SUPを持ってAtterseeに向かって斜面を降りる時にふと気づいてしまった風景に気持ち悪くなった衝撃で足を滑らせて湖に落っこちました。
それが、貝。
以前はなかったはずのちいさな貝が浅瀬の岩場にびっっっっっっしりと生えています。いやもう、気持ち悪いレベルで。
かつてサーフィンをしていた頃、まだ初級者で知らないことが多かった私に、サーフィン経験の長い奴が私にこう言いました。
「岩場で怪我しないように気をつけなよ。特に、フジツボで足を怪我したら、足からフジツボが生えてくるからね。」
「マジで!!!!????」
・・・・
今考えればそんなわけないのですが、当時の純粋だった私は信じてしまい、足からフジツボかうじゃうじゃと生えてくる様子を想像してしまい、それ以来フジツボが大の苦手。
そのウツボを彷彿とさせる風景に、衝撃で足を滑らせて転んで湖に転落しまったのです。
その様子が、コチラ。

石という石に何かがへばりついているのがわかりますか。

あれは黒い石ではない。大量の貝がへばりついているのです。

見ての通り、フジツボでしかない。
ここ数年、何度もここから入水してきましたが、こんな光景、一度も見かけませんでした。急激に増えたと見られるこの貝がぎっしりと浅瀬の岩や石に張り付いているのです。
帰宅してから調べてみると、これはQuagga-Muschel(クアッガガイ)というムール貝の一種。Quagga-Muschelは黒海周辺を原産とする淡水性の外来二枚貝で、オーストリアでは2016年に初めて確認されて以降、Atterseeを含む複数の湖へ急速に分布を拡大しているそうです。
繁殖力が非常に高く、ボートや水上スポーツ用品などを介して拡散したと考えられており、現在では湖の生態系や取水設備への影響が懸念される侵略的外来種として各自治体や研究機関が監視・対策を進めているとのこと。
Quagga-Muschelは、魚の食べ物であるプランクトンを食べてしまいます。このため湖が綺麗になったように見えることもあるのですが、在来魚が居なくなったりと、生態系に影響を与えてしまう外来種です。また、桟橋やボートハウスなどの木造構造物も損傷させたり、人が手や足を怪我することもあるそうです。(怪我したらそこからこのムール貝が生えてくるらしいよ〜。)
Atterseeも例外ではなく、2023年ごろから爆発的に増加したのだそう。現時点で確認済みとされているオーストリアの主要な湖は、
- Bodensee
- Attersee
- Traunsee
- Mondsee
- Feldkirchner Badeseen
- Alte Donau
で、このほか、スイスやドイツでは急速に分布が広がっており、オーストリアでも継続的なモニタリングが行われているとのこと。
SUPの爆発的な人気もその一役を担ってしまっているのでしょう。私は比較的毎回帰宅したらSUPを洗って乾燥させる方ですが、洗わない人の方も多いかもしれません。
拡散しないようにするには個人の努力だけではどうにもならないし、私も気付かず拡散していたのかもしれません。
切ない…
Bodenseeでも同じ状況でした。ものすごい数の貝が。





