暮れロートを見ながら、帰宅の途につきました。

