シャーシに噛んでても知らないけど

 

帰り道、駅を降りて駐車場をテクテクと横断していると、一台の白いタクシーがやってきました。駐車場から道路に出る直前、

がりがりずりずりずりがーーーーー

という音。あーーあ、歩道にでもバンパーの下を擦ったのかね。かわいそうなタクシー。

 

 

なぜかタクシーは、そのまま、交通量の多い道路に出ていきましたが、

がずがずがず、ぼぼぼぼ、ぼっ、がーーーーーーずーーーーーー

運転手は、一度ブレーキを踏むも、私の目の前をスピードを上げて走り去ろうとします。いやいや、音の原因、調べようよ!!!

がががががががががががががっ、がっ、ぼっ

異様な音と、急ブレーキに、周りの車はクラクションの嵐。ええ、私には原因がわかっていたんです。見えていたから。いい加減、タクシーの運ちゃんがウィンカーを出して路肩に止めようとした時、それが取れました。

車体の下から、段ボール箱。ちょうど車のバンパーの高さくらいの段ボール箱をバンパーの真下に巻き込んで合体して走っていたのです。途中の「ぼっ」という音は段ボール箱が変形した音です。

私もかつて、首都高中央環状の富ヶ谷の入り口(地下に入っていく下り坂)で、数台前のトラックの積荷を覆っていたビニールシートが外れてヒラヒラ落ちてきたのを避けられず(両側壁なので)踏んだらそのまま車体に合体してしまい、首都高を一区画ハザードを出しながら低速走行して次の出口で出て、車体の下に潜ってビニールシートを取り外したことがありました。その時は、サイドミラーにビニールシートが映らなかったので、自分の車にくっついたと判断できたのですが。

状況を理解していないおっちゃんのために、車道に出て分離した段ボールを拾って、「これが車体の下にくっついてたよ。取れたから大丈夫と思う。」と言って、段ボールを渡してさしあげました。「ありがとう。」って受け取ってたけど、絶対いらんだろう、その段ボール。

 

 

“シャーシに噛んでても知らないけど” への2件の返信

  1. 新年早々,よいことをしましたね。雪降る深夜,隊列をなしたタクシーが,たくさんのダンボールを抱えてあなたの所へ恩返しにきますよ。

    1. LiLAっくまさんのところには、餅と米俵で、どうして私のところには段ボールなのでしょうか。やっぱりかけた時間と労力に比例するのでしょうか。今日、スタックしている車を探しにでかけましたが、誰もスタックしていませんでした。

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