初めてウィーンに来たとき、ドナウ川を見ることを楽しみにしていました。しかし、御多分に洩れず濁った川を見て思ったのは「美しく青きドナウじゃない!」でした。しかしここへきて、「美しく青きドナウ」がわかるようになりました。青空のもと、風の弱い日の景色です。青空が水面に写りこみ、とても美しく見える日があります。
これが「美しく青きドナウ」だ。
当然、昔はもっと綺麗だったのかもしれませんが、近づけば茶色混じりの緑の水が流れています。ドナウ川の中州は21 kmもの長さがあるのですが、以下の写真はその北端。こうして川沿いや中州を自転車で走り回ることができる。東京でロードバイクを買ったこと、多摩川沿いを夜な夜な羽田空港まで走っていたこと、そのロードバイクを売らずにウィーンまで持ってきたこと、しょうもないことですが、人生には何一つ無駄なことなどないと思ったりします。アイゼンとスプリットボードは東京に置いてきてしまったけれども。
そしてすっかり長くなった陽が沈んでゆくのをぼんやり眺めます。
そして気温が24度近くすっかり夏のようになったある日、美しき青きドナウ川沿いにて、FKKエリアを通過します。
まさか・・・ね。
そのまさかでした・・・。
わかりますか・・・。
川沿いにヌーディスト!!!!
ひいいいいいいいーーーーー!!!おっさんが、おっさんが、おっさんが、おっさんが(大事なことなので4回言いました)全裸で歩いてる!!!!全裸のおっさんが、車から降りてくる!!!!全裸の!!全裸のぉぉっぉぉnooooooooooo!!!!!
世間は公共の場でマスクをとか言ってるこのご時世に屋外で全裸なんておかしいだろうよ!!!想像を超えるレベルでかなりの数いらっしゃいました・・・。本当に・・・。
そしてその横を何事もないように散歩する服を着た親子連れとサイクリスト。
全くわからないこの感覚・・・。なんなんだ!!!この狭いウィーン近郊にこれだけのヌーディストがいるってことは、この中に同僚が混ざっていてもおかしくないはずです。全速力でペダルを漕いで通過しました・・・。万が一、誰かに「お前FKKエリアに居ただろう?」なんて言われた日には、どっちの意味で取ったらいいのかわからず脳がフリーズしてしまいます。
でもこれがこの国の文化なのです。海がないしビーチといえば川沿い。好きなように過ごせることに敬意を払いあい、気にしない文化。日本だったら変態だらけで成り立たないでしょうね。こちらの人たち、やはり精神的に成熟していると思います。動揺してしまう私はしっかり日本人。
そして帰宅するとたまたま目に入ったCNNニュース。チェコでヌーディスト達がマスクを着用するようにと警察から注意されたというニュース。マスク以外に隠すところあるだろうよ!!!





