ヴィルギル礼拝堂 Virgilkapelle

Stephansplatzで地下鉄から地上に上がって行く途中に、謎の空間があります。ずっと前から気になっていました。調べてみるとそこは、シュテファン大聖堂の脇の広場の地下に位置していて、地下にある礼拝堂のようでした。地下の礼拝堂ってなんか怖い・・・数百年を経た呪いにかかったり、当時の最近を吸い込んだことで壁をすり抜けられる特殊能力を得てしまうかもしれない・・・と、ずっと1人で行くのを躊躇していました。

そこに現れた古代ローマ&ローマ遺跡マニアさん!この人ならシュテファン大聖堂に連れて行くよりもこっちの方が気に入ってもらえるかも!と思い、お誘いしてみました。

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人が立ってるのは同じ場所

 

ヴィルギル礼拝堂と呼ばれるその場所は、地下鉄U1の工事中にシュテファン大聖堂の地下あたりで見つかったのだそうです。上にあった建物がかなり昔に焼失したのち、ずっと存在を忘れられていたのだそうです。ウィーンで一番古いゴシック様式がそのまま残されている場所でもあります。保存状態が悪かったのでしばらく閉鎖されていたのだそうですが、数年前から再オープンされていたとのこと。

そんなに大きな空間ではありませんが、5ユーロ払うと解説が入ったiPadを手渡され、中で説明を聞きながら歩くことができます。

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聖堂内は、井戸があったり、壁には薄くですが装飾が残っていたりします。渡されたiPadで聞いた解説によると、そもそも何の目的で作られた聖堂なのか、まだ明確にはわかっていないのだそうです。

壁画は肉眼ではうっすら残っているのですが、渡されたiPadの画像では、光の加減でもうすこしクリアに見えます。

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シュテファン大聖堂に程近く、地下にこんな空間が残っていて、存在すら伝承されずに忘れ去られてきたというウィーンって面白い。他にもほんの少しだけですが、古い時代のウィーンの出土物を展示しているコーナーがありました。

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非常に興味深い地下深い歴史深いものでした。

“ヴィルギル礼拝堂 Virgilkapelle” への2件の返信

  1. 地下鉄工事、掘り進む先に巨大空洞がぽっかりと出現。正面に描かれた古代壁画の壮麗さにみな息を飲むなか、ライトに照らし出された壁画は2000年後の大気に耐えきれず剥離し始め見る間に鮮やかな色彩を失ってゆく。「フェリーニのローマ」という映画の有名なワンシーンを思い出しました。

    1. Gonneko先生、その映画、ぜひ見てみたいです。地下鉄工事で見つかるって、ロマンがありますよね。この街の地下にはまだまだ面白いものが埋まってそうです。遺跡の方も楽しかったです。千年も経つと、どこからか土が降り積もり埋まってしまうものなんですね。この礼拝堂は、そんなに昔じゃないのに、単に存在を忘れ去られたっていうのがとても興味深いです。礼拝堂の中は未だ修復作業をしてる人が居て、若い女性が壁に向かってコツコツ作業をされていました。考古学でしょうか。

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