金曜日、会議は午前中で終了しました。美味しくカンファレンスに付属しているランチをいただいて帰ります。ロゼワインもバッチリ2杯頂きました。イギリス人とアメリカ人と同席だったので英語を聞き取るのに必死で・・・ロゼワインの写真はありません。
食後、主催者の方にお礼を言って会場を後にしました。天候は快晴です。これは、観光に行くしかありません。何も下調べもせずにこの街に参りましたので、どこへ行ったら良いのかもno ideaです。会議のアブストラクト集に付属していた街の案内図に見つけたのは、街のはずれに書かれた”Atelier de Cezanne”の文字。常識的な教養を持ち合わせていない私ですので、Aix-en-ProvenceとCezanneさんは当然結びついていません。それに、Cezanneさんの絵に特段の思い入れがあるわけでもありません。でも本物の画家のアトリエなんて見たことがありませんので、行ってみたい!!ホテルを出ると自然と足が早まります。



街を抜けて丘をテクテク登ってたどり着いたのは、Cezanneさんが晩年に建てた大きな採光窓のあるアトリエ。Cezanneさん、ただこの街を愛したんじゃなくて、この街で生まれ育ったんですね。雨に打たれながら描き続けて肺炎にかかってしまったのだとか。



故郷を愛するということが、私にはわかりません。親が転勤族だった友達も同じことを言いますが、子供の頃に過ごした街を遠く離れても、戻りたいともこれっぽっちも思いませんし、望郷の念もありません。行けば、懐かしいなーと思いますけどそれ以上でも以下でもありません。今、大阪にあるのは、お墓だけですし・・・。去年、大阪で電力会社の人とそんなお話ししていると、「大阪を捨ててしまわれたんですね。」とサラッと言われましたが、別に捨てたわけじゃないけど、なんとなく納得しました。
それはさておき、有名な作品の中に見られる題材も見られたり、Monetさんとの手紙があったり、本物の衣服がかけてあったり、油絵の画材が残されていたりと、本当にそこにCezanneという画家が居たことをみずみずしく事実として伝えています。埃かぶってるけど。埃くらいモップで払ったらいいのに。と思いつつ、画材って昔からこんな形だったんだなぁとしげしげ眺めます。自分の油絵セットとほぼ同じものを使って有名な画家も絵を描いていたのは、何か不思議な気がします。私の絵もいつか高額になったりして・・・。いや、できれば生きてる間がいいですけど。




そして、ちょっと先にこの絵の山が見られる場所があるようなので、行き方を尋ねて、行ってみることにしました。こんな変わった形の山、本当にあるのでしょうか?何度も描いたってことはきっとシンボル的な山なんだ、もしかしてGonneko先生が言われていた聖V山とはこの山・・・?とか思いつつ、歩きながら調べてみると、それは、Montagne Sainte-Victoire(サント・ヴィクトワール山)と呼ばれているようです。おおおおー、これだぁ、これが見られるのか!!とまた足は早まります。

そしてたどり着いた公園がこちら。
ああ、ここだ、この景色だ・・・。

それで、この高台にて、国際会議のCafe Breakでお話ししたアメリカのお役人さん(超イケメン)が着替えてスポーツウェア姿になって爽やかにジョギングしているところに再会しました。さすがWashington D.C.在住、本物の意識高い系です。ご縁があるのかしら・・・。しかし、それよりももっとご縁があるのは、私が実験値を使わせてもらっている実験のロシア人のおっちゃんでした。この実験値はあなたの?と聞いて以来、会議中の座席、Conference Dinner、ホテルが一緒、街中で3度すれ違い、とめっちゃご縁があるっぽい・・・。でも、どちらかというと超イケメンがいいです。
実は、ここに至るまで、皆さんが言うほどにそんなにAxi-en-Provenceっていいですか?古いヨーロッパの街。確かに良いのは良いけど、そこまでですか?って思っていました。しかし、この風景が全てを変えました。素晴らしい街です。



人はこうしてフランスを好きになっていくのでしょうか。そして私もフランスにかぶれていくのでしょうか。
いつも離着陸の動画を撮っているのですが、今まそれをわざわざ公開したことはほとんどありませんでした。ですが、なんか気が向いたのでYoutubeにアップロードしてみました。Youtubeが勝手に画質を落としてしまうので明瞭ではありませんが、離陸後、旋回して3:10あたりで翼の下にSainte-Victoire山とAix-en-Provenceの街、それから発電所が見えました。

いつもと違って、大変月並みではありますが、とても良いところでした。また来たいと思います。今度は体調を万全にして、あの山にも登ってみたいです。いつか、ご縁がありますように。
