Kungsleden Day 2: Láddjujávri Boat Station – Kebnekaise Fjällstation – Láddjubahta wild camping

Kungsleden Day 2 の記録。

  1. Láddjujávri Boat Station 6:00起床
  2. Láddjujávri Boatで移動
  3. Kebnekaise Fjällstationへ
  4. ブルーベリーを摘む
  5. Kebnekaise Fjällstation
  6. Singiへ
  7. Láddjubahta wild camping

Láddjujávri Boat Station 6:00起床

夜寝ている時間がとても寒かった。ぎりぎり眠りに落ちることができるレベル。朝方に寒くて一度目が覚め、ずり落ちていたシュラフの上にかけていたジャケットなどを掛けなおした。寒い。凍える。これ、まだ森林限界の内側にいてこの寒さだと、原野に出たら大丈夫だろうか。寝る時の防寒の工夫が必要だなと考えながら朝を迎えた。

寒いので昨晩の炭を掘り出して再び着火。この時、再びシャベルが活躍。朝の冷えた体をキャンプファイアで温める。朝ごはんはお湯を沸かして中華食料品で買ったSHOYU RAMEN。まだ1日目を経験したところなので、自分の体がどのくらいの栄養を欲するのかのバランスがわからず食べすぎないように気を遣う。

この湖は、水質は良いのだが氷河からの溶け出しのために乳白に濁っている(オーストリアでも同様)。このため、顔をあらったりするにはそのまま、食事に使う時はフィルタを通した。

Láddjujávri Boatで移動

テントを撤収し、すぐそばのボート乗り場に向かう。ここから次に目指すKebnekaise Fjällstation(Kebnekaiseという山小屋)までは、歩いて目指すか6kmの区間をボートに乗ってチートするかという選択肢があった。1日目の初めにちょっとした足トラブルがあったので、これから100kmを歩く念の為、ということでボートでチートすることに決めた。ボートのタイムテーブル(2024年8月時点)は以下のようなもの。

Från Nedre Båtbryggan mot Kebnekaise(From Lower Båtbryggan towards Kebnekaise)がボートステーションからKebnekaise方面に行くもの。既に携帯は電波をオフにしているのでGoogle Translateも使えないのだが、ドイツ語に慣れてくると若干スウェーデン語でも想像できるようになってくるのが面白い。というわけで無事に9:00のボートに乗った。これがまた高くて2名で600SEKであった。朝イチの便だったので他に乗客はいない。ボートは30分ほどで6-7km先のボートステーションに到着した。

Kebnekaise Fjällstationへ

徐々に森林限界の限界に近づいているのか、木がさらに低くまばらになりつつある。また、日本の火山の山のあたりのような岩が転がるエリアもあった。

予想していなかったのが、この手の橋がたくさんかかっていたこと。

KebnekaiseとNikkaluoktaの間は頻繁にヘリコプターが飛んでいる。これは、観光用なのだが、Abisko側から歩いてきたハイカーが力尽きてもう歩けない時の救済にもなっており、最後の区間をヘリで(金で)解決できるようになっている。良い商売である。当然、金額も高いものと思われる。それでも救助ヘリを呼ぶよりはずっと安く済ませるのだろうと想像する。

と、すれ違いの欧米人男性に「ちょっと聞きたいんだけど、この彼、見なかった?」と携帯の写真を見せられた。どうやら彼らはあるタイミングで別れ別々に進み、写真の彼は先に進んでいったようだがどこまで行っても出会えないのだという。眼鏡をかけた機知そうな若者。そんな彼ならみかけていたら覚えてそうだけど、記憶にはない。もしかしたら我々がボートで移動している箇所を歩いていたのかもしれない。これは良い教訓だった。携帯も通じないこの長いトレイルではぐれてしまうと、合流する術は全くない。ずっと人を探して、心配して歩き続けるのは実に疲れるし楽しみも半減する。バディやグループとは(明確な理由があり、行き先もわかっていて離脱する場合を除いて)離れてはいけないのだ。

ブルーベリーを摘む

Kebnekaise Fjällstationの手前、ボランティアぽいウェアを着た若い女性3人が草むらに屈んで何かを採っていた。尋ねてみると、ブルーベリーを採っているのだという。親切にブルーベリーと毒のあるそっくりさんを見分ける方法を教えてくれた。葉がかわいらしく対称に広いのがブルーベリー、ツンツンとした葉が毒。赤い実がなる方も同様の見分け方だという。数粒もらって食べてみると実に美味しい。このブルーベリーを見分ける知見がこの先のこの旅を大いに救うことになった。

Kebnekaise Fjällstation

木道の樹林帯にテントを張っている人がちらほら見え始め、樹林帯を抜けると巨大な建物が目に入る。

Kebnekaise Fjällstationである。まるでホテル。次々にハイカーが訪れ、出発していく巨大な建物。中には品物も充実した売店もありあらゆるグッズも売っている。

外のベンチを見つけ、ランチの準備を始める。時間は既に13:30近くになっていた。

Singiへ

ここからはできえばSingiを目指したいが、距離的に難しければ山の麓の川沿いで野営するつもりで行動を開始する。

Kebnekaise Fjällstationを過ぎると途端に森林限界を抜け、北極圏の景色へと変わる。どこまでも、氷河が削ったのだろう山となだらかに変化する平原。あらゆる場所に川の流れがあり、本流に合流していく。水はどこも綺麗でそのまま飲めるという情報通りである。右側に見える大きな岩石のような山を過ぎた場所がSingiのはずで、そのさらに右側にはスウェーデン最高峰のKebnekaiseがあるはずだが、生憎と雲の中で見ることができなかった。

東西に平べったく広がるこの山の麓の川沿いをひたすら歩く。平坦に見えても、何度も小さな丘を登ったり降りたり、岩場を越え、川を渡り、橋を渡り、岩場歩きを繰り返す。重い荷物を抱えているとやはりかなりの負担。足にも腰にも肩にも、そして心拍数も自然と上がってしまう。壮大な景色は気分を紛らわせてくれるけど、この疲労が何日か溜まるかどうなるか。

Láddjubahta wild camping

そして目的にしていたSingiまであと5kmほどの場所で、日暮の時間を感じる。このまま徐々に暗くなるとテントの設営やらに難が出るだろうと、テントの設営ができそうな場所を探し始める。

すると、川の先に小さな湖がありそのほとりにフラットな場所を見つけた。トレイルからそこへ降りてみると、以前にここを使った人が作ったのだろう、薄い板状の岩をうまく重ねて風除けがあった。この風除けをうまく使わせていただくことにした。水辺にも程近く、ブルーベリーもある場所である。

風が強いのでMSRのテントの全室で夕ご飯を調理する。足の疲れを癒すのに持ってきたタイガーバーム(!)が活躍する。日中は汗をかいているので、濡れタオルで体を拭き、ドライシャンプーをする。

完全にリモートな場所。携帯も圏外。誰もいない。何もない。風の音と水の音。きっと野生動物もいるだろう。あとは、信頼できる奇人バディが近くのテントにいるだけ。ここで2日目の夜を迎える。

この日の移動距離は17km弱。

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