ものりんがるのおっさん

少し前に、”バイリンガルの人は話す言語によって性格が変わる”という話がまたtwitterで話題になっていました。これ、以前に記事を読んでからずっとモヤモヤしていることなのです。話題になった当時の記事はこのあたりでしょうか。

社会言語学において「バイリンガル」は「多重人格」であることが判明 http://beinspiredglobal.com/multilingal-speaker-personalities

使う言語が「世界の見え方」を決めている:研究結果 https://wired.jp/2015/05/18/language-changes-your-view-of-the-world/

ここいらで例に上がっているのは、性格が変わっているのでも二重人格なのでもなく、その言語を使用する文化的背景に合わせた受け答えをしているだけだと思うのですが、私の理解が足りていないのでしょうか。それとも、私ごときの英語ではなくネイティブレベルでマルチリンガルになると、そうなってしまうのでしょうか。You haven’t had your lunch yet, have you?と聞かれて、Yes, yes, あー、no, I haven’t had lunch yet. とYes/Noを迷ってしまうようなレベルには該当しないのでしょうか。まだランチ食べてないんじゃないの?うん、まだ食べてないよ。Yesだろうよ〜。6年前、スウェーデンで、それで一体どっちなの?!?!一緒にランチ行くの行かないの?!?!って周りを混乱させた良い思い出です。そこで、すんなりとNoと答える時、私はその言語の仕組みを理解して使えただけであって、性格が変わったわけではないはずです。

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今年は一度も花火が見られなかった。

マルチリンガルが言語によって性格が変わる件についてのモヤモヤは、こちらに来てからさらに大きくなりました。なぜって、私という人間が英語を話したからと言って性格が変わるとは思えないし、何よりも、変わりたくないのです。何語で話していようと、どこに居ようと変わらぬ自分でありたい。それに、私の周りにいらっしゃる日本人で英語ぺらぺらの研究者の皆さんは、英語で話してたって性格が変わっているようには、決して見えません。

いや、それらの記事が示している研究はそんな単純なことではないのですが、この間、twiter上でマルチリンガルな人々が「わかるー、性格変わるよねー」って盛り上がっていたのを、冷めた目で見つめている自分に気づいたからです。

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言語というあやふやなツールを支点にして、性格が変わるわけがないよ。そう思いながら、帰宅途中にショッピングセンターに買い物に行きました。やっと下着屋さんにてめぼしい下着を見つけて、買おうと思ったらレジのおばちゃんがしきりに何かを言っています。レジが示す値段から察するに、あと数ユーロの買い物をすれば何ユーロかのPay backだかポイントサービスがあってお得だと言ってる模様。観光で来たのか?ウィーンに住んでいるのか?住んでるならポイントカードを作ったらいいよ、ということみたい。・・・という一切の英語を理解しない超ドイツ語のおばちゃんと私の下手な英語でのやり取り、途中からあまりの通じなさと、ちょっと通じた時のお互いの感動で、笑っちゃって、えらく盛り上がって、結局10分以上レジでおばちゃんと語り合っていました。いや、全く通じてあえていませんが。あのお店は、また行こうと思います。ちゃっかり10ユーロ分のポイントを頂いてきました。

そんなわけでセクシー下着ではない下着をついに見つけたんです。よかったよかった。さて、お風呂に入って、買ってきた新品トランクスをはいて寝ようと思います。え?何か期待しました?僕、おっさんですよ。

 

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