ノウハウだけはしっかり残しておこうと思います。車を購入してからこれまで、運転免許証は日本で発行した国際免許証を使ってきました。理由は、
- 年に数回は日本に帰国するから都度国際免許証を取得すればいい
- 何年ここにいるかわからない
- オーストリアでの免許の取得は、日本の免許証との交換になる(取り上げられて戻ってこないという噂)
- 手続きが煩雑で何度も手続きに出向かなければならなかったとか、日本の免許証が戻ってこないとか、パスポートを1ヶ月間取られたとの経験談を聞くとタイミングが難しかった
ということがありました。しかし、国際免許証が切れる前にもう一度帰国するつもりだったのが帰国しないことになり、国際免許証の有効期限が切れてしまうため、オーストリアでの運転免許の取得に挑戦してみることにしました。間に合わなければ、数ヶ月運転は諦めるか、国際免許証の代理申請をしてもらうしかありません。
警察のサイトから、ウィーンでの免許証の更新・外国の免許証からの交換を選択します。私はドイツ語が読めないので、ひたすらGoogle Chromeの翻訳頼りです。ドイツ語から英語の翻訳はかなりわかりやすいので問題ありません。このページによると、EEA(欧州経済領域)外発行の運転免許証からの交換のケースの条件は、
- 6ヶ月はオーストリアに居住していること
です。しかし、
ともあります。
実際、窓口で「6ヶ月以上オーストリアに居住してる?」と聞かれました。6ヶ月は滞在していないと取れないにも関わらず、6ヶ月間は翻訳で運転する必要があります。じゃあ、どのタイミングで申請できるの?と細かいことを気にするような人は、そもそもヨーロッパ居住に向いてないので日本で国際免許証を取っておいて6ヶ月経つまでは国際免許証で運転しておきましょう。
必要なものは以下の通りです。当然、在留許可証は持っているものとして、
- 申請書
- 許可を受けている指定の医療機関が発行したMedical report
- 大使館が発行した自国の運転免許証の翻訳
- パスポート原本と、コピー2枚
- 在留許可証原本と、コピー1枚(表裏とも)
- 日本の運転免許証原本と、コピー2枚(表裏とも)
- パスポートサイズの写真1枚
一つずつ紹介します。
注:コロナ以後、申請を行う警察署は予約制になっていたようです。(再び予約制ではなくなった模様?)予約制の場合、予約が取れるのが2ヶ月先、なんてこともあるようですのでご注意を。
1. 申請書
警察署に行くと申請書がありますので、その場で記載します。ドイツ語なのでGoogle翻訳を駆使しながら書きます。簡単です。
2. 許可を受けている指定の医療機関が発行したMedical report
警察署のサイトからリンクされているList of authorized doctorsのPDFファイル(要最新版チェック)から、好みの医師を探します。私は、居住区内の居住地に近いお医者さんを一人ずつGoogleで検索して、英語で対応してくれる医師を見つけて、3日後には予約が取れました。
お医者さんで、A4 1ページの既往症のアンケートに答えます。この時もGoogle翻訳を駆使。翻訳を通してもどうしてもわからない単語(例えば夜間に目が見えづらいとかのドイツ語)は受付の人に教えてもらいました。
20分程度の問診、超簡単(テキトー)な視力・視野検査をしてもらって、終了です。その場で発行。36ユーロ。保険はききません。
3. 大使館が発行した自国の運転免許証の翻訳
大使館に、パスポートと免許証を持参。申請後3営業日で発行です。申請書には本籍地の住所が必要です。私は本籍地の番地まで覚えていなかったので、帰宅して戸籍謄本を見て連絡し直しました。16ユーロ。
あとはコピーや写真やらを耳を揃えて提出に行くだけです。ウィーンの場合、ウィーン市交通局(Dietrichgasse 27, 1030。U1のKardinal Nagl Platzから徒歩3分。)に行き受付で番号を発行してもらって、待ってる間に申請書を書いて、番号が掲示板に表示されたら窓口に行くだけ。窓口の担当者も警察とは思えない親切&陽気さ。全く問題なくあっさり申請することができました。申請時にトラブルに遭った人達は、一体何をどうしたんだ???アホなの??申請時に60ユーロ支払い。かかるお金は、合計100ユーロ強でした。
申請時に、
「発行まで、どのくらい?」と聞くと、
「2-3ヶ月はみておいて。準備ができたらメールするから。」と言われました。
申請したのが2020年2月7日でした。あー、こりゃあ国際免許証の有効期限(2020年3月2日)が先に来てしまうなぁと諦めモード。ところが、2月19日にこんなメールを受信しました。なになに?2月26日以降に取りに来い、と。
Sehr geehrte Dame/ sehr geehrter Herr!
Der österreichische Führerschein kann während der Parteienverkehrszeiten ab dem 26.02.2020 im Zimmer Nr.7 im Verkehrsamt unter Abgabe des ausländischen Führerscheines abgeholt werden.
もうできたんかい!!!
というわけで申請してから発行まで21日。パスポートと日本の運転免許証の原本を持って、窓口7番に行きパスポートを見せると、日本の運転免許証と交換でオーストリアの免許証をゲットすることができました。期限は2035年ですので15年間ということになります。(4a:発行日、4b:有効期限)
また、日本の大使館の方いわく、日本の免許証は適当な数が溜まった段階で大使館に郵送されてくるそうで(時期によって数週間〜半年程度)、大使館から連絡をもらえるそうです。日本の免許証が完全に失われるわけではないという点も確認することができました。
追伸: オーストリアの免許証を受け取った数日後、日本国大使館から日本の運転免許が届いてるので取りに来てください、というメールが。何もかもがスムースでした。
また、裏面の表記をよくよく調べてみると、ちゃんと日本のオートマ限定が反映されていました。Bのところの78という表記がそれに該当する(78 restricted to vehicles with automatic transmission)ようです。
・・・という免許がgetできたという話をしていて、ある方のEU国発行の運転免許証と見比べていたら、その免許証の4b:の日付が既に過ぎていました。「もしかしてExpireしてるんじゃないの?」と言ったら「絶対そんなはずない!」と言い張っていましたが、さて、真相はいかに。
