Van Deer(ヴァンディア)のオーストリアFlagship Store(本店と工場)へ

VAN DEER(ヴァンディア)っていうスキーブランドを見かけるようになったのは2021−2022あたりでしょうか。頻繁に行くSchladmingのスポーツ用品店(Brundl Sport)に置いてあったのがきっかけでした。日本では見かけないスキーブランド。当時はアルペン板しかありませんでした。他のアルペンスキーブランドとは一線を画すデザインと、深緑のアースカラー。

そしてVAN DEERという名前と鹿のマーク。

”VAN”に引っ張られて、私はてっきり「ついにオランダ人がスキーブランドを立ち上げたのか〜」と思いこんでいました。


VAN DEER(ヴァンディア)とは

その数年後、自分もスキーを購入する段になって色々調べてみると、VAN DEER(現在の正式名称はVAN DEER–Red Bull Sports)は、オーストリアのアルペンスキー界を代表するMarcel Hirscher(マルセル・ヒルシャー)が2021年に立ち上げたスキーブランドであることがわかりました。

公式HP: https://vandeer-redbull-sports.com

私が混乱した「VAN DEER」というオランダ的な名前。実はこれもヒルシャーの母親はオランダ人で、「Van Deer」はオランダ語的な響きを持たせながら、英語のdeer=鹿、つまりドイツ語のHirsch=ヒルシャーという名前にもかけたものなんだそうな。

ヒルシャーはザルツブルク州出身で、現在もブランドの拠点はオーストリア。ブランド誕生直後から現地のスキー場周辺で売られまくっていたのも納得です。新たなオーストリア地元ブランドだったんです。

「世界最高峰のレーサーが、本当に自分が乗りたいスキーを作る」

そんなオーストリア発祥の新たなスキーブランドができたんです。

昨シーズンは、アルペンの選手はもちろんのこと、スキージャンプの選手もVAN DEERの板で飛んでいたり、すごい勢いでプロ選手の間に広がってきました。ゲレンデで一般ユーザーでも乗っている人を見かけるようになってきました。

そんなVAN DEERのFlagship StoreがSaltzburg近郊にできたのが去年末の2025年12月。その直前の夏に工事中の店舗前を通ってLammerklamm(ランメル渓谷)に向かっている途中に工事現場を見て、「こんなところに何ができるんだろう?」と思った場所なのでした。

これは行くしかない!!!

機会を伺うこと半年以上。

そしてついに訪問してきました、VAN DEERのFlagship Store!


VAN DEERのFlagship Store(本店と工場)の場所

Salzburg近郊、高速道路A10を30−40分ほど南下してGollingあたりから山の中に入った場所にあります。そのすぐ先には、Lammerklamm(ランメル渓谷)があります。

高速道を降りたら早速この看板。地元に根付いていますねぇ。ちなみにパートナーであるRed Bullの本社も遠からずの場所にあります。

初期の板のカラーである深いアースカラーの緑色。

すっきりと広々した店内です。最初に出迎えてくれるのはもちろんスキー板。じっくり見学していたら、「Red Bull飲む?コーヒーの方が良い?」と声をかけてくれて、いろんな種類のRed Bullから選ばせてくれました。ほとんど飲んだことなかったんだけど、Red Bullって意外に美味しいんですね。

店内にはアパレルも勢揃い。男性用しかなかったけどサイクルジャージもありました。

問題のスキー板。訪問したのは8月末。すでに2026/2027モデルが勢揃いしていました。深緑のアースカラーが減って、明るめのパステル系カラーのようです。当然、定価での取り扱いですが、ユーロで買えば日本で買うよりはずっと安そうなので、買って帰ろうかと要検討。

工場をちらっと見学

私がスキーの断面サンプルを眺めていると、

「工場の方も見ていいよ。外からだけど、ここからぐるっと回って。右側がアルペンスキー作ってる場所だよ。」

と、中庭に出してくれました。

スキー板の工場、初めて見ました。各素材を圧着して、整形して、ソールを綺麗にして、なんとなく工程がわかるような感じで、各工程の完成品らしきものが並んでいるのを外から見て回ることができました。

とても面白い。

板を買うには至りませんでしたが、冬を前に、ちょっと検討要素に入りました。日本で使うと一発で盗まれそうだけど。

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