2024夏、Kungsleden(King’s trail、王様の散歩道)まとめ 装備編

試行錯誤を繰り返した結果の、結構真面目に重量測定までした最終パッキングリストは以下の通りです。Fjallraven Classicの”Mandatory equipment”を参考に、検討漏れがないか何度も確認しました。現地で実際に測った総重量は16kgとなりました。

こちらは食料以外の装備を並べた状態です。

  1. 装備の考え方
  2. 基本装備
    1. バックパック
    2. テント
    3. スリーピングマット
    4. シュラフ
    5. トレッキングシューズ
    6. サンダル
    7. トレッキングポール
  3. エマージェンシーキット
  4. ウェア
    1. アンダーウェア
    2. 靴下
    3. ミドルレイヤーと行動着
    4. レインウェア・防寒着
    5. ※短パンか短パン+タイツか、長ズボンか
    6. キャップ
    7. 寝巻き
  5. 食料
    1. 主食(米、パスタ系)
    2. 飲み物
  6. 調理器具
    1. コップ、鍋、フライパン
    2. 十徳(VICTORINOX)
    3. ストーブ
    4. 燃料
  7. 水回り関係
    1. 水のフィルター
    2. 水ボトル
    3. タープポンチョ
  8. 衛生関係
    1. 歯ブラシ
    2. 石鹸類
    3. ドライシャンプー
    4. タオル
    5. ショベル
    6. トイレットロールとウェットティッシュと携帯用bidet
  9. 電子機器
    1. 大容量モバイルバッテリ
    2. ソーラーパネル
    3. GPS時計
    4. GPSデバイス
    5. デジタルカメラ
    6. GoPro Hero11
    7. 携帯電話
  10. その他
    1. ダクトテープ
    2. ヘッドランプ
    3. ツール類
    4. ゴミ袋

準備編トレイルでのマナーは別記事にしました。

装備リストです。

https://lighterpack.com/e/jqqiyn

装備の考え方

私はULハイカーではないので、装備は全体的に慎重でリスクを冒しての軽量化はしていません。8月末は時期的にはすでに秋。気温がマイナスになってもおかしくない時期です。北極圏の雨の多い環境では、暑さよりも濡れることでの低体温症への懸念があります。極度の軽量化は命の危険につながります。一方で、必要のないものはできるだけ切り捨て、でも衛生面などで自分が不快さが気になるところは我慢しませんでした。

当然、荷物は軽いほうが楽です。できれば食料を除いて12kgあたりに抑えたい。古い重い装備は軽くて新しい素材のものに購入し直しました。重量が重かったのはテントやシュラフ、スリープングマットです。

また、新しく調達して使ったことがないもの・食べたことがないもの・着たことがない服・買ったばかりの履いたことのない靴は、決して持っていかないこと。使い慣れたいつものものでいきましょう。


基本装備

ザック、テント、寝具などの基本装備です。

バックパック

10年弱前に購入したKarrimar Jaguar Grace(55L+10L)。基本55Lで上部の余白を使えば追加10Lくらい使えるザックです。フィッティングは、購入当時の自分を信じるしかありませんが改めて背負ってみて問題なさそうです。重さは2.2kgとあるものの、しっかりフレーム構造、厚めの腰ベルトでしっかりホールド、2気室、外・上部などチャックなど構造物が多くこれは仕方ありません。こういう構造が好きですし。

テント

MSR Hubbba専用のFootprintと、朝露や雨で濡れてザックの中を濡らさないよう、テントを拭くためだけの小さいタオルも混みでテントセットとしました。かなり小さくなるので、ポール含めて全てザックに入れていました。

スリーピングマット

結局、荷物の容量削減のため、マットはInsulatedに変更。Insulatedのマットは破れたら終わりという危険がありますが、雨の多いKungsledenで外につけて歩くとザックのレインカバーに収まらない(特に食料が減るまでの間)ので、以下のSea to Summitの軽量なInsulatedにしました。

シュラフ

シュラフの温度範囲は最後の最後まで迷いました。こちらの記事を参考に快適温度と実際の予測気温を何度も見比べました。結論としては、8月末で最高気温20度最低気温4度の予報のKungsledenで、+7度のものにしました。

シュラフの対応温度の表記が日本で使われているものと、EUで統一されているもの、北米メーカーなどで表現に違いがあるようでかなり混乱しました。日本では快適温度と限界温度があるようなのですが、

  • 快適温度:一般的に女性が快適に眠れるとされる最低温度。この温度以上であれば、リラックスした状態で眠ることができるとされています。
  • 限界温度:一般的に男性が快適に眠れるとされる最低温度。この温度は、体を丸めて熱を保持する姿勢で寝た場合に快適に眠れる限界を示しています。

例えば以下のシュラフ(Sea to Summit Spark Women’s Down Sleeping Bag)は対応温度が3種類用意されていて、このシーズンで使えるのは以下の2つ。その温度の表現は以下のようにComfort Limit と TEMP Lower Limit になっています。

  • +7 Reg  | Comfort Limit +7 |  TEMP Lower Limit +4  |  382g 
  • -1 Reg   |  Comfort Limit -1  | TEMP Lower Limit -7  |  584g

Sea to Summitはオーストラリアのメーカーなので何に準拠しているのか分かりませんでしたのでメーカーのサイトを参照するしかありません。

Lower Limit: The lowest temperature at which a man should stay warm.

Comfort Rating: The lowest temperature at which a woman should stay warm.

Sea to Summit Women’s-specific sleeping bags are listed using the Comfort Rating. Unisex bags are listed using the Lower Rating. For example, if the bag is rated at Lower Limit of 14°F | -10°C and Comfort rating of 27°F | -3°C, it should keep a woman warm down to 27°F | -3°C and a man warm down to 14°F | -10°C, if they are wearing warm clothes and using a good sleeping pad.

さらにややこしいComfort Ratingという言葉が出てきました。REIによると、

Why women’s sleeping bags use the comfort rating: Data on physiological differences between traditional genders has always shown that the “average woman” will feel colder in the same bag than the “average man” will feel. So, the comfort rating, which is the temperature for colder sleepers, was the logical spec target for women’s bags, and brands continue to use the comfort rating on women’s bags today.

などと言う。ということで、じっくり検討しましたが、

  • 気温はマイナスにいかない(+14度〜+4度)
  • テント内は外気プラス2,3度ある
  • あったか目の格好をして寝ることを前提とする

ということで+7度を選択しました。結局、ダウン着てハードシェルとトラベルシーツをかけても結構寒かったです。ギリギリセーフって感じでした。女性ならギリギリ氷点下に行かない環境でも-1度を選んでおいても良いのかもしれません。

そしてシュラフは対応するコンプレスバッグに入れてしっかり小さく圧縮しましょう。

あとはTravel Sheetはシュラフが汚れるのを防ぐ意味で外側でも内側でも使うために持ちました。枕は不要かと思ったけどやはり寝る時の快適さのためにInflatable枕を持っていきました。

また、寝る時専用としてユニクロのUltra Light Down。

これらは、決して濡らさないように一つにして大きめのドライバッグに一つにして、ザックの下部に。

トレッキングシューズ

ULハイカーならトレランシューズでも良いかもしれませんが、10kgを超える重い荷物を持つ場合は、やはり足首までホールドされるトレッキングシューズが良いでしょう。私は普段から使っていて数代目のLA SPORTIVAです。

サンダル

小屋やテントではまずトレッキングシューズを脱ぎたい。

サンダルは必須ですが、ついでに渡河でも使う可能性があります。野営の場合、テントの周りも足場が良いとは限りません。というわけで、サンダルの中で足が滑らないようなフィット感のあるKeenのサンダルを買いました。

結局、8月末のKungsledenでは川の水位が低くトレッキングシューズのままで渡れたため、渡河で履き替えることはありませんでした。

トレッキングポール

バックパックは飛行機移動で預け入れ荷物とするため、バックパックに仕舞い込めることも重要でした。

こちらも10年以上バックカントリーで使っているBlack Diamond Alpine Carbon 224g x 2。普段の登山ではトレッキングポールを使わないので、改めて購入するのも気が引けます。このポールのデフォルトのバスケットはパウダー用だったので、一旦取り外してそのままバスケットなしでいきました。


エマージェンシーキット

バンドエード:日数分
靴擦れ用シート:3日分
包帯(小)
滅菌シート
滅菌パッド
エマージェンシーシート(自分用というよりも何かあった時のため)
中身はDEET50%の虫除けスプレー
虫刺され用吸引スポイト
痒み止め
虫除けネット


ウェア

ウェアに含まれるものには、アンダーウェア、行動着(ミドルレイヤー)、レインウェア・防寒着(インサレーション含む)があります。

アンダーウェア

アンダーウェアは全てメリノウール。2着ずつとしました。ちなみに、前半3日、後半2日で着回しました。メリノウールなので汗をかいた日も匂いは感じませんでした。(自分ではわからないだけ?笑)

靴下

靴下が濡れた状態で歩くと一発で水脹れができてしまうので、靴下だけは予備を持ちましょう。

私は行動用のMontBellメリノウールの靴下を2つと、寝る時用のウールの靴下を1つの合計3つ持ちました。行動用を2つとしたのは、(1)もしかしたら川で洗って干せるかも(2)洗えなくても最低限ローテーションしたい(3)濡れてしまった時の念の為です。さらに寝る時用の靴下もそのための予備としても使えるものにしました。

ミドルレイヤーと行動着

ミドルレイヤーには着古したArc’teryx Atom Jacketを持ちました。こちら、気温が低くなければアウターとしても使え、保温性は抜群。細身なのでアウターと干渉しません。しかもちょっと伸縮するのか動きやすい。丈もそこそこあって背中が出にくい。唯一の不満は手首周りで時計と干渉することでしょうか。

上はメリノウールのTシャツの上に、化繊の長袖。風がなく15度を超えればこれで歩けます。これとミドルレイヤー、ハードシェルの組み合わせは数えきれないほどスキー場で試されているので問題がない自信があります。

下は薄手でフィット感のあるArc’teryx Gamma Hybrid Pantというソフトシェルのトレッキングパンツ。寒い場合には、レインウェアを防寒着と兼ねており、重ね着するためです。こちらも登山、スキー場での経験が効いています。

レインウェア・防寒着

ハードシェルには、Arc’teryx Beta/ARを、レインパンツはArc’teryx Alpha Pant Women’s。

いずれも3レイヤーのGoreTexです。

※短パンか短パン+タイツか、長ズボンか

私は時期的に寒いので短パンは考えませんでしたが、真夏に行くなら考えることもあったでしょう。でも行ってみて思ったのは短パン+タイツはなかったなと思いました。トレイルは朝露や雨で濡れていることも多く、草木が足に触れます。

これ、濡れると流石に不快か寒いはずです。

キャップ

キャップ、必須です。ツバのあるもので、好みでハット系でも良いかと思います。

寝巻き

ちょっとあったかめのMammutのタイツ。行動用のソフトシェルとほとんど使い心地は変わらないのですが、トレイルでの裾の汚れなどをシュラフに持ち込みたくなかったので。


食料

必要カロリーを計算をして食事準備。一般に体型と使う体力に応じて3000-5000kcal/dayの準備が必要です。一色あたり1500kcalくらいは欲しいところですが、私の場合はここまで行っていなかったかもしれません。ただ、どうせだから痩せようなんて邪なことを考えてはいけません。体力が無くなり歩けなくなること間違いなし。最低でも普段と同じくらいの食料を持っていきましょう。

肉や野菜など調理が必要なものを持っていくと燃料の消費が激しいでしょう。基本的にインスタント、フリーズドライのお湯でなんとかできるものが良いと思います。

主食(米、パスタ系)

日本にいるとあらゆるものが手に入ると思いますが、こちらではフリーズドライのお米系の商品はあまり見つかりません。重宝したのは、日本で登山でよく食べていたカレーメシ系。日本からの来訪者に調達してきてもらいました。追加で、こちらの日本食材店で購入したフリーズドライから作るおにぎりを持ちました。

これ以外はスーパーで売っているフリーズドライのパスタ、3分茹でるだけのインスタントラーメンなど1日3食分5日分程度持ち、多少は途中の小屋で調達もしました。

ウィーンから持ったものは全てジップロックに入れ替えました。

飲み物

電解質、ミネラル、ビタミン等のサプリやマグネシウムなどもあった方が良いかもしれません。飲み物も水以外のものがあった方が良いかもしれません。私はスティックコーヒ、お吸い物も持ちました。

調理器具

コップ、鍋、フライパン

調理器具類は昔から使って歪んだりしているSnow Peakのチタンのコップと鍋とフライパン。

十徳(VICTORINOX)

ほぼお湯を注ぐだけの食材しかないので、ナイフすら使わない予定です。ワインオープナーなんて必要ないはずなのですが、こちらは念の為。

VICTORINOX、同じものを二つ持っていると思っていたのですが種類が異なりました。軽い方を選択。

ストーブ

MSR Pocket Rocket 2です。折りたたんでとても小さくなるのでいつも持ち歩いています。ジェットボイル系と違って点火機能がないのでライターが必須です。ライターは濡れると使えないくなるので念の為二つ持っていました。あとは、風除けも持ちました。

燃料

空港で拾いました。(機内、預け入れ荷物とも持ち込み禁止。)


水回り関係

折り畳み傘を持っていきました。大雨暴風の時に使うことは想定していませんが、ちょっと雨ひどいなぁという時に使いました。全然Sea to Summitのものじゃなくて、その辺で売ってる軽量ので良かったと思います。

水のフィルター

スウェーデンの観光局(STF)では、流れている水のみならず湖の水も飲めると言っています。

  • コミュニティの投稿でも、フィルタをせずに飲んでいたけど全く問題なかった
  • 最終日に水場が見つからず湖の水を取った時に唯一フィルタがあれば良かったと思った
  • 水を飲んで体調悪くなった人を知っている

と、意見が分かれていました。

しかし、やはり自然の環境です。何が混ざっているのかはわかりません。気になる人はフィルターを使うべし。

というわけで、私は1回に500mlフィルタできるCarePlusウォーターフィルターを使いました。

水ボトル

常に水辺のそばで野営できるとは限らないので、フィルタした水をテン場に持ち込む時など、水を持ち運ぶ手段が必要です。私はPlatypus 2Lを持ち、フィルタした水を確保していました。

また500-700ml程度のドリンク用ボトルも持ちました。(忘れたので初日にPRIMSのボトルを買いました。)

タープポンチョ

今後、通常登山の時のツェルトとして持っておくのにも良いかなとSea to Summit Ultra-Sil Nano Tarp Ponchoを新規購入。ポンチョとしてもタープとしても使いました。タープとしては、最終日の樹林帯での小雨・霧雨のランチタイムに2人分の荷物+ランチスペースを十分にカバーできるものでした。

衛生関係

歯ブラシ

普通の薬局で売っている歯ブラシにケースが付いているのを見つけたのでそれを持っていきました。マナー編でも書きましたが、普通の歯磨き粉は使用しません。(流して分解しないため。)

石鹸類

マナー編でも書きましたが、石鹸にはできるだけ天然成分でできているものを使いましょう。私が使ったのはDr BronnerのMagic Soap。ウィーンのMüllerで購入できました。私はこの一本で、食器洗い、洗顔、タオルの洗濯の全てをしました。5.5日の行程で消費したのは60mlサイズの半分未満です。

ドライシャンプー

ほぼ全日が20度以下となる気温の予想を鑑みると川で髪の毛を洗うのは至難の業に思えました。それでも汗はかくでしょうし、頭を洗いたくなるのは間違いありません。というわけで私が持って行ったのはドライシャンプー。こちらもウィーンのdmやBIPAをめぐって見つけたサイズが一番小さい50ml/30gのものを手に入れて持っていきました。2人で2、3回使って十分にまだ残っています。

タオル

アウトドアブランドの速乾性タオルを3つ持っていきました。バスタオルサイズになるものは、川で水浴びの可能性は限りなく小さいと見込んで置いていきました。

  • テント等が濡れた時用の泥が付いても良い雑巾として(Sサイズ)
  • 顔洗い用(Mサイズ)
  • 体拭きなど用

続いてはトイレ関連。

ショベル

10-30kmごとにある小屋のトイレが使えますが、野営の場合はスコップを持ち歩くことになります。10-15cmほど掘って埋めればOKです。このためにamazon.deで小さいスコップを買いました。私は小屋のトイレで済ませたので、結局スコップはキャンプファイヤの火消しの土かけに使われました。

トイレットロールとウェットティッシュと携帯用bidet

好みによって、bidetやウェットティッシュを使うのも良いかと思います。ゴミは全て持ち帰りなので、嵩が増えないのが良いかと思いました。男女問わず、トイレットペーパーを持たずbidetやウェットティッシュだけでも良いかもしれませんし、トイレットペーパーだけで十分かもしれません。


電子機器

ここに今は亡きSONY RX100 M3もありました。

大容量モバイルバッテリ

7-8年使っていたでっかい5000 mAhのしか持っていなかったので、超小型の10000 mAhを購入しました。後から思えばですが、太陽光パネルでの充電ができなかったので20000 mAhにしておけば最後にバッテリーで苦労しなくて済んだなぁと思います。携帯、GPSデバイス、GoPro、GPS時計程度のものがあれば1週間でも20000 mAhでやりくりできたかもしれません。

ソーラーパネル

モバイル軽量ソーラーパネル。家で試したとき、大容量モバイルバッテリーは丸一日ベランダに置いておいても満タンにもならず、心配ではありましたが無いよりマシ精神で持っていきました。

曇りの日には全く充電しないことから、ザックにつけて歩いてみましたが、無用の長物だったかもしれません。

長い白夜の晴れが続く日には役だったのでは無いかと思います。

GPS時計

GPS Watchにより歩いた距離がある程度わかるのが助かりました。トレイルは踏み跡もしっかりあり、よく整備されていて外れることはほぼありませんが、iPhoneやGarminなどで地図を確認するとバッテリーを消費します。大体の地形と距離を出発時に頭に入れておけば、歩いた距離や時間から進行具合がわかります。これ、かなり重要でした。

私のGPS Watch(SUUNTO Peak 9)は、1日8時間程度のGPSトラッキングをしていても3日は持ちます。また、デバイスが小さいので充電にかかるコストも小さいです。

GPSデバイス

コミュニティの投稿を見ていると「Kungsledenはよくマークされているので迷うことはないから携帯地図は置いていけ」という投稿をよく見かけました。でも、地図なしはあり得ない。電子機器のみに頼ることはリスクなので、地図は現地で紙の地図を調達するつもりでした。

それ以外に、私はGarmin GPS Map 67iを新規購入して持ちました。これはGarminの地図と衛星通信による現在地確認、ルートガイドができるデバイスです。さらに、万が一、何かあった時に、GarminのinReachという機能を契約しておけば衛星通信によるSOSの送信も可能です。2024年夏のKungsledenでは、この小型版でディスプレイでの地図表示機能がないinReach Mini2を持っている人を多く見かけました。

デジタルカメラ

結局、落としてきたわけですが、お気に入りのデジカメSONY RX100 M3を持って行っていました。デジカメの良いところは写真撮影に特化しているので、携帯で写真を撮るよりもバッテリー消費が小さいこと。また、携帯を使わないので携帯のバッテリーも温存できること。結構撮っていましたが、最終日の午前まで(川底に落とすまで)、充電はしっかりと持ちました。

GoPro Hero11

これもデジカメと同じ理由です。携帯を温存したい。動画専用のデバイスなら、充電が死んでも動画が撮れないだけで済みます。いちいち携帯を出していたら落とすリスクもありますし。

携帯電話

携帯電話は機内モードにしておくとバッテリーの消費が抑えられます。私の感覚では、写真を撮りながらでも100%で3日は大丈夫でした。1度70%程度まで充電して、最終的に2%になりましたけど。


その他

ダクトテープ

テント生地、ポール、靴など、ギアの破損の修復になんでも使えます。少量でも持っていると安心です。

小さめのものが売っていれば良いのですが、残念ながら結構大きいものばかり。使い途中の残り少ないものがあればそれで良いかと思います。

ヘッドランプ

準備編でも書きましたが、夏場は白夜の北極圏とはいえ、ちゃんとDaylightの長さを調べていきましょう。8月末の22時過ぎはほぼ真っ暗でした。特に私のテントはレインフライが暗い色なので、テントの中は真っ暗でした。小屋泊の場合も同様です。小屋の中の窓がないエリアは真っ暗になります。

Blackdiamondの低輝度(300程度)のものを持ちました。テント内や小屋ないで日記を買いたり作業をするのに毎日1ー2時間以上は使っていましたが、バッテリーの心配はありませんでした。

ツール類

バックカントリーとは違ってネジや六角レンチが必要なギアはほとんどありません。

でも、五徳(バーナー)やトレッキングポールといった結構重要なギアにネジがあります。というわけで私は愛用のSPARK R&Dのツールセットを持ちました。

ゴミ袋

普通のゴミ袋を数枚持ちました。食品ゴミ系(使い終わったジップロックと口や手拭きに使ったウェットティッシュがほとんど)とトイレゴミ系に分けました。


以上、私の装備をまとめてみました。

何よりも、道具は使い慣れたものか使ったことがあるものを持っていきましょう。新しいものは決して持っていかないこと。いつものブランドのいつもの靴でも新品はダメです。食べ物も、飲み物も、道具も、全て、出発前に試しておくことが重要です。よく食べるもの、よく飲むもの、いつも履いている靴、いつも着ているウェアを連れていきましょう。100kmも歩くのです。いつものものとでかけると一層安心です。


誰かの、あるいはバディがいつかまた行くことがあればその時の、参考になればと思い、記録を残しておくことにしました。ギアの進化は早いので、きっと変わっているだろうけど。

Kungsledenよ、永遠に。

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