木曜日のコロナ信号システム更新でオーストリアは真っ赤になりました。もうロックダウンしかないよねぇと誰もが思っていたのですが、詳細の発表は土曜日(2020年10月31日)になりますとのこと。土曜日に首相が「緩いロックダウン」を発表しました。今回は、経済活動や学業をできるだけ止めないロックダウンで、飲食店の停止と夜間外出禁止令のみに近い内容となりました。在オーストリアに本屋大使館のホームページによると以下の通りです。と、いう発表があった直後の月曜日(2020年11月2日)の夜にテロ事件が起こり、翌日からのロックダウンとテロ事件による外出規制との関係でいっとき混乱しました。

○オーストリア国内における外出規制等措置について(11月3日以降適用) (注)有効期限は11月30日まで、なお外出制限については差し当たり11月12日まで。 1 外出制限 (1)20時から翌6時までの間、自宅を離れ、自宅外に留まることは、以下の場合のみ許される。 ア 身体、生命、財産への直接的危険の回避 イ 助けが必要な人の世話と支援、家族の権利行使及び家族の義務履行 ウ 日々の生活のための基本的ニーズの充足 エ 必要な限りにおける職務上の目的 オ 肉体的及び精神的な保養のための屋外滞在(例:散歩、ジョギング等) (2)公共の場では、同居人以外との距離を1メートル以上離さなければならない。屋内では、マスクを着用する必要がある。 (3)健康上の理由でマスクの着用ができない場合、要請があった際には、診断書で証明しなければならない。これらの者は、いわゆるフェイスシールドで代用することができる。飲食時、マスク着用義務はなく、満6歳までの子供もマスク着用義務はない。 2 経済活動 (1)商店は、客数が売場面積10平方メートルあたり1人までという制限付きで営業できる。例:100平方メートルの場合、同時に10人の客が利用可能。売場面積が10平方メートル未満の商店は、同時に1人まで利用可能。客にマスク着用を義務付ける。屋外の市場でもマスク着用を義務付ける。 (2)美容院、マッサージ等のサービス業は営業することができる。最低限の距離の確保やマスク着用ができない場合、感染のリスクを軽減するために適切な措置を講じなければならない。 3 職場 可能な限りホームオフィスを実施する。職場では適切な措置(固定チーム制、仕切り壁の設置等の技術的または組織的な手段)によって感染リスクを最小限に抑えることができない限り、人と人との間には最低1メートルの距離を確保しなければならない。労使の合意により、健康保護のための措置(例:既存の規定を超えたマスクの着用)を実施できる。公共交通機関の混雑を避けるため、始業時刻についても可能であれば変更する。 4 交通 (1)公共交通機関や航空機内では最低限の距離を確保しなければならないが、例外的に距離を保てなくなることを認める。その際、マスク着用を義務付ける。駅、ホーム、バス停、空港、及びそれらと接続する建物でもマスク着用が義務づけられる。 (2)相乗りやタクシー等では、運転手を含め各列に2人まで乗車可能。これは自動車教習時にも適用される。その際、マスク着用を義務付ける。 (3)ロープウェイやスキーリフトはレジャー目的で利用できない。 5 大学、学校 幼稚園、小学校、中・高等学校低学年(14歳以下)、特別支援学校は開校したままで、中・高等学校高学年(15歳以上)、専門学校、大学はディスタンスラーニングに移行する。 6 介護・養護施設、病院 (1)各施設の職員は、毎週、PCR検査または抗原検査の陰性結果を提示するか、適切なマスクを着用する。運営者は、適切な感染拡大予防コンセプトを作成、実施する。 (2)面会は、11月17日までは2日ごとに可能で、入居者1人あたり1回1人まで。同期間内で面会できるのは2人まで。訪問者は陰性証明書を示すか、適切なマスクを着用する。最低限の距離を確保する。危篤の際や精神ケアは例外。医療サービス以外の外部業者は介護・養護施設への立入りを禁止。 7 飲食業、宿泊業 (1)飲食業は、6時から20時までの間、テイクアウト販売が可能。配達サービスは24時間可能。職員や入居者、宿泊客のための食堂は規制の対象外。その他、公共交通機関内(例:列車内)での飲食物の提供や、ホームレス避難所等の施設での飲食物の提供も可能。 (2)宿泊施設は、特に職業目的のような例外的な場合にのみ利用可能。政令発効時に既に宿泊している場合、その期間は継続して宿泊可能。緊急の場合や要支援者の介護、援助のために立ち入ることも可能。通学目的の宿泊施設(寄宿学校や実習生のための宿舎等)は規制の対象外。外来診療所が併設されている療養スパ施設では、利用者と同伴者は引き続き立入り可能。共用部分では同居人以外との間に最低限の距離を確保する。 8 レジャー、スポーツ、文化 (1)レジャー・文化施設は、図書館を除いて閉鎖。10平方メートルあたり入場者1人までの規則が適用される。公園は閉鎖されない。 (2)イベントは原則禁止。例外は、職業上の会議、デモ(最低限の距離を確保し、マスクを着用することが条件)、50人までの葬儀、自宅での会合、無観客で実施されるトップアスリートによるスポーツイベント。 (2)屋内スポーツ施設は、トップアスリートの利用を除き閉鎖される。トップアスリートによるスポーツイベントは、屋内では100名まで、屋外では200名までのアスリートに加え、トレーナー、コーチ及び運営に必要な人員が参加できる。適切な健康状態の確認、接触者追跡を確保する。身体的接触を伴う種目では、定期的な検査を受けることを含む感染拡大防止コンセプトを作成する。 (3)個人スポーツやレクリエーション目的の屋外でのスポーツは、身体的接触がない種目に限定して許可される。最低距離を確保しなければならない。
この内容の通り、ショッピングセンターや一般の店舗はオープンしており、レストラン、美術館などが犠牲になった形です。
これでもまだクリスマスマーケット(通常は11月中旬オープン)のオープンは諦めておらず、オープンを延期と発表されました。でも、Rathaus(市庁舎)の前では10月の末からクリスマスマーケットの準備が粛々と進んでいます。しかも、ウィーンの人々のために点灯はしますとのこと。わかるよぉ。。クリスマスマーケット、こんなに楽しみにしている日本人もいるのです。ぜひ、感染対策をした上でぜひともオープンしてほしいです。本当に難しくなってきたのかもしれませんが。

日本も感染が広がっているようですが、ぜひ知っていただきたい。人口比で見ると全くヨーロッパのレベルではないことを。以下は新規感染者の1週間平均ですが、一番ひどかったベルギーやUKと比較しても日本は無いに等しいレベルなのです。ヨーロッパの国々ではもはや感染経路を追跡できる状態ではなくなっています。オーストリアも同様です。
この状況で、時々、「年末ヨーロッパ旅行行こうかなと思うのですが、そちらの状況どうですか?」的なことを聞かれる日本人がいるのですが、多分ヨーロッパ在住日本人は全員揃って「アホか!」と回答しているかと思います。日本にいる方がずっと安全です。収束してから、ぜひ、来てください。

あと2ヶ月となった2020年、世界中の人にとっても私にとっても辛い一年となりました。もう2度とこんな一年は過ごしたくないです。
