せっかくの夏晴れの週末。しっかり汗をかいて、最後は湖に飛び込みたい。
そんな日に行きたくなるのが、オーストリアの湖水地帯Salzkammergutです。
ハイキングにするか、サイクリングにするか。どの湖をつなごうか。毎晩、地形図やサイクリングマップを眺めながら計画している時間もまた楽しい。
そして7月末の今回選んだのが、Wolfgangsee–Mondseeをつなぐ約60kmの周回ルートです。
Salzkammergutとは
Salzkammergut(ザルツカンマーグート)は、オーストリアのザルツブルグの東側に広がる湖と山のリゾート地域です。Mondsee、Atterseeなどのエメラルド色の湖、言わずと知れたHallstatt、南にはアルプスの山、Dachstein、太鼓の昔から人間が暮らしてそうな水辺の町が複数あって見どころ満載の場所です。アウトドアでも湖でのヨット、ダイビング、クライミング、マウンテンバイクなど、ありとあらゆるスポーツを楽しめる場所でもあります。
この辺りの湖畔はほぼ全て訪れており、過去にもMondsee-Irrsee、Attersee-Mondsee-Wolfgangseeなど複数の湖をつないでサイクリングをしてきました。
Wolfgangsee-Mondsee 周回 サイクリングルート
今回は、やっぱり夏に訪れて泳ぎたいWolfgangseeとMondseeの二つをつなぐ60kmの周回コースを設定してみました。
WolfgangseeとMondseeは公共交通機関と自転車の組み合わせではアクセスしにくい場所にあります。Bad IschlやAtterseeから自転車で走るのが一般的。特にこの2026年夏は、Bad Ischl方面に下る電車が路線工事のためバスの代替運行になっていたり自転車を積載できないようで要確認です。とりあえずはサイクリングの場合は車でのアクセスがお勧めです。
今回のサイクリング概要
走行距離:60 km
かかった時間:3.5時間弱(ランチや休憩含めると5時間ちょっと)
天候:晴れ、気温28-30度
レベル:登坂そこそこあり、車道走行あり(お子さん向けではない)
注意:フェリーでの移動があるため時刻表を要確認。2026年版の時刻表はこちら。
Traunseeを抜けてWolfgangseeへ
Traunseeのいつもの道を抜けて、Wolfgangseeに向かいます。左に見える岩山がTraunstein。Traunsee湖畔の有名な山ですが登山ルートはかなりテクニカルで、気軽に登れる山ではありませんので要注意。

Wolfgangseeを半周
Wolfgangsee沿い北側のいつもの駐車場からサイクリングスタートです。戻ってきたら即SUPができるよう、湖畔東側の駐車場の一つです。初めは街をいくつか抜けて、湿地帯を通ります。

湖畔に出るとこの景色。向かいにはSchafbergの山を眺めながらエメラルドグリーンの湖沿いを走るのこの風景。この湿地帯周辺の自転車道はじゃり道ですが、そのほかの場所ではしっかりとした自転車道が整備されていて快適に走行できます。特に湖畔南側は、Wolfgangseeの向こうにSchafbergを眺めながら走れる、とても気持ちのいい区間です。


Wolfgangseeを半周してSt Gillgenの街で戻りのフェリーの時刻表を確認。30分ー1時間に一本はフェリーが出ています。
St. GilgenからKrotenseeという小さな湖までは登りです。峠を越えると、Mondseeに向かって長い下り。気持ちよく加速していきますが、50km/hを超えると私はもう十分怖い。100km/h近い速度で山を下るプロのロードレーサーは、やっぱり別世界です。






Mondsee周回
坂を下るともう次の湖、Mondseeです。こちらもとても綺麗な色の湖です。Wolfgangseeに比べると湖畔西側のMondeseeという街以外は、周りに観光地になるような街が少なくて静かです。駐車場も少ないので遊べる場所は限られていますが、自転車で走るのはとても快適。


湖畔の北側は車道を走る区間が長く続きますが、景色は最高です。最後にちょっとだけ丘を登って農家をすり抜けていく区間があります。去年走ったときは体力オバケと一緒だったので、「もしや無駄に山を登らされていたのでは?」と疑っていたのですが、今回走ってみたら本当に正しいルートでした……。




Wolfgangseeへの戻り
MondseeからWolfgangseeに向かって今度は登りです。登りきったところで、再びWolfgangseeの湖畔に降りて、フェリーに乗ります。Wolfgangseeの北側の半分は道路がなく登山道しかありませんので、自転車で湖沿いをそのまま周回できる道路がないため、ここはフェリーでSt. Wolfgangに向かいます。フェリー乗り場の浅瀬にはお魚いっぱい。ちょうど良いタイミングのフェリーに乗ることができました。そんなに頻繁にフェリーが出ているわけではないので、時刻表はよく確認しておきましょう。

フェリーに乗ってSt. Wolfgangまでは30分ほどです。SUPを楽しむ人たちの脇をすり抜け進んでいくフェリー。

St. Wolfgangの街のフェリー乗り場に到着したら、街を通り抜けていきます。もっとゆっくりと過ごしたいくらい、相変わらずの繁盛ぶりの可愛い街です。

ちょっと入り組んだところにある塩屋さん。あらゆる種類の塩が売っていて、ここの塩飴が大好きで、夏場のハイキングに重宝しています。途中のスーパーで再びのみのを調達して駐車場に戻りました。

実際に走行したルートは以下の通りです。

WolfgangseeでSUP
60km走って駐車場に戻ってきても、まだ一日は終わりません。終わらせません。自転車を片付けたら、今度はSUPを湖へ。

まずはSt. Wolfgangの町の脇まで行ってから、対岸に横断して浅瀬でのんびり泳いだりリラックスタイム。


対岸の浅瀬にSUPを置いて、ビールを飲んだり泳いだりお喋りしたりの至福の時間。


またSt. Wolfgangに戻って、夕焼けを背に駐車場まで戻ります。

すっかり日が暮れるまで遊びました。ウィーンに戻ったら午前様。こんな風に遊ぶことができる仲間と時間と環境がいつまでも続くと良いのに。


