フランス語キーボード

ダメな時はダメなことが重なります。今回のAix-en-Provenceの旅がそういうダメな流れを変えてくれるんじゃないかと思っていたわけです。出発前に風邪をひく等あれやこれやそれを理由に発表の準備も全然できていないのがまたダメだ〜という感じです。ダメすぎて飛行機が落ちるんじゃないかと思いましたが、パリでのCDGからORYへ移動してからのMarseille、MarseilleからのAix-en-Provenceは順調でした。

Marseille着陸前、初めて見る地中海です。しかし、起きて窓の外を見ていたくても風邪薬と頭痛と熱の影響でウトウトしてしまいます。それなのに再び飛行機が降下するときの気圧の変化による耳の激痛で起きてしまうという繰り返しでした。もうウィーン帰りたい・・・本気でそう思いました。それより、発表準備がぁ・・・

Marseilleに到着してみると、こじんまりした空港に、小綺麗なバス乗り場。バス乗り場にある自動販売機はちゃんと機能するし、なんとなく安心感を覚えます。よかった・・・死ななくて済むかもしれない・・・出張中に風邪で死ぬなんて、伝説になる恥ずかしさです。

Aix-en-Provenceまでのバスからの景色に驚きました。ちょっと乾燥した感じの大地と、テーブルマウンテンのような地形。むき出しの地層。あれれ?どこかでみたことがあるような感じ。それは、Los AlamosとSanta Feの間のような感じなのです。あんなに雄大じゃないけれど、それをこじんまりさせてもう少し湿気を与えて緑を多くしたような感じです。Aix-en-Provenceに到着すると、街も良さそうです。街のど真ん中にApple Storeがあったり、おしゃれなお店が並んでいたり古い町ながら小綺麗で活気があってオシャレです。

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ところで、全然話は変わりますが、フランス語キーボードってすごい配列ですね。AとQが逆でWは下に落ち、Mがすごい変なところにあります。ご覧下さい。すごいでしょう?

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フランス語キーボード

到着後、ホテルに入って一旦寝ようとするも、発表資料の準備が気になって眠れません。やっぱり起きて少しでも準備しよう・・・そう思って這うようにベッドから起き上がってラップトップを開きます。

キーボードが無反応

トラックパッッドも無反応

何度か再起動を繰り返すも(電源だけ反応する)ダメです。何もできません。言われてみれば、先週1週間、なんだかShiftキーの反応が悪かったり、ORY空港でブログを書いている時も、何度もいろんなキーがきかない感じがして再起動したりしていたんです。これは・・・キーボードのケーブルが外れたか・・・。普段なら自分でMacBookProを開けて解決するのですが、さすがに精密ドライバーなんて持っていません。これはもう詰んだ。明日お会いする教授に事情を話してPCを借りてクラウドからファイルを落としてちょっと修正させてもらう以外に方法はない。悪い流れの時には悪いことが重なるものです。

しかし、はたと思い出します。バス停からホテルまで歩いてくる途中に、Apple Storeがあったことを。

時間をみるとCloseまであと30分。小雨の中、走ってホテルからApple Storeに向かいます。頭が痛い。耳が痛い。しんどい・・・。死ぬ・・・。そう思いながらもGenius Barの人を探して訴えるも、もうエンジニアが帰ったから明日の朝もう一度来いとのこと。明日なら何とかなるからと言います。でもそれじゃあ、今日、何も準備ができません。

じゃあ、キーボード買うからちょうだい!と言うと出てきたのが、フランス語キーボードです。いやいやいや、英語キーボードはないの?と聞くも、フランス語キーボードしかないと言うのです。仕方ない・・・英語配列でインストールしたらそのまま使えるんじゃないかと信じて買ってきたのが、先のフランス語キーボードです。ええ、普通に使えましたよ、英語配列で。

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Aix-en-ProvenceのApple Store

ホテルに戻って、買ってきたフランス語キーボードとマウスで作業を再開します。でも熱で頭がぼんやりして何も考えられない・・・死ぬ・・・。と、ベッドに倒れこんで、何度から目を醒ますも高熱で水しか飲めません。

会議は、翌日、月曜日の午後から受付と発表が始まります。翌朝、何とか起きて、Apple Storeに行き、とにかく今日治らないと死んでやる!!くらいの勢いで(という元気は全くありませんでしたが)訴えると、今日の午後には修理(キーボードとマザーボードを繋いでるケーブル交換)をしてくれると言うのです。そのうえ、私のMBPのディスプレイは表面のコーティングが剥がれて汚いのですが、それも無料で交換してくれるとのこと。じゃあ、お願いします!!

とはいえ、ここはフランスです。Apple Storeが世界標準のサービスを提供しているとしても、過度に信用してはいけません。何度となく連絡を入れつつ、夕方5時過ぎには取りに行くからねと念を入れます。そして夕方、会議が終わってから取りに行くと15分ほどで完成品が返却されました。キーボードもトラックパットも復活です。ああ・・・よかった・・・ディスプレイまでとっても綺麗になっています。しかも作業代のみで10€。

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黒光り

少しだけ復活したものの、まだ熱っぽいです。でも何か食べなきゃ・・・とホテルに向かっていると見つけたのが、お寿司やさん。冷蔵庫がHoshizaki製で、職人さんが日本人ぽい顔つきです。しかもここは海からも近くて実は魚が新鮮なのかもしれない。Aix-en-Provenceまで来てお寿司?という声が聞こえてきそうですが、高熱の後に見かけた日本食の魅力ってば、すごいんです!!

あー美味しかった。

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とっくりは見ないで!

え?期待したAix-en-Provenceの記事じゃない?ええ、わかります。私だって普通の記事が書ける人生を送りたいのに、なぜか違う方向にずれて行くんです。

 

 

 

 

“フランス語キーボード” への6件の返信

  1. Aix-en-Provence,普通なら風光明媚な南仏の光景を思い浮かべるのですが,Apple Storeにフレンチ配列キーボード,おまけに和食処,なんか違うって思ったのは僕だけでは無いはず.目の付け所がブロガー向きだと思われます.美味しいロゼワインは堪能されましたか.

    1. LiLAっくまさん(もはや素直にお呼びするしかないのでしょうか・・・)、私の目から見ても確かに風光明媚なところでした!ちゃんと他の記事で、Axi-en-Provenceっぽいのも書きますので、お待ちくださいませ。ロゼワインもいただきました。美味しかったです〜。でも気づきました。ロゼワインの写真がありません。発表のことは、、、聞かないでください・・・。

  2. そうそう、LiLAっくまさんのいうとおり、目の付け所が常人の域を脱しているところが「ウィーンの森の物語」を面白くしてる。だから日々の出来事が往々にして常人の域を脱してしまうのは、そういうものだと思って、そのまま素直に受け入れましょう。オリジナリティーとは(無い人が言っているので迫力に欠けますが)きっとそういうものです。地中海なんて近いんだから風邪を治してそのうちまた出直せばいい。

    1. gonneko先生、時々ちょっとずれちゃうみたいですが、私は自分自身をすごく常識人だと思っています。うーーん。でもお中元もお歳暮もしたことがありません・・・。やっぱり非常識人なのでしょうか。結局、地中海の水に触れることはできませんでした。遠目に見ただけで終わりました。地中海、いつか是非ご一緒しましょう!何かまた良い学会とか、ありませんでしょうか〜。

  3. 常識人であることは認めます。無犯罪証明書を開けて読むと「この人は日本で犯罪を冒した記録はなく、穏健な常識人であり危険では無い」ってきっと書いてありますよ(でも開けちゃダメですよ)。要するに、目の付け所と一部行動がとてもユニークなんですね。その点、LiLAっくまさんと同じと言えばわかるかな〜。

    1. gonneko先生、確かに常識人だとは思っているのですが、振り返ると(自分の人生をはじめとして)結果的におかしなことになっているという認識は持っています。でも・・・画面の向こうのLAから「一緒にしないでください」という声が聞こえてきそうです・・・。笑

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