
特に何も予定を入れなかった週末、何気なく行ったウィーンの森のハイキングが興味深かったのでその記録です。ハイキングルートとしては10km強、いつもの山頂の山小屋に逆方向からアクセスするルートです。このルートを選んだ理由は、ふもとの近くに廃墟?らしきものがあるっぽかったから。
まずはきのこだらけの森を抜けて山頂でビール。


下山していると地形図ではこのあたり?というあたりに細い小道を発見。

この小道を抜けたところに突然現れた廃墟。廃墟というか、遺跡。



このドイツ語で書かれた看板から断片的に現地で分かったことは、遺跡は1141年からMerkensteinさんが住んでいて1683年に誰も住まなくなったということだけでした。
なんか不思議な場所だったので、帰宅してからよく調べてみると、Wikipediaにも記載がある遺跡であることがわかりました。そして、ベートーヴェンが2つの歌曲を作ったことで有名なんだそうな。というわけでこの周辺もBeethoven wanderwegだらけ。(ウィーン周辺あちこちにあります。)当然、もうその時点で廃墟だったと思われますが、1141年からあるってすごい!
建物内側に入り込んでみようと思うも、入れる場所はないし、一部堆積物で埋まってたり埋まりきっていない場所に大きな穴があったり、3階建てくらいの高さなのに壁しかなかったりで、周辺をぐるぐる回ること小一時間。
まず正面玄関を入ったエントランスはこんな感じ。左側がメイン建屋で、右側にあるのは小さいチャペルっぽいつくりでした。

正面玄関左脇には、厩だったのでしょうか?みたいな場所もありました。

これは何の穴?みたいな小窓や扉があちこちにありますが、閉じられていたり鍵がかかっていたりで建物には入れません。





建物の中が見られる場所を探し求めて遺跡の周りをぐるぐるする日本人。急斜面を登ろうとしてみたりして、通りかかったおじさんに怪訝な顔をされ、「何がしたいんや・・・?」と問われる始末。いや、我々、中が見たいんすよ・・・。こっちから登れるかと思ったわけ。
結局、裏側に普通に回り込める道を見つけて回ってみるとあっさり建物の裏側に。堆積物を登っていくとやっと建物の中が見える位置に出ました。建物の中はこんな感じになっていたらしい。(だいたい4階建ての屋上のような場所で、私は怖くて登れなかった。)


さらに、ぐるっと一周できるもんかと回り込んでいくと、道はなくなり、やっぱり微妙な崖。スニーカーではちょっぴり危険なので行ったり来たり。すると今度は城の下に10mくらいは深さのありそうな洞窟のような深淵を発見。ここはこのお城の土台のさらに下側です。


牢屋・・・?
死体入れ・・・?
何やら怖いのですが、こちらもWikipediaに回答がありました。
During the castle’s existence from the early Middle Ages until its destruction in 1683, the cave was used to dispose of all the castle inhabitants’ waste.
ということで、答えは巨大なゴミ箱。この画像によるとかなりの奥行きがあるようです。
結局、一周するのは諦めて、引き返してもう一度正面に戻りました。結局、めっちゃぐるぐる回っていたようです。



この遺跡の少し下には、綺麗な小ぶりなお城もありました。こちらは第二次大戦後まで実際に使われていたようです。

というわけで、ハイキングよりも廃墟をぐるぐる回った記憶として残りそうなハイキングでした。
おまけは真っ白きのこ。

