Kungsleden Day 4: Sälka Fjällstuga – Tjäktjavagge – Tjäktjapasset – Tjäktja Fjällstuga – Alesjaure Fjällstugorna

Kungsleden Day 4 の記録。

  1. Tjäktjapasset
  2. Tjäktja Fjällstuga
  3. Alesjaure Fjällstugorna

徐々に疲れが溜まってくると危惧している4日目がスタート。日本の山小屋と違い、朝は遅い。7時ごろから皆起き出し、9時ごろに出発する人が多い。

小屋で休んだのでかなりぐっすり眠った。夜に塗ったタイガーバームのおかげか、足の疲れはゼロリセットになっていた。朝、小屋の他の部屋の人たちの物音や声で目が醒める。

小屋の部屋のキッチンで朝ごはんを用意して朝ごはん。テントを撤収する必要がないだけで随分楽だ。この日は500mほど登っての峠越えが待っているうえに、25kmほどの距離を歩く予定。

ご機嫌に歩き始める。

Tjäktjapasset

途中、すれ違ったアジア人に話しかけられる。英語でどこからきたのかを聞かれ、見た目の判断で中国人と思い、「日本人だよ」と言うもののそれ以上の会話をあまり想定していなかった。すると彼は日本に8年暮らしIT企業に勤める日本語がペラペラの中国人。あまりにも流暢で素晴らしい日本語に感激を受ける。彼によると、峠の上は風がかなり強いらしい。お互いの良い旅を祈りあってお別れ。そして峠の登りにとりつく。

そして登り始め振り返ると、あの有名な景色が徐々に見え始める。

登りは最後の100mほどを除くと緩やかで、重い荷物を背負っていても無事にTjäktjapassetの峠に到達する。そして、この有名な景色の中を自分たちが歩いてきたことに気づく。この景色。この景色が見たくてKungsledenに来たと言っても過言では無い。曇っているけれどもしっかりと見えるこの景色。北極圏。Kungsleden。歩かなければ来られない場所。歩くスキルがなければ来られない場所。ここに辿り着くために、ずっとずっと山に登っていたのかもしれないとも思う。

ただ、登りはまだ続く。峠のトップには避難小屋があり風を避けて休めるようになっているが、なんと家族連れで満杯で入られず。

仕方なく通過し、反対側に降り始める。こちら側も素晴らしい景色。だが、足元は岩だらけで非常に歩きにくい状況が何キロにもわたって続く。そして、綿毛のようなものを振り撒くお花に出会う。

Tjäktja Fjällstuga

降りきったところで、一旦川を渡りTjäktja Fjällstugaに到達する。ここも小さな小屋で売店はない。夏だけの小屋番のスウェーデン人としばしお話しすると、彼は引退していてお金も十分にあるのでボランティアでシーズンの50日間、小屋番をしているのだそう。「トランプもプーチンもここに来てみればいいんだ。どうやって生きていけばいいのか、人間がどんなに弱いのか、お金がなんの意味もないことも教えてやりたい。」という話をしていた。

ここの山小屋で一つ気づいたことがあった。他の山小屋でもあったけど、小屋のトイレはほとんど外にあるのだが、そのトイレのドアには外に鍵がついていることがある。なぜ外に鍵が?と思っていたのだが、これは中に人が居ないことの印だということがわかった。そしてトイレの外には綺麗な水のバケツがあり、その水を救って穴の空いたコップに入れるとちょろちょろと水が出てきて手が洗える仕組みになっている。

ここでお昼を食べ、再び出発する。前方には曇った空が見えている。

この日もブルーベリーをつまみながら歩く。

Alesjaure Fjällstugorna

これまで天気には恵まれていたのだが、徐々に暗くなり、ついに雨が降り始める。レインウェアを持っているが、別で購入したレインポンチョ(兼タープ)を使ってみたくてポンチョを被ってみる。しかしポンチョは風が出てくると邪魔でしかない。しかもAlesjaure Fjällstugornaの手前8kmほどのところで急に踵の痛みがピークに達する。そこに、木道の上に雷鳥が現れたのだが、いろいろ事情があって写真はない。

足の痛みに急激に歩くスピードが落ちる。そして雨が叩きつける。最悪のコンディションになる。遠くに目的地である小屋が見えてくるが、徒歩スピードが遅過ぎて全く近づかない。1時間、2時間と時間だけが経っていく。

そしてAlesjaure Fjällstugornaに到着した時にはかなり濡れており、そこでテントを設営する体力も気力も残っていなかった。出発時点での天気予報によれば、この日は実は嵐の序章で、明日は更なる嵐と雨が予測されている。今日の時点で濡れたものを小屋で乾かしておかないともしかすると明日はさらに詰んでしまうかもしれない。小屋に貼られた明日の天気予報でもHeavy rainに加えてStormyの文字が。

というわけでこの日も小屋泊を決意。

この日は4人部屋。同室は穏やかなスウェーデン人のおじさま2人。大きなキッチンは共有で、ドイツ人とポーランド人の大人数のグループがいる。小屋周りにはテン泊している人たちも居るが、テントはすでにかなりの風をうけている。小屋に入ったことに安堵する。この小屋には乾燥室もあり、濡れたものの大半は乾燥することができた。

再び小屋の売店でフリーズドライのパスタやソーセージ、コーヒースティック、マッシュポテトの粉などを購入した。キッチンはプロパンガスで調理ができるようになっていて、上水と汚水のバケツがあり自分らが使った分は汚水タンクに捨てに行く仕組みになっている。(捨てないやつが居るのはどの国でも共通)

到着したのが遅かった我々とスウェーデン人のおじさま2人は最後まで起きていたが、23時には小屋全体が就寝。

この日の移動距離は26km。

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