[山小屋泊] 初夏のHochschwabを歩く2025

去年はKungsledenを歩くための準備に忙しくて山歩きが疎かになっていました。今年は山行きを頑張りたいというわけで、シーズン初めから山小屋泊を楽しむことに。今年は特に、積雪が記録的に少なく5月末で既に2000mを超えても問題なさそうなので、標高2277mのHochschwabを選択です。2日前に山小屋に電話すると、ラッキーにも7人部屋にベッドが確保できました。(オーストリアではテン泊できません。)

  1. Hochschwab(ホッホシュヴァプ)とは
  2. Hochschwab山頂を目指す一周24km/標高差1400mの山小屋泊ルート
  3. 1日目:Der Bodenbauer からSchiestlhausまで
  4. 2日目:SchiestlhausからHochschwab山頂を経て下山

Hochschwab(ホッホシュヴァプ)とは

Hochschwabはウィーンから車で2時間弱程度のエリアに位置する北ライムストーンアルプスの山塊の名前でもあり、その最高峰の名前でもあります(多分)。最高峰のHochschwabでも2277mとそんなに標高は高くはありませんが、ウィーンから一番近い比較的大きめのアルプスっぽい山塊で人気の場所でもあります。その西の端の麓には有名なGruener Seeもあります。

Hochschwab山頂を目指す一周24km/標高差1400mの山小屋泊ルート

設定したルートは今まで足を踏み入れたことがない西側のHochschwab本峰を絡めるルート。23kmほどで標高差1400mを周回します。1日目はDer Bodenbauer から反時計回りで中間地点の山小屋(Schiestlhaus)まで行き一泊。2日目は稜線(というか台地の上)を歩いて下山です。

2日間(2025年5月31日-6月1日)の天気は、1日目は晴れ、2日目は午後から雨の予報。2日目は、標高の高いところで雷雨に遭わないように早く山小屋を出発して午後早くには樹林帯に逃げ込んでおく作戦にします。

1日目:Der Bodenbauer からSchiestlhausまで

ほぼ南向きの斜面を登るため、雪が残っていてもシャバ雪になっている(氷ではない)だろうと軽アイゼンは車に置いて、小さい軽いスパイクだけを持って出発です。この日の気温は、下部で15度ほど、上部でも12度ほどだったのですが、強い日差しで体感は25度を超えていて暑い。だが薄手の長袖しか持っとらん。こういう地味な読み間違いが多い私😑。

登り始めの駐車場から既にこの景色!!うーーん、しかし、あそこまで登るんかー。

Der Bodenbauer Parkplatz

歩き始めは気持ちの良い樹林帯の森です。この日の行程は12kmほどあり、標高も1400mほど上げるので体力を消耗しすぎないようにゆっくり歩き始めます。

標高を上げると雪渓(というほどでもない残雪)歩きが何度もありましたが、雪が少ないシーズンだったせいか深さもなく危ないところはありません。

何度も何度も繰り返し、残雪歩き。

すると、遠くに雪の上で休むSteinbock(岩山羊?山山羊?英語名Ibex)があちこちに。彼らも暑いから涼んでいるのでしょうか。

結構近くにSteinbock。怖い感じはありませんが、さすがに野生動物なので、ある程度の距離を取っていきます。

そして念願の!!!マーモット!!!!を発見。興奮しすぎて別の記事にしました。

マーモットの谷を見下ろしながら、最後の登り。

1日目の目標地点である山小屋着に到着です。5時間台で登れるかと思ったら、途中の休憩やマーモットや岩山羊を眺めたりで、6時間かかっていました。

ÖTK - Schiestlhaus

ÖTK – Schiestlhaus

小屋に到着してビールで乾杯!

山小屋は2003年にリニューアルされたようで、新しくモダンな作りで清潔です。部屋は3段ベッドの7人部屋、11人部屋などあり、小柄ながらも結構な収容数です。そして、モダンなご飯と充実のアルコール!到着したのは15時ごろですがほぼ一番乗りだったので3段ベッドの一番下の段を確保できました。

雪庇の溶け残り。

就寝(消灯・静かにする)時間は22時ですが、みなさん22時ギリギリまでキッチンエリアで飲んでいます。外で夕焼け(日没は20:55)を眺めながらの人たちもいました。

流石に陽が山の向こうに落ちると一気に冷え込みます。風も出てかなり寒い。一気に体感は10度以下になります。

しかし、やはり雪・雨が少なく水不足のようでシャワー・トイレの手洗いなどは停止。顔を洗うのも外の溜水を使うようになっていました。まだシーズン初めだというのに。

2日目:SchiestlhausからHochschwab山頂を経て下山

翌朝は朝ごはんをしっかり食べて、目の前のHochschwab山頂に登頂します。多くの山小屋泊の客は、山小屋に到着後に手ぶらで登って、翌朝は巻きルートを使っていました。

山頂から見るマーモットの谷。東側に続く登山ルートではマーモットの目撃が多数あったので、いつかそちらのルートも挑戦してみたいなぁと心にメモ。

過去に大きな山岳遭難事故があったということでできたという避難小屋。中は結構汚な目でした。

午後から雨の予報なので、12時ごろには樹林帯にある山小屋まで辿り着いておきたいですが、景色が良い稜線(というよりもプラトー)歩きが気持ちよく、後ろ髪引かれます。

最後の降り。ここを降れば次の山小屋まで一気に標高を下げることになります。

そしてお昼過ぎには次の山小屋に到着。

みるみるうちに雲が発達してきます。

まだ大丈夫だろうとのんびり下山して、駐車場脇のカフェに席を取ったところで、ポツポツと降り始め、山に雷が響き始めます。

ちょうど良い時間配分ができました。充実の2日間山行 in Austria 2025、始動です。去年はKungsledenの準備で長距離歩きやギアテストばかりをしていたので、久しぶりの山小屋泊となりました。久しぶりのこの充実感!

で、帰りの高速道路は豪雨のせいか渋滞したり、カオスでした。その頃ウィーンでは雹が降っていたんだそうな。

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