ウィーン近郊でいちご狩り🍓: オーストリアの「Erdbeerfeld」を初体験してきた

この時期、ウィーン近郊を自転車で走っていると見かけるイチゴ🍓やプラム🍑などの露店販売。その脇には農園が広がっていることがあってずっと興味がありました。しかし、ウィーンで発症した白樺 x フルーツアレルギーのせいで、大好きだったイチゴも1時間に1個くらいのスピードでしか食べられなくなってしまい、切ないのであまりイチゴ情報に触れないようにしていました。

そんな折、先週、ウィーン近郊郊外在住オーストリア人とサイクリングの話をしていて話題に上がったいちご狩り🍓。私がよく走るルートに近いTulln方面にあるというお勧めのイチゴ🍓農園を教えてもらいました。

写真や口コミをみるとすごく良さそうなので、いろんな人に情報共有。でも私自身はフルーツアレルギーなので行くとしてもイチゴジャムを作る分を採るくらいしかできないなぁとぼんやり思っていました。



オーストリアでイチゴ摘み(いちご狩り)初体験

週末、いつものサイクリングコースを走っていて、そういえば・・・と思い出した教えてもらったいちご狩りができるおすすめの農園の話。改めて場所を調べてみると、いつものルートの折り返し地点から8 kmほど西に行った場所。せっかく教えてもらったし、まさにシーズンだし、アレルギーで食べられないにしてもどんな場所なのかちょっと見ておきたいなぁと思い向かってみることにしました。

地図を見ながら多分この辺りなんだけど・・・と思うも、ただの平原が広がる風景です。どこだろうと思っていたら目に入った赤と白のストライブのテント。うん、あれに違いない。

ところで、ビニールハウスはどこにあるの?と思った私は純日本人。日本では「いちご狩り」といえばビニールハウスの中で食べ放題というイメージが強いですが、オーストリアでは広々とした露地の畑で栽培されているものを収穫するようです。

なんか面白そう。

思えばこの時点から若干の冷静さを失っていたのかもしれません。

ここでは入場料は取られず、自分で摘み取った分だけを量り売りで購入するスタイルのようです。カゴやバケツなどを持っていない人は数ユーロで籠を購入します。(自分で入れ物の持ち込み可)

なんかめっちゃ面白そう。

何も考えずに提示された大きなカゴを選択。この時点ですでに何らかの計算能力を失っていました。

「右側の奥の方に赤い🍓のが多いからそちらに行ってみてね。」

とのこと。

いざ。畑へ。

イチゴがビニールハウスから出て地面から生えている・・・。

逞しいイチゴ達だな・・・。

などと思いながら、一つくらい味見したってバチは当たらないかと、小さい実を摘んで齧ってみると、めっちゃ甘くて美味しい!太陽に温められてほんのり暖かくて甘くて。これはちょっとした感動です。

俄然やる気が出てテンションも上がります。

あっち向いてもこっち向いても葉っぱの隙間から真っ赤なイチゴ🍓の実がちらりと覗いています。「食べて〜🍓」と呼びかけているかのようです。かつてギョウジャニンニクの「食べて〜🍃」という声が聞こえると言った奇人を、だんだん笑えなくなってきました。

小さな真っ赤な実もあればまだ育っていない白いく小さいのもあります。

葉っぱをかき分けると稀に奥の方に大きな実が寝転がっていることもあり、宝探しのようで楽しくて時を忘れて没頭してしまいます。葉っぱをかき分けていると腕がチクチクしますが、それどころじゃないくらい楽しい。

ほんの5分ほどで籠はこんな感じに。

10分後。

30分ちょっとで籠は満タンになってしまいました。

満タンのプリプリのイチゴ達。


摘みすぎたイチゴを乗せて

この日は新たに購入したサドルバッグを試してみようと準備をしていました。長距離数泊旅行に備えてリュックを軽くしたいと思い、新たにサドルバッグを購入したのです。いつもはリュックにエマージェンシーキットやチェーンロックを入れて背負って走っていますが、この日はこんな感じで自転車にサドルバッグを取り付けてリュックなしで出かけたのでした。

摘んだイチゴは全部で2.8kg。18ユーロほどでした。

お会計を終えたところで現実に戻ります。

どうすんのこれ。

どうやって持って帰るの。

すごい重いんだが。

サドルバッグに全部入るんか。

なんで今日に限ってリュックを背負っていないんだ。

後先考えずにテンションが上がってしまった大人達は現実に戻り呆然とします。

それよりも私は腕が痒いんだが。よく見ると両腕にチクチクと毛虫に刺されたような蕁麻疹のような斑点が腕中に広がっています(画像省略)。かゆい。かゆい。めっちゃかゆい。痒い!!!(後で調べるとイチゴの葉や産毛に含まれる微細な棘・毛によるかぶれと判明。)

そもそもなんでイチゴアレルギーなのにこんなに摘んだん。

でもそれより何とかしてこのイチゴ達を連れて帰らなければ。

籠ごとサドルバッグの上に乗せてみますが、不安定で落ちてしまいそうです。なんとかしてサドルバッグにイチゴを入れようと四苦八苦。仕方なくサドルバッグに入っていたものを一旦全部取り出し、タオルとウィンドブレーカーに半分ずつのイチゴを包んでなんとかサドルバックに全部収まりました。

入りきらなかった生ニンニクとレインウェアはサドルバッグの上にくくりつけました。しかしイチゴの重さでサドルバッグがたわんでタイヤに当たりそうなうえに自転車も重みでバランスが悪く不安定です。慎重にゆっくり走行で出発します。

のろのろ走行。ウィーンまでまだ30kmは走らなければなりません。

途中の休憩場所にて、夕焼けに輝く生ニンニク。

無事に2.8kgのイチゴを連れて帰宅し、サドルバッグから取り出してみると、強く縛りすぎたせいか一部のイチゴにちょっとダメージがありました。つまみ食いしながらダメージのあるイチゴをジャム用に仕分けました。

不思議なことにこのイチゴ達、私のアレルギー症状がかなり軽くて結構食べることもできました。

オーストリアのいちご狩り🍓初体験、楽しかったです。

幾つになっても新しいことは楽しい。

楽しいことを発見するのが楽しい。


Erdbeerfeld Zeiselmauer Zachhalmelの場所

ウィーン近郊の Zeiselmauer にある Erdbeerfeld Zachhalmelというイチゴ農園は以下の場所にあります。ウィーンからは電車ならS Bahnに乗って1時間ちょっと。他にもこのグループのイチゴ農園がTullnerfeldの駅前など4件ほどあるようです。

公式HP:https://zachhalmel.info/
営業時間: zum Selbstpflücken von 8-19 Uhr geöffnet (期間中は午前8時から午後7時までセルフピッキングが可能)
料金:入場料無料、籠代3ユーロ(自分でバケツ持ち込み可能)、イチゴは量り売り。
注意:現金のみ。 週末は人が多いので朝のうちに行くと良いと教わりました。この日は午前が雷雨だったため午後でもかなり良い実が残っていました。アレルギーのある人は長袖推奨。

もちろん、ここまで行かなくてもウィーン近郊には他にもたくさんのいちご農園があります。他も同じような露地の畑のようです。

2026年6月13日現在、まだ小さな実がたくさんあったのであと数週間は収穫が楽しめそうです。

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